書店で「囲碁のお薬手帳」という本をみつけた。
誠文堂新光社の本。
特筆すべきはアマチェアの書いた本ということ。
著者の高橋一雄氏が囲碁年鑑などを調べて、定石のその後の変化や打ち込みの変化をまとめたものらしい。
久々に誠文堂が意欲的な本を出したかと思ったが、開いてみてその読みにくさに驚いた。
まずサイズ19cmの本の1ページに2図という構成は、図が小さくて見えづらい。
そして著者は辞典的なものをイメージして書いたと思うのだが、索引があるわけではない。
通し番号らしきものはあるが、これは当然といえば当然。
唐突に定石が掲示され、その変化の羅列がはじまる。
解説も言葉が足りず、分かりやすいとはいえない。
こういう本ほど編集者の丁寧なサポートが必要だと思うのだが、著者のスクラップ的な内容を、そのまま本にして出した感じだ。
とても読者のことを考えて書いた本とは思えない。
使いこなすには自分でポストイットで索引を作るとか、補足をいれるとかする必要がある。
その点はまさしく「お薬『手帳』」そのもの(汗)。
「良薬は口に苦し」というが、苦い割には効果は薄いように思う。
誠文堂新光社の本。
特筆すべきはアマチェアの書いた本ということ。
著者の高橋一雄氏が囲碁年鑑などを調べて、定石のその後の変化や打ち込みの変化をまとめたものらしい。
久々に誠文堂が意欲的な本を出したかと思ったが、開いてみてその読みにくさに驚いた。
まずサイズ19cmの本の1ページに2図という構成は、図が小さくて見えづらい。
そして著者は辞典的なものをイメージして書いたと思うのだが、索引があるわけではない。
通し番号らしきものはあるが、これは当然といえば当然。
唐突に定石が掲示され、その変化の羅列がはじまる。
解説も言葉が足りず、分かりやすいとはいえない。
こういう本ほど編集者の丁寧なサポートが必要だと思うのだが、著者のスクラップ的な内容を、そのまま本にして出した感じだ。
とても読者のことを考えて書いた本とは思えない。
使いこなすには自分でポストイットで索引を作るとか、補足をいれるとかする必要がある。
その点はまさしく「お薬『手帳』」そのもの(汗)。
「良薬は口に苦し」というが、苦い割には効果は薄いように思う。
読みずらいというのは同感です。
前書きなり目次なり、それなりに本の体裁というものがあるだろうに、コスト削減のためなのでしょうか。
余裕が無いという印象を受けました。
誠文堂は囲碁そのものに意欲を失っているように思えますが。
「やっつけー」的な印象を強く受けました。
著者の人はこれで満足だったのかなぁ?
もうしそうでないなら自分の本なのだから、もっと編集者に強く注文をつけるべきだった気がします。