対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

W杯第4日

2006-06-13 20:09:55 | スポーツ
同点に追いつかれるまでは、
「すわ、マイアミの奇跡の再現か?」
と、期待を抱いていましたよ。
能活の当たりモードといい、幸運な先制点といい、圧倒的守勢といい酷似。
「ジーコの神通力はこれほどまでも!」
と、軽い畏怖の念を抱いたくらい。

これで勝ったら「カイザースラウテルンの奇跡」だったでしょうね。
語呂は悪いが。
それでも無様でも神頼みでも、予想外でもいいから、勝って欲しかった。

この状況をここまで引っ張ってから突き落としたのが、サッカーの神様の罰なのだろう。
やるせない気持ちで一杯だ。

アマが強くなれない一つの言葉

2006-06-13 01:00:10 | 雑談
タイトルは武宮先生の著書をパロったモノ。

囲碁用語はあまりロジカルでなく、姿形を感覚的に表現したものが多いが、中でもアマ諸氏を悩ませているのが「厚み」という単語だろう。
多義的に使われることが多いし、「これが」と明快に図で示しにくいのが一因か。
囲碁を始めて1年半が経つが、未だに全然この言葉の意味が掴めない。
あるいは1年半で理解しようと言うのが、図々しいのかも知れないが。

「全くこんな言葉があるから、全然上達しないんだ」
と不当な怒りを覚えての今回のタイトルだけ思いついたのだが、さていざ「厚み」について書こうと思っても理解していないのだから、トンと筆が進まない。

幸い偶然にも、図書館から借りてきた芸の探求シリーズ第1巻「華麗藤沢秀行」に、「厚み」ついての簡にして明な一文があったので拝借してお茶を濁すことにする。
本の中程にある特別講座「厚さとその利用」より。

1. 形が厚い
石の働きに無駄がなく、欠陥がない。
欠陥があれば「薄い」形だし、石の働きを十分に発揮していなければ「コリ形」である。
2. 外勢が厚い
代償として与えた実利と釣り合うか、それ以上の働きが期待できる。
将来、与えた実利以下の働きしか期待できなければ「アマい形」だし、攻めの対象となりそうな外勢なら「薄い形」だ。
3. 地合が厚い
追い込まれるおそれのない局勢。
あるいは追い込みがきいて勝局に結びつけることができそうな形勢。
その逆は「薄い形勢」だが、ふつうはほとんど使わない。

対比となる言葉が列挙されて、少しスッキリした。
これなら趙十段が提唱する「地を持った石は厚い」も全然おかしくはない。

しかし一方で外勢、局勢、形勢とまたスッキリしない単語も登場。
これはナンゾヤ?
また今村俊也プロの「世界一厚い碁」とは1、2、3のどれを指すのか?
新たな疑問も登場。

いっそ、1、2、3で別の用語を用意した方が良いのではないだろうか?

アマの悩みは尽きない…。