対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

新刊棋書情報06/09/01訂正

2006-09-01 21:15:55 | 雑談
今朝紹介した「徹底研究!打ち込みの攻防」ですが、「よくある基本的」な打ち込みは前半の3分の1ぐらいでした。
後半3分の2は、打ち込みの実戦例(鄭プロの?)からの出題。
テイストとしては結城プロの、「ウチコミ大作戦」(河出書房新社)に近いでしょうか。
初手から問題図までの手順も、掲載されていますし…。
結城プロの本よりは大衆的なかほり。

お詫びして訂正し、ワンランク上の評価を送らせていただきます(汗)。
すみませんでした。<鄭プロに

新刊棋書情報06/09/01

2006-09-01 07:55:24 | 棋書
フローラル出版から有段者特訓塾シリーズの最新刊として「徹底研究!打ち込みの攻防」という本が刊行された。

著者は鄭銘コウ(王ヘンに皇)プロ。
「ゾーンプレス」「王様」のメイエン先生の弟さんということしか知らない。
本の紹介履歴によれば、院生師範を勤めてらっしゃったようだ。
将来が嘱望される黄イ祖プロのお師匠さん。
ちなみにメイエン先生には、さらに日本棋院にもう一人、鄭銘キ(王ヘンに奇)プロという弟さんがいらっしゃる。

正直、辺の「打ち込み」に関する本は古今東西腐るほど出版されていて、入手に困らないテーマの一つ。
ニーズが高く、内容的にも書きやすいのだろう。
扱っている問題図も、極めて基本的な事柄ばかり。
そのためまた新しく本書が刊行される意義は、ほとんどない。

ただ解説はとても丁寧で、候補手一手一手を愚直に拾っていて、なかなかにわかりやすい。
丁寧さや図の豊富さということでは、現在刊行されている打ち込みの本の中では一番かも知れない。
その文、問題の量は多少少ないが。
全く打ち込みの本を所持していない棋客ならば、購入検討の候補としても良いだろう。

何より対外的には無名の棋士が、本を出版したことを評価したい。
この丁寧さが鄭プロの力量か日本棋道協会の力量かは不明だが、もっと自分しか書けないような企画で本を出版すれば、面白いものが出来るかも知れない。
そういう期待を少し感じた。