対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

「孫子」と「三十六計」

2006-06-28 05:15:42 | 雑談
「孫子」と「三十六計」の違いについては、他の方にはどうでも良い些細なこと。
この二つの書については中高生の頃だったか、興味を持って読んだので、ついついキーボードを叩いてしまったというわけ。

「孫子」は海音寺潮五郎氏の著作がキッカケだったと思う。
孫武とその子孫、孫濱を題材にした小説。
以前は孫武の存在には疑いの眼が向けられていたのだが、この本を読んだ後にどこかから竹簡か何かが発掘され、その存在が認められたニュースに大いに興奮した。
それまではもう少し後の、戦国時代に活躍した孫濱が「孫子」の本当の作者で、孫武は伝説に過ぎないのだと言われていたのだ。
ちなみに三国志の「呉」を建国した孫堅は、この末裔とされている。

三十六計第二計「囲趙救魏」は孫濱の発案…、というのが小説の中のワンシーン。
そこから「三十六計」にも興味が広がった。

このように三十六計の方は、中国の有名な戦史が多く題材に含まれているので、そのエピソードを読むだけでも楽しい。
「連環計」なんて三国志が好きな人はニヤリとするはずだ。

どちらも人生に役立つ教訓に満ちていて、読んでいて飽きない。
「論語」より実際的だし平易。
下手なビジネス書より、ずっと普遍性に富んでいる。

解説した本は多く出版されているし、囲碁にも役立つので機会あれば読んでいただきたい。