対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

4/3の「将棋の時間」「囲碁の時間」【NHK杯囲碁トーナメント開幕戦 前編】

2011-04-08 22:15:55 | 棋譜
12:30からの「NHK囲碁トーナメント」。

聞き手は今年も万波奈穂プロ。
ちょっとセットが新しくなったのが目を引きます。

開幕のカードは謝依旻(シャ・イミン)プロ対瀬戸大樹プロという華やかな組み合わせ。

先日女流名人を防衛し、女流三冠を堅持、
女流タイトル最多記録を更新した謝プロは説明の要はないでしょうが
一方、瀬戸プロも初参加だった本因坊リーグで、
見事残留と次代の関西棋院を担う若手イケメン棋士。

一般棋戦3大リーグ入りを狙う謝プロとしては、
実際にリーグで活躍する瀬戸プロクラスに
勝てるようにならないと道は開けませんし、
一方、瀬戸プロにしても更に上を狙うには、
女流棋士に足元をすくわれる訳にはいかないという点で注目です。

単純な実力では瀬戸プロ有利とみていましたが、
ただ瀬戸プロは「負ける時は、何もしないで負ける」という時あるのが気がかり。
そしてこの日の瀬戸プロは「悪い方」の瀬戸プロでした…。



握って謝プロの黒番。
黒のミニ中国流を白堂々と受けたのはいいのですが、
黒にドンドン地合を先行されて、白はどう厚みを生かすかが問われる布石です。

解説の前期優勝者、山田規三生プロが「独特」と評したのが、右辺中央下のほうの黒△。
白の厚みを「厚みでない」と主張し、逆に攻める感じで厳しい。
ちなみに右辺中央情報の黒△と白△の交換はないほうが良いかもしれないのだそうです。



左下で白の一子を飲み込み、左辺の一団が安定したところで黒優勢とみます。
ここで白△と右辺の黒に迫ったのが、規三生プロ曰く「早すぎたかも知れない」とのことで、
その後アッサリ黒にシノがれ、右下の一団が反動で薄くなっては黒勝勢。



ただここで黒△と更に追求したところでは「厳しい」としながらも、
規三生プロは「そこまですることないのでは」とやや否定的でした。
ただ白も△とワタリにいったのをみて何だかガッカリしました。
白優勢とみているならわかるのですが、非勢なら消極的ではないでしょうか…?

玄人からすると「素人が何をいうか」でしょうが…。