対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
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世界的「キレちゃった」人後日談

2006-09-06 00:55:53 | スポーツ
nipparatさんの「切れる人」という記事に呼応するかのように、文字通り世界中が注目する大舞台で「キレちゃって話題になった人」のニュースが入ってきた。
言わずと知れた2006年ドイツW杯の決勝で、頭突きをかまして退場したジネディーヌ・ジダンその人である。
キレるスケールとしては、スポーツにおいて空前絶後だろう。

このショッキングな場面は、イタリアのマテラッティ選手の挑発への報復。
だがその挑発の内容は様々な憶測が飛び交う中、両者の沈黙によって謎に包まれたままだった。
が、ついに先日マテラッティが、イタリアの新聞紙にその挑発の内容を明らかにしたというのである。

曰く、

(プレーを妨害するために、ユニフォームを引っ張るマテラッティに対して)
ジダン「そんなにユニフォームが欲しいなら、試合後にやるよ」
マテラッティ「それならアンタの姉(妹)の方がいい」
(ブチッ!)
ジダンヘッド!

あ、ありえねぇ!
余談だが、ジダンヘッドは1998年フランスW杯で、あのブラジルすら沈めている強烈な一撃である。

このマテラッティの話が真実か、どうかは考慮すべきだ。
でもウソを言ってもすぐわかるのだから、恐らく真実と思われる。

私は姉妹がいないので、この時のジダンの心理はよくわからない。
また日本文化、日本語からするとしょうもないオチに思えても、外国文化や外国語で捉えると思わぬ意味が生じる場合もある。
さらには私の知らない個人の事情だってあるのだろうから、軽々しく解釈すべきではないのかも。
ちなみに一時、挑発の内容が「テロリスト」というものであったと噂されたが、これはジダンがアルジェリア系移民の子であることと連鎖すると、歴史的に大変な侮辱になる。
ちょっとアルジェリアの勉強になった。

それでもあれだけ世界を騒がせただけ結末がこれというのは、やっぱり天地鳴動鼠一匹の感が否めない。
それだけにリアリティがあるのだけれど。

そしてこの「えー、ユニフォームよりキミのネェちゃんが良いなぁ」という挑発。
何だか「野球碁聖」nipparatさんが言いそうではないか(笑)!?
見事なそのリンクぶりに、何だか吹き出してしまったというのが、この記事を書いた動機である。
私の動機と本記事もまた、かなりしょうもない。

でも本当にジダンのユニフォームより、姉が良いぁ(ボソ)?
マテラッティはジダンに姉がいるのかどうか知らなかったらしいけれど…。
一方、W杯決勝での退場と引き替えにしたジダンも、凄いシスコンに思える…。