goo blog サービス終了のお知らせ 

対局日誌

ネット囲碁対局サイトでの、私の棋譜を記録していきます。
全くの初級者がどう成長していくか、見守ってください。

棋書情報「有段者の一流戦法」

2012-01-19 22:55:15 | 棋書
ちょっと前に出た本を遡って紹介する、それがこの「棋書情報」。

今回は棋苑図書の薫鉉実戦講座「有段者の一流戦法」を紹介。
既に123全て刊行済み。

出る度にボロボロに貶している本シリーズ。
今回もタイトルは「?」だけれど、
シリーズの中では比較的まとも
要するに韓国のプロの実戦から取材した「次の一手問題集」だ。

問題図までの手順も掲載されているし、
そこで示される一手も「さすがプロ」。
何の変哲もない構成だけれど、
碁盤に並べながら読めば、布石、手筋の勉強になると思う。

棋書情報「実戦的な定石の使い方」

2011-12-30 17:55:55 | 棋書
刊行からスパンが空いてしまったけれど、
一応「こんな本が出ているよ」的なお知らせコーナー。
それがこの「棋書情報」。
イベントのレポで随分後回しになってしまったからねぇ。

今日紹介するのは「実戦的な定石の使い方」。
著者は小長井克プロ。
同じく日本棋院から出版された
打ち過ぎ撃退法」「布石、その後の攻防」の姉妹編。

後回しになったのは、それだけポジティブな評価でないためで、
前著、前々著と似たような問題点を抱えている。

私はジョバンニ(序盤の鬼)で自称しているので、
比較的定石にとらわれて打っていないつもりだったのだが、
第1章「構想力を試す」第2章「ここでどう打つ」が
で解説されいる問題をいくつか解いてみて、
まだまだ定石から縛られていることに気づいた。
私の嫌いな「選択式次の一手」形式であるのはとりあえず目を瞑り、
気づきがあった点で、本のタイトルに沿った第1・2章はそこそこ評価。

ただそれが続かないのが悲しいところで、
第3章「教室の生徒さんのQ&A」…。
「オイラは教室の生徒さんじゃない!」(辛っ!)
生徒さんの質問が自分も知りたいことなら参考になるけれどねぇ。

そして第4章「置碁・虎の巻」…。
「え?これ置碁の本だっけ?」

前々著にも書いたけれど、一生懸命作っているのはわかるのだけれど
「教室での経験から出たテーマを思いつくままに書いた」
という感じで本として、もう一つまとまっていないんだよなぁ。

ここまでくると単純に小長井プロのスタンスが
私と合わないということなのかも。
タイトルのテーマとの違いに過剰に反応せず、
「そういうもの」と割り切って読めば、
とりあえずレベル的には初段にちょっと届かない人
…辺りに参考にはなるかと思う。

新刊棋書情報「ひと目の手筋 レベルアップ編」

2011-12-29 09:55:15 | 棋書
MYCOMからのもう一冊の新刊は趙治勲プロの
ひと目の手筋 レベルアップ編」。
構成は同じく朴道純。

「ひと目」ということで私ならサラサラ…
解けないといけないのだが、
実際は「ウッ」と詰まることもしばしば。
流石「レベルアップ編」ということにしておこう。

事実「ひと目の手筋」より難易度はアップしている。

1ページ1題。
黒先統一、ヒント付き。

第1章 攻め(40問)
第2章 攻め(50問)
第3章 攻め(40問)
第4章 守り(50問)

攻めの問題が多いのは前から書いているように、
攻めの手筋の方が見た目の効果がハッキリしやすいからと思われる。
「手筋問題」は「詰碁問題」と違い、
まず「どういう手筋をこの問題は意図しているのか」
ということから考えなければならないので、
個人的には相対的に難しいと思う。
その分、部分的な「手順」を問われるので、
詰碁よりは即効性が高いが、まずは
ひと目の詰碁 レベルアップ編」から取り組むのをオススメする。

新刊棋書情報「シマリの急所 小目の一間、大ゲイマジマリ編」

2011-12-27 22:15:15 | 棋書
イベントのお話は昨日でウ・チ・ド・メ♪

さてMYCOMからの今月の新刊は溝上知親プロの
シマリの急所 小目の一間、大ゲイマジマリ編」。
タイトルなげぇよ。

前著「シマリの急所 小目の小ゲイマジマリ編」の
好評を受けての発売と思われる。
まぁ「小ゲイマジマリ編」だけだと
それはそれで据わりが悪いけれど(笑)。

タイトルの通り扱うテーマが「小目の小ゲイマジマリ」から
「一間ジマリ」と「大ゲイマジマリ」に換わっただけで基本構成は一緒。
…さすがにテストはなくなったようだけれど。
ということで、特に追記することはない。

それぞれのシマリに対する手のつけ方を、
ケースに分けて良く整理し、まとめてあると思う。
本書の知識はネット碁高段者には必須。
しっかり読んで理解すれば低段以下にも勿論、有益。

構成の朴道純氏は最近いろいろな本に関わっているけれど、
こういうカタログ的な本に最も力を発揮出来るタイプと思う。

新刊棋書情報「三連星の基本戦略」

2011-12-08 22:55:15 | 棋書
MYCOMの11月新刊のもう一冊は「三連星の基本戦略」。
著者は蘇耀国プロ。

三連星については布石の中でも比較的本にしやすく、
これまでも度々、解説した本が出版され、
システム化もある程度進んでいる。



しかし今回出た本ではそのパターンをさらに狭め、
上の図のように白のカカリに対しては黒7の一間バサミと決め打ちし、
それ以降の白の応手に対する変化や攻防例に
多くの紙面を割いているのが特色。



実際、一間バサミはアマ低段までは一番人気。
誰しも上の図のような布石は一度は出会って、
あれこれと悩んだことはあるはず。
この局面の戦い方に関しても、
ここからかなり手を進めて解説している。

1ページ全局図2図。
各章末にはまとめも掲載。
となれば、構成担当は朴道純(笑)。

実戦ではどうなるかわからない攻防についても
細かく打ち方を指示しており、
「こんなに先の変化なんて役に立つの?」
と思ってしまうような部分もあるけれど、
実際にこの本を相手に熟読されたら嫌。

地にカラい棋風の人には向かないが、
三連星は相手側からは避けにくいし、
何か得意戦法を持ちたい攻撃思考という人には
よいガイドブックになるのではないかと思う。

ちなみに「巻末に実戦例があればなぁ」と少し思ったが
担当の人も同じことを考えたけれど、
本で書かれているような変化が
蘇プロの実戦になかったため断念したとのこと(笑)。

確かにプロが打つにはちょっと単調な布石ではあるが、
その分、アマが真似しやすいといえる。

新刊棋書情報「1週間でぐんぐん強くなる!やさしい死活特訓200」

2011-12-06 20:15:55 | 棋書
ちょっと遅くなってしまったが11月のMYCOMの新棋書の紹介。
今日は「1週間でぐんぐん強くなる!やさしい死活特訓200」。
著者は郭求真プロ。

やさしい死活特訓200」の姉妹編ということだが、
前著の印象は薄く、正直そんな本があったことすら忘れていた。
刊行時に書いた自分のレビューをみて、ようやく少し思い出したくらい。

本書も「布石特訓」と同じく全体を7章に分けて、
1週間が読み終えられるような構成になっている。

1日目 欠け眼(30題)
2日目 ダメヅマリ(30題)
3日目 生きる急所(25題)
4日目 死活の基本手筋(30題)
5日目 死活の応用手筋(25題)
6日目 テスト(30題)
7日目 卒業問題(30題)

1ページ1題、黒先統一。
かなり大き目のヒントがあり、
いやでも目に入ってしまうのは賛否の分かれるところか?
3日目までの章題もかなりのヒント。

総じて問題は本のタイトル通りやさしく、
ひと目の詰碁レベルアップ編」と同等か、ちょっと難しい程度か?
最終日の卒業問題でも考え込まされる問題は少なかった。
同じ郭プロが出した「至高の詰碁」「求真詰碁」「死活の極意」の
Cクラス以下の問題が並んでいると考えればいいだろう。

他の郭プロの詰碁集と同様に
関連問題を「リンク」として案内しており、
解けない問題はリンク先を復習することで
解決に繋がるよう工夫されている。

問題がやや実戦形から外れている感じもするが、
大体手筋一発で決まるものがほとんどなので、
初段を目指す級位者、あるいは有段者の基礎固めに
比較的オススメ出来る問題集と思う。

囲碁未来

2011-11-07 23:55:55 | 棋書
ブックオフにいったら近年の「囲碁未来」が棚にあった。

「そういえばkyonchnさんが『10数年前の囲碁未来は』と
 限定して評価していたけれど近年のはイマイチなのかしら」
と気になったのでチェック。

…うーん、確かに私の持っている1998年の頃の方がいいかも。

というのは級位者には難しそうな講座がチラホラあったから。
「3子局の打ち方」というのは級位者に必要かどうか微妙だし、
「並べてみよう」という講座は
1譜40手ぐらいで1局並べるというものだが、
全く「解説がない」というところが疑問。
冒頭に「敢えて」と書いてあるし、
その意図に全くうなずけないわけではないけれど、
やっぱり級位者には解説なしで1譜40手も進む棋譜を並べるのは
ちょっとシンドイようにも思う。
この部分はiPadで棋譜再生機能がついているのかな?

一方で「あと一手で終局の局面で目算しよう」というコーナーは
練りこめば個人的には良講座の予感。
題材は7路盤ぐらいだったと思うので難しくはないし、
ヨミきりの快感も味わえる。
福山さんも書いていたけれど、
終局がよくわからないという初級者は多いですからね。

また巻頭カラーグラビアのページは、
私がもっていた時より棋界情報が充実していてマル。
しかしこの限られた薄いページの中で
漫画に4ページ、ライトノベル(?)連載に
2ページを割いているのは、ちょっと使いすぎ。
この内容で600円ちょっというのは、
ちょっと勧める自信がなくなってきた。
iPad価格でギリギリというところか?
碁ワールドよりは良いと思いますけどね。

新刊棋書情報「石のハサミ方 集中講義」

2011-10-26 22:55:55 | 棋書
棋歴6年、幽玄の間3段の私だけれど、
実は未だハサむのもハサまれるのも苦手。



ジョバンニだからこういう場面では、
「ハサマなきゃ男じゃない」
というのはわかっているのだけれど、
こと最近は、それを承知で黒Gとか受けてしまう。

まぁ、尤も最近は左上は黒Hのケイマにシマるし、
右下は星ですがね。



例えばこういう進行になった時に、
黒白どちらも持ってもあまり自信がない。
こういう競り合いのコツというのが未だわからないのだ。

というわけで今月MYCOMから
石のハサミ方 集中講義」という本が出ると聞いて
もしやこの悩みが解消されるかも…と少し期待していたが…。

実際に手に取った感触は半分期待はずれ半分、
思ったより良かったところ半分というところ。
著者は小林覚プロ、構成は朴道純。

期待はずれは上記のようなケースに対して、
大体、上記の場面で打ち切って、
「白石は弱い石が2つもあるので大変」
という結論で締めくくっている点。
「それはわかっているんだけれど、
 打ちこなせないんだよぉ(涙)!」

思ったより良かったのは、
狭いハサミ、広いハサミに関して、
大雑把ながら使い分けの指針が書かれている点。

ちょっとマユツバな理由付けのような気もしないではないが、
一応、一つの指針として参考になるのではないかと思う。

本書は他にも「ハサミで注意する7つのポイント」として、

ハサむべきか否かを見極める
狭くハサむか広くハサむか
一石二鳥のハサミを逃さない
迷った場合は、高いハサミ
援軍がいない場合は要注意
受けたあとは、広めにハサむ
反撃が怖い場合は、狭くハサむ

といったことが例題つきで取り上げられている。

最後の章では小林プロ愛用の
「(星にケイマでかかってきた時に)一間高バサミ」を詳解。
本当のことをいうとこの部分を、
小目や他のハサミ方にまで広げて
解説してくれるのを期待していたのだが…。
その点も不満といえば不満。

ただ「ハサミへの苦手意識」を少しは解消してくれそうなので、
一度、通して読んでみたいとは思う。

新刊棋書情報「ひと目の詰碁 レベルアップ編」

2011-10-25 22:15:15 | 棋書
久々の「ひと目」シリーズ、
ひと目の詰碁 レベルアップ編」が発売された。
構成はいつものように朴道純。

第1章 生き PART1(50問)
第1章 死に PART2(40問)
第1章 生き PART2(52問)
第1章 死に PART3(38問)

1ページ1題、計180題。
黒先統一で、解説は2図と、
ひと目の詰碁」と基本構成は一緒。

レベルアップ編ということで、
ひと目の詰碁」「もっとひと目の詰碁」より、
難易度は若干上がっており、
特にちょっと難しい問題やヒッカケのある問題は、
「答えを見よう」「ヒッカケの手筋」とマーキングされて、
あまり考えずにドンドン解くことを促している。

が、どれも基本死活ばかりなので、
有段者ならばマークに関係なく「ひと目」といきたい。

私も勿論、ほとんど悩むことなく…、
解いていたら、ちょっと間違えちゃった♪
てへ♪

大体、「第一感の死活」と同レベルか若干やさしい程度か。
ちょっと難易度に対して解説が2図では足りないかも。

ネット碁入段を目の前にした級位者や、
有段者のウォーミングアップに好適。
まぁ、これは外しようのない内容と思う。

ただこのレベルの問題集は出揃っている感じもするし、
実際、問題も他の本でよくみる問題が多いので、
むしろ書店で見かけなくなった「ひと目の詰碁」を
再々版した方が喜ばれたかも知れないと、
ちょっと思ってしまった。
でもまだAMAZONで「ひと目の詰碁」買えるのね。

新刊棋書情報「李昌鎬囲碁マニュアル1」

2011-10-24 21:55:15 | 棋書
ここのところ韓国の本しか出していない棋苑図書。
その最新棋書は「李昌鎬囲碁マニュアル」と銘打った一冊だが、
普通の基礎定石・布石・基礎死活・基礎手筋の総合だ。

それぞれについてカタログが4、5型最初に並べられ、
続いて例題、そして練習問題という流れは、
なんら今までの本と比べて目新しいところはない。

いきなり李昌鎬の実戦総譜が2譜割で掲載されているのが、
他と違うといえば違うが、対戦相手の名前がないし、
本のレベルと不釣合いでかえって悪印象。



また定石のカタログの中の最初で、
上の白4の単ビラキが「白Aと打たなくてはダメです」と
バッサリ切り捨てられていたのには苦笑してしまった。

そもそも黒Bを嫌って白4と打つ手法は、
韓国が流行らせたんじゃなかったですか(笑)?
まぁ、確かに最近はあまりみないし、
初級者には「スベリが正解」と言い切った方がわかりやすいとは思うけれど。

基礎は大事。
特に死活や手筋の基礎が大事。
それに関しては全く異論はないけれど、
毎月毎月金太郎飴みたいな本が出されるのをみると
ホント、ウンザリしてしまう。