対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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月刊「囲碁」休刊

2012-04-13 22:55:55 | 棋書
そういえば月刊「囲碁」が今月休刊になって、
その様子がどんなだったか取り上げていなかった。
先日書店で休刊前最終刊2012年5月号を閲覧。

「また会う日まで!」
みたいな形で大々的に休刊を宣言するのかと思いきや、
パッと見、休刊するのがわからない、
いつも通りの表紙にまず驚いた。
特に特別な付録もなし。

付録といえば名局細解も本因坊戦リーグ河野臨vs結城聡戦で、
こういってはお二人には申し訳ないけれど、
こちらも掉尾を飾るという雰囲気はなし。

雑誌の中身にいってもその傾向は変わらず、
小林覚プロの「ザ・手筋」、石田芳夫プロの「勝敗はヨセで決まる」では、
いつも通りに淡々、淡々と解説され、いつも通りに幕。
辛うじて休刊を感じさせるのは呉清源先生の講座、大矢プロの講座の最初と、
坂井秀至プロの講座の最後で休刊を惜しむ声が載せられていることぐらい。

極めつけはどう締めくくるのかと注目された巻頭特集、
「ワールドKENカップ」のアマプロトーナメントだが、
何と2回戦第1局というこの上なく中途半端なところで打ち切り!

一応、観戦記の最後には「KENワールドカップ」は「つづく」とはあるのだけれど、
それって、日の目はみないということ!?
読者としてはせめて誠文堂のHPで続きが観戦できれば嬉しいだろうが、
あのHPのレベルを考えると期待が薄そう。

まぁ、休刊というのは喜ばしいことではないし、
大々的にやるようなものでもないだろうが、
50年続いた雑誌がホントに静かに、かつ唐突に一度幕を降ろすことに、
休刊に至る事情の裏側の、闇(?!)の深さを感じた。
休刊の記事をネットで読まなかったら気づかなかったかもしれない。

あと気になっているのは1~5月号の名局細解が、
あとでまとまった形で出されるのかだけれど、分量的に難しいか?!