実戦図1
先に進もう。
白124から白126は多分、
「何となく切れそう」という感覚での着手と思うが、
現実には黒127・129でトラレ。
まぁここも読んでいたから放置していたわけではない。
ここも偶々そういう手でウカっていたというのが危なっかしい…。
ともあれここらで初めておおまかな目算をして、
コミも入れれば黒が優勢であると認識した。
もっともここからがちゃんとまとめられないのが、
私の最大の弱点であるのだけれど。
そしてその弱点が早くも盤上に出現。
黒133が火種の原因か。
これが形と思ったが、正しくはどう受けるのが一番味が良いのだろう?
前にも書いたとおり
弱そうなところをhexaさんが突かないはずがなく、
白146から148とこられて、
さぁ、シンキングタイム!である。
ここが本局で両者が一番時間を使ったところ。
いわゆる一合マスの形であり、
「一合マス飲んだらコート着れ」
…もとい「コウと知れ」という知識はあった。
ただ一番オーソドックスな一合マスに比べると、
Aに白石がない点と黒133に石がある点、
更にダメが大分空いている点で黒の条件が良さそう。
だから最善ならば「生き」じゃないかと考えた。
もっとも白にもBのところがつながっていないという狙い目があるが…。
参考図1
今日も電車の中で目を閉じながら再検討していて、
一瞬黒1で簡単なイキだったのではないかと考えた。
2の点と3の点が見合いで一眼出来そう。
しかし白2にはまた4と5が見合いと考えたが、
良く見ると白6でコウだ。
参考図2
黒3とこちらをツイでも白6のところを切られると、
これはナカデの形だ。
意外や黒1で2の方からツキあたっても、
ほとんど同じ展開になりそう。
実戦図2
だから実戦ではここまで整理できていたわけではないが、
ツキアタルのは危なそうという読みはあり、
オーソドックな一合マスにも使われる黒149を採用した。
参考図3
ここで黒1と打てば白2の抜きには黒3で、
これはコウの形だが4手以上のヨセコウで生き。
最初こう読んでいた。
実戦図3
白Aの抜きがないならば、黒155と打ったほうが
「ガッチリしている」だろうというのが実戦の着手の主張。
しかし黒157を考えているうちにとんでもないことに気づいた。
参考図4
つまり黒1と打てば参考図3に戻る。
そこで白Aと打ってくれれば参考図3のようにほぼ無条件イキ。
参考図5
ところが次に白1と抜かれると、
黒2以下、五目ナカデで取られてしまうではないか!
よって黒2ではコウにするよりなくなる。
実戦図4
よって黒157と抜いたというわけ。
尚、ここまでの思考プロセスは感想戦時にはスッカリ忘れていたけれど。
整理すると黒155で156にツイで、
参考図3の形を目指すのが最善だったのかなぁ?
ただ私はこの結果はダメが多いので、どこかで黒Aと黒Bと連打出来れば
オシツブシのイキではないかと誤認。
参考図3とあんまり変わらないと楽観していた。
つまりもう囲碁歴5年なのに、万年コウを全く理解していなかったというわけ。
もっとも私の記憶する範囲では、
私の実戦で万年コウが出来上がったのはこれが初めて。
万年コウと真面目に向き合ったのも初めてである。
先に進もう。
白124から白126は多分、
「何となく切れそう」という感覚での着手と思うが、
現実には黒127・129でトラレ。
まぁここも読んでいたから放置していたわけではない。
ここも偶々そういう手でウカっていたというのが危なっかしい…。
ともあれここらで初めておおまかな目算をして、
コミも入れれば黒が優勢であると認識した。
もっともここからがちゃんとまとめられないのが、
私の最大の弱点であるのだけれど。
そしてその弱点が早くも盤上に出現。
黒133が火種の原因か。
これが形と思ったが、正しくはどう受けるのが一番味が良いのだろう?
前にも書いたとおり
弱そうなところをhexaさんが突かないはずがなく、
白146から148とこられて、
さぁ、シンキングタイム!である。
ここが本局で両者が一番時間を使ったところ。
いわゆる一合マスの形であり、
「一合マス飲んだらコート着れ」
…もとい「コウと知れ」という知識はあった。
ただ一番オーソドックスな一合マスに比べると、
Aに白石がない点と黒133に石がある点、
更にダメが大分空いている点で黒の条件が良さそう。
だから最善ならば「生き」じゃないかと考えた。
もっとも白にもBのところがつながっていないという狙い目があるが…。
参考図1
今日も電車の中で目を閉じながら再検討していて、
一瞬黒1で簡単なイキだったのではないかと考えた。
2の点と3の点が見合いで一眼出来そう。
しかし白2にはまた4と5が見合いと考えたが、
良く見ると白6でコウだ。
参考図2
黒3とこちらをツイでも白6のところを切られると、
これはナカデの形だ。
意外や黒1で2の方からツキあたっても、
ほとんど同じ展開になりそう。
実戦図2
だから実戦ではここまで整理できていたわけではないが、
ツキアタルのは危なそうという読みはあり、
オーソドックな一合マスにも使われる黒149を採用した。
参考図3
ここで黒1と打てば白2の抜きには黒3で、
これはコウの形だが4手以上のヨセコウで生き。
最初こう読んでいた。
実戦図3
白Aの抜きがないならば、黒155と打ったほうが
「ガッチリしている」だろうというのが実戦の着手の主張。
しかし黒157を考えているうちにとんでもないことに気づいた。
参考図4
つまり黒1と打てば参考図3に戻る。
そこで白Aと打ってくれれば参考図3のようにほぼ無条件イキ。
参考図5
ところが次に白1と抜かれると、
黒2以下、五目ナカデで取られてしまうではないか!
よって黒2ではコウにするよりなくなる。
実戦図4
よって黒157と抜いたというわけ。
尚、ここまでの思考プロセスは感想戦時にはスッカリ忘れていたけれど。
整理すると黒155で156にツイで、
参考図3の形を目指すのが最善だったのかなぁ?
ただ私はこの結果はダメが多いので、どこかで黒Aと黒Bと連打出来れば
オシツブシのイキではないかと誤認。
参考図3とあんまり変わらないと楽観していた。
つまりもう囲碁歴5年なのに、万年コウを全く理解していなかったというわけ。
もっとも私の記憶する範囲では、
私の実戦で万年コウが出来上がったのはこれが初めて。
万年コウと真面目に向き合ったのも初めてである。