対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

【vs三村プロ 3】「大垣会チャリティー碁会」に行ってきた【5】

2011-04-20 21:55:25 | 棋譜
つながらない碁的HPに代わって(?)、奈穂ちゃんカウントダウン

つづき

みんみんさんからコメントをいただきました。
ありがとうございます。

【参考図1】


まず実戦図1の黒10(参考図1黒A)では、
上の参考図1黒1と打ちたいとのご意見。
確かに根拠を確かめつつ白石の根拠を睨んで、立派な手と思います。

ただ猿十番碁でも度々述べているように、
私は序盤でこういう手があまり浮かばないのです。
必要な時にも除外してしまうので問題なところもあるのですが…。

似たような手では、この局面で黒Cのコスミツケは少し考えました。

ただその後、白D黒Eで白Fのサシコミを睨まれてつまらなさそうと判断。
その黒Cよりは黒1は良さそうな手です。

しかしそれだと白2とかその辺りに打たれて、
天元黒△の石との関連性が薄れるのを嫌いました。
もっともその後、この天元の石をクサらせているので何をかいわんやですが(笑)。

よってここは頭を出すというのが基本方針です。
黒Aは鈍足な印象でもありますが、
そこは指導碁初体験ゆえ恐る恐る一歩一歩ということで…。

これで黒Bと足を伸ばすのは、ちょっとヨミが入っていないと打てないです。
白に仮に上辺を補強された後、適当な形があるかどうか?
足がはやいですが私の棋力には不相応かもしれません。

【参考図2】


続いて実戦図2黒13(参考図2黒A)で参考図2黒1と打ちたいとのこと。

なるほど。大きく手を広げて相手を誘うわけですね。
三々などに入ってくれば、実戦より効率的にまとまるのが強み。
この場合白は白2でしょうか?
黒3辺りに受けさせて、将来白Bの低空飛行などを狙ってくるのかな?

一方で白△の一団が不安定なので、
白2とはやってこないかもしれない。
その場合は黒2でしょうか?

実戦図3の黒9で左下三々というご意見ですが、
最初の参考図同様、中々こちらに手を戻すのは棋風に合わないこともありますし、
この黒9と打ったことにはとりあえず後悔はないです。

ただツギ方がこれで良かったのかという迷いと、
その後の黒11が一貫性がなかったという悔いは少しありますが。

【参考図3】


実戦図4白14で白15(参考図3白1)は「ない」というご意見。
その理由として上の図を挙げられ、
次に黒Aや黒Bの狙いがあるからというお話ですが、
正直、黒Aや黒Bから黒の具体的な手か私にはみえません。

そもそも参考図3で白3とツイでくれるなら
黒4でなく黒5とマガって、この一団の石は取れていると思います。

【参考図4】


よって私がむしろ気にしていたのは参考図4白3。

ここで黒5と応じると、今度は白4とツガれ、
参考図3で次に黒Cとノビた勘定になってしまいますから、ここはヌク一手かと。
そこで白5(他に打つ手もある?)と打たれると
Aのところはカケ目ですからより眼形が乏しそう。
実戦よりこちらの方がずっと嫌です。

ただ三村先生は白14を打つときにほとんどノータイムでしたから、
あるいは確かにここはこう打つ「形」なのかもしれません。
でも具体的な裏づけが欲しい…。

【実戦図5(87~113手まで)】


さて昨日の続き。
実戦に戻って…。
実戦図5白1と動き出すのは当然。
ここで黒2とユルめるのが読み筋で、
黒10まで一本道とはいえ我ながらしっかり打っていると思います。

ただ白11が利きになるのは考えておらず
「取れるかも」という雑念が吹っ飛びました。
あるいは先に黒11に先着するべきだったかもとも思いましたが、
そのタイミングはなさそうですし、実戦は自然。

白19も上手いものだなと。
ただし黒21とツグ白20で簡単に白が生きると対局していた時は読んでいたのですが、
それだと白に生きはないです…ね?
黒21なら白Bでセキ生きでしょうか?

よって読み違いながら黒20は正しい…はず。

白25にも悩まされました。
黒27とこちらをツグと攻め合いになりそうで怖い。
ただ白27の両アタリもミエミエ。
さてどちらにするか…。
今みれば、どちらでも良さそうですね。

ともあれ白27と両アタリさせる変化を選択し、
さてどちらをツグか…です。

(つづく)