対局日誌

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新刊棋書情報「死活と手筋の急所」

2011-03-29 22:15:55 | 棋書
MYCOMからの新刊は林海峰プロの「死活と手筋の急所」。

元は同じMYCOM囲碁文庫で発売されていた「すぐに役立つ実戦死活の急所
すぐに使える実戦手筋の急所」の2冊を1冊にまとめたもの。

さらにいうと上記2冊も成美堂出版から出ていた本の再版だったと思う。
まぁこの手の本は決して古くはならないのでノープロブレム。

第1章 死活編・死活の原則と考え方
第2章 死活編・隅の基本死活(15型)
第3章 死活編・辺の基本死活(10型)
第4章 死活編・研究問題集(50問)
第5章 死活編・実戦における死活(10型)
第6章 死活編・名作詰碁の鑑賞(10問)
第7章 手筋編・どんな手が手筋か(20型)
第8章 手筋編・打ち込みと手筋(10問)
第9章 手筋編・攻め合いの手筋(30問)
第10章 手筋編・ヨセの手筋(20問)
第11章 手筋編・問題集 ここに手がある(30問)

1章は死活の概論。
4・6・7~10章が問題集。
2・3・5・7章が解説編となっているが、
問題集として使えないこともない。

ただしキッチキチに文章が詰まっているので、
レイアウト上、答えが見えてしまう可能性があるのは覚悟。
4章と8・9【3/31追記】・10章は1ページ2題形式。
解答は2図。

2・3・7章の型が少なく感じるかもしれないが、
類型も含めて1型とカウントしているの実際はもっと多い。



また第5章は上の図のような形で、
白からどんな手があるかを説くといった内容。

2分冊当時のタイトルの通り、実戦に頻出する形を詳解しており、
即効性を求める読者には質量共に満足の内容と思う。
特に死活の方がエッセンシャル版「基本死活事典」といった趣きで有効そう。

こういう死活・手筋集を持っていないネット碁3段ぐらいまでの人は
購入して何度も繰り返し熟読すれば、相当な力になる。


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