対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

新刊棋書情報「新版基本手筋事典」

2011-06-17 23:55:15 | 棋書
6/20に発売と今日、日本棋院からアナウンスがあった
山下敬吾プロの「【新版】基本手筋事典」だが、
既に一部の書店には出回っている。

記述は青木勝、協力に孔令文プロ、桑本晋平プロ。

パッと見「随分、分厚いな」と思ったが、
これはこれまでの「基本○○事典」が
上下二巻本だったのに対して、
今回の「【新版】基本手筋事典」が一巻のみであるため。

全体は
「攻めの部」(12章)
「守りの部」(10章)
と大きく2部に分かれ、
更に各章ごとに20型から30型程度の手筋が示される。

勿論中身は全面改訂されているわけだが、
イメージとしては藤沢秀行先生が書いた、
旧版の下巻をやめて上巻だけに絞り、
そこに基本死活の手筋を足したものという感じ。

旧版も満足に読んでいないので
テーマ図の重複などはわからないが、
旧版と同じく「活碁新評」や「碁経衆妙」「官子譜」
「玄々碁経」といった古典から多く取材している。

日本棋院からの売り出し文句には、
「問題集としても使える」とあったが
基本レイアウトも旧版と同じ。
各型1ページで最上段にテーマ図、
その下段に正解と失敗などを3図で解説している。

ただ旧版と違いテーマ図の横に「ツケ」とか「ハネ」とか
正解の筋を示す表記がなくなったことが、
あるいは「問題集としても使える」の意味だろうか?

またそれとは別に各章の頭に2ページ程度で
解説する手筋の狙いのポイントを解説している。

手筋と呼ぶには曖昧模糊としているものが多かった
旧版の下巻の大半をバッサリとなくしたのは賛否両論ありそうだが、
一冊になった、そのまとまりの良さは確かに魅力。

一方、周囲の条件次第で手筋は毒にも薬にもなるので、
全くテーマ図と同じ形が出るということは少ないく、
タイトルの「事典」としての使い方はちょっと難しいかも。

旧版にも言えるが「基本」といえども
読みこなすにはネット碁有段者以上の棋力は必要。

個人的には問題を解くということに固執せず
章毎に何度も繰り返し眺めて、
発想のヴァリエーションを増やすと同時に
整理するという使い方をオススメしたい。

新刊棋書情報「究極の定石発想法 PART1」

2011-06-16 23:15:15 | 棋書
これも既に見かけてから半月ぐらい経っているので、
最早、紹介の旬を過ぎた感じだけれど、
「即戦力の手筋」に続く薫鉉(チョ・フニョン)流実戦囲碁講座、
「究極の定石発想法」のPART1が出ている。

物々しいタイトルだが、
とりあえずPART1の中身は極普通の定石カタログ。

星の定石を8型、小目(目外し)の定石を4型、
そして複合定石と題して、
下のようないわゆる「カナボーの一つ覚え」で発生する
定型の中の1型を紹介している。



「最新」とあるが韓国の昔の本を翻訳した本なので
実際はいずれも2000年前後に発売された、
李昌鎬プロの「世界の新手・新型」(日本棋院)、
加藤正夫プロの「世界の新手・新定石」(河出書房新社)などで
既出の「近年の型」ばかり。
今となっては新味はあまりない。

よって現状では値段と比較的豊富に掲載されている
韓国での実戦例以外に魅力は乏しいが、
「全部で20型を紹介する予定」のうち、
本書で既に13型を紹介している。

あるいはPART3辺りで、タイトルから連想される
「自然に定石が打てるような発想法」
が示されたりすれば、評価が覆るかもしれない。

碁石の腕時計?

2011-06-15 22:15:55 | 雑談
きゃれらさんにタレコミいただいた
セイコーインスツル社の時計、その名も「GO」。

なんじゃ!コリャ!
カッチョエェ!

特に黒バージョン
シャレでなく、実際に碁石をイメージした時計とのこと。
じゃあフレームは那智黒(違)!?

でも画像でみる質感はそれに近いですね。
よく手入れされた碁盤と碁石って、
私は本当に美しいと思うのですが、
その艶やかさがよく表現されていると感じます。

また時計もアナログというのがまた渋い。
シンプル・イズ・ビューティフル
碁打ちの心理をよく掴んでいる。

デザインした深澤さんは囲碁を打つのかしら?
そして何故に今、囲碁!?

それはともかく…ほ、欲しい…。
3万円から4万円かぁ…。

追々また記事にするつもりなのですが、
今、iPadを購入したのがキッカケで
物欲がかってないほど高まっている今。
財布がぁ…財布がぁ

棋書情報「即戦力の手筋 PART2・3」

2011-06-14 19:55:15 | 棋書
これも紹介し損ねてしまったが、
薫鉉(チョ・フニョン)プロ著「即戦力の手筋」の
PART23も既に刊行されている。

PART2
第1章 定石後の死活と急所(2)(20題)
第2章 手筋のテスト(1)(22題)
第3章 石を取るテクニック(1)(27題)

PART3
第1章 石を取るテクニック(2)(3題)
第2章 定石後の死活と急所(3)(30題)
第3章 手筋のテスト(2)(38題)
第4章 一合枡の研究

PART1を紹介した時には記載しなかったが、
「定石後の手筋と急所」では問題の下に
元となる定石の手順が掲示されている。

また今回初めて気がついたことなのだけれど、
他の問題が解説の3図を1ページでまとめているのに対して
PART1の第2章からPART3の第3章までは
3図を2ページで掲載している。

つまり2図掲載のページが1ページと
1図掲載のページが1ページというレイアウト。

では1図のページの残りはどうかというと、これが空欄。
図が大きい反面、贅沢というか無駄なページの使い方だと思う。

ページ数の都合上、仕方ないレイアウトなのかもれないが、
上下2冊で十分な内容を3冊に水増しした感じで悪印象。
棋苑図書は1冊がリーズナブルなので
そんなことを言うのは申し訳ないけれど…。

内容としては普通の基本手筋問題集。
レベルとしてはネット碁初段前後に丁度いいと思う。

棋書情報「石の生存・石の孤立」

2011-06-13 19:55:55 | 棋書
紹介のタイミングを逸した棋書を、
遅ればせながら紹介する。
それがこの「棋書情報」。

今回、紹介するのは誠文堂新光社の
「石心・初段への基礎作り」シリーズ2冊目、
石の生存・石の孤立」。

構成は相場一宏。

第1章「石の除去」(74ページ)
第2章「石の生存」(20ページ)
第3章「石の孤立」(34ページ)
第4章「石の相剋」(14ページ)
第5章「石の弾力」(26ページ)

物々しい章題に面食らうが、

除去」=「取る」、「生存」=「活きる」
孤立」=「切断」、「相剋」=「攻め合い」
弾力」=「コウ」

という意味らしい。

もっと平たくいうと本書は基本手筋の教科書だ。
大体1ページ部分図だと4図、全局図だと2図というレイアウト。

石の形・石の位置」とは違い、
死活など割とハッキリ効果がわかるものが多い。

私は「手筋は問題集より先に教科書で学ぶべき」と思っている。
本書の解説はちょっと古風然としたところもあるが、
まずはオーソドックスな内容だし
タイトルと章題と表紙と値段が気にならなければ(汗)
まぁ、一つの選択肢として考えていいかなと感じた。

私はタイトルと章題と表紙と値段が気になる(汗)ので
「買いますか」と言われたら「買いません」が…。

6/12の「囲碁将棋フォーカス」と「NHK杯囲碁トーナメント」

2011-06-12 15:15:55 | 雑談
今日の「囲碁将棋フォーカス」。
「フォーカス・オン」のコーナーは、
先々週に引き続き「世界アマ囲碁選手権島根大会」の特集。

私は外出していて観ていないけれど
先々週と同じというのは
大会からちょっとスパンも開いているし、
「ちょっとネタ切れ気味かな」
という気がしないでもない。

何もわかっていない私は日本代表の平田さんが
ノルウェーに負けたという「結果だけ」聞いて
「うーん」と思っていたけれど、改めてテレビで拝見して
83歳代表は「やっぱり凄いな」と思うと同時に反省した。
もっと若い人は奮起しなきゃならない。

NHK杯囲碁トーナメントには鈴木歩プロが登場ということで、
カナボー中野プロの講座そっちのけで、録画の準備。

奈穂ちゃんのブログで、
作り碁になったというのはわかってしまったが、
ミソがつくのを嫌って今日まで話題にしませんでしたよ。
惚れてますやろぉ」(謎)

写真からは「細かい碁」ということしかわからなかったので、
形勢がハッキリするまでハラハラしながら観ていた。

ニギって歩様の黒番。



白1に黒2とノビたということは、
白11黒13白12黒A白Bのコウがあることを歩様が知らないはずはないので、
黒がコウにくるのを誘っているということだろう。
黒2とノビないでコウを避ける順もある。

白3からコウ材を作って白11を決行したが、
黒は右下の得に満足して白11・13と突き抜きを許す。

プロの選んだ30の定石 アマの好きな30の定石」によると
部分的には2003年に同様の進行を蘇プロが打っているようだ。
実戦の損得はわからないけれど、あまり真似はしたくないな(汗)。



競り合いになり中盤、
鈴木プロが黒1白2黒3とデギったところで
白の今村プロが「ギョッ」とした顔になった。
強打ということだろう。

ただ今村プロの白6も解説の横田プロが
「気づかなかった」という妖しい手。



白16に対しては黒17ではなくAと謝った方が、
白18が利かず良かったのではないかと横田。

白20と包囲してきたのに対して
黒21から2子を捨てて先手でつながったが、
その反動で白△の一団が強くなり、
黒△の一団に一方的に寄り付かれる形に。
何か歩様の誤算があったようで、
ここから今村プロのペースとなった。

あとは「世界一厚い碁」今村プロの
寄り付きの上手さを鑑賞するのみ。

どこかで「やらかして」くれないかと
期待して(ごめんなさい)ずっと観てましたが、
ああやって寄り付いていくのね。

結果は白4目半勝ち(涙)。

先々週の千瑛ちゃんの碁
移動しながらワンセグで断片的に観戦したが
乱戦の末負けてしまったし、
これで事実上、私の今期のNHK杯は終わった(汗)。

TOKIOが囲碁

2011-06-11 22:55:55 | 雑談


先月末に「どこでもベープ未来」のCM
TOKIO囲碁対局をしていることを紹介したが、
リーダーが影になって右下半分が見えないけれど、
わかる範囲で局面を再現したところこんな感じ。

…って、おいらはもっもさんか!?

見えない範囲があるし、序盤のようなので
棋譜の整合性についてはなんともいえない。

ところで製品名「どこでもベープGO!未来」って
囲碁(GO)とかけているんでしょうか?
それとも…おいらのHNからとった(違)?

第4回宝酒造杯東京大会1に参加してきた【まとめ】

2011-06-10 05:55:55 | 雑談
つづき

サビしさを…紛らわすように見知った人がいないのをこれ幸いと
試飲コーナーで「白壁蔵」を飲みマクリマ・クリスティ。

さらに酒の勢いで、また「診断コーナー」に乱入!
今度は「脳年齢」をチェックしてみた。

ランダムに分散している番号を
順番通りにみつけて押していくというもの。

結果は…お酒が入っても27歳
見た目通り若い若ぁい



うん!
若いボクらには夢がある
実際の年齢はそれより上です。
いつかきっとわかってくれるだろう(謎)。

ということで表彰式を横目に、ここでおヒラキ。

ちなみに賞品はコチラ。



第1回の時と中身は同じだけれど
箱が足りなかったのか第1回の時は
代用品だったことが判明した(笑)。

これで通算成績は

第2回(秋) 初段戦 ×○○○○(4勝賞)
第3回(春) 二段戦 ○○○××(4位/3勝賞)
第3回(秋) 二段戦 ○○×××
第4回(春) 初段戦 ×○○○○(4勝賞)

うーん、準優勝だったらシンメトリーなのに惜しい(笑)!
それにしても2年前から成長していないんかい!

と、一応ツッコんでみたが、
裏街道だったこともあるだろうけれど
2年前の初段戦より全然余裕があった。
いつもは大会を終えたあとはグッタリ…となるけれど、
今回はそういうこともなし。

今の手ごたえとしてはやはり2段戦の方が面白く、
このまままた秋に初段戦に出るのは
ちょっと居心地が悪いなとも感じている。

ただ初段免状を実力でとって「天下初段」を名乗りたい気持ちもあるし…。

段級位認定大会辺りに出て、初段免状は他でとってしまおうか…。