奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

行基会大祭に行きました

2019年03月23日 | 色々・モシクハお勉強
昨日はお水取り(修二会)初日を堪能し、今日は今日とて喜光寺三昧です♪

大和西大寺まで電車で行って、下車後テクテクと歩いて喜光寺へ。
ここら辺も何年かぶりに歩くたびに景色が変わっていて、
すっかり迷ってしまいました(笑)
それでも「→菅原神社」「↑喜光寺」などの表示を頼りにあるいていきます。

途中見頃な梅の木がたくさんあって堪能しました。





そうこうしているうちに菅原神社が出現。


菅原神社 

ここまでくれば迷いません。
喜光寺はすぐそこです。

喜光寺の南大門に着いたら、『行基会大祭につき拝観料無料です』の看板が…。
きゃー、喜光寺ったら太っ腹!(笑)



いつもはお写経を奉納したら拝観料が無料になるってのを利用して
訪問させてもらっていますが、今日はタダか。
まあ、本日はちゃんと納経帳持ってきているし、やっていくべ。

着いた時刻が法要開始の15分前で、ちょうど本堂をお参りしたら、
「まもなく法要が始まりますので本堂にお入りください」ってアナウンス。
今きたばっかりだけど、そのまんま入っちゃっていいの?と思いつつ、
参列の人が座ってもよい場所に腰かけて始まるのを待っていました。

式の直前に人が増えて来たので、自分が座っていた列より一つ前の列に移り。
この動きは正しかったとわかるのは、もうちょっと後のこと(ははは)

読経が始まると周囲の人はスラスラと一緒に経を読んでおります。
ぎゃー。わからんぞ。
そうだ、今日はなぜか勤行集など持ってきていたんだった。
と慌ててパラパラとめくって一緒に唱えます。
(そうか、今回持っていこうと思ったのはこういうことだったのか)

で。
「散華」
きゃー。
私の大好きな散華を撒く場面です。

これが撒かれると、子供のように拾いまくってしまう私。
坊様の真後ろだったため、結構たくさんの散華が降ってきました。
私の足元には絵が描かれた豪華な散華が落ちたので、それを拾おうとするのだけど、
指紋がカサカサでなかなか取れず(汗)
一枚拾うのがやっと。

体制を立て直して上体を起こしたら、となりのオバサマに
私のバッグに乗っていた散華を「もらいますね」ってとられちゃいましたが(笑)
むーん。
「こだわらない心」「広く広くもっと広く」「これが般若心経空の心なり」が浮かび、
「どぞどぞ」と譲っちゃった私は仏心の塊ですかね違いますかね違いますね。
まだこだわっているアタリがはい。

法会の終了時には山田法胤住職からお話がありまして。
行基さん入滅したのが今から1270年前。
本来ならば仏事ですので去年が1270年忌でしたが、
今年で満1270年前ってことで、今年大祭を催すことになったとのこと。

文化庁の人から「そろそろ本尊さんの修理をしたらどうか」という話をもらったけど、
先立つものはいつの世も金です(笑)
「どれくらい金出してくれまんねん?」と聞いたら「70%かなあ」
「いやー、もうちょっとどうかなりませんの?」とごねたら「75%にあがりまして(笑)」

で、県や市にも働きかけても8割ほどにしかならないから、
「皆さんに喜捨してもらわんといかん」という話に(笑)
そうそう勧進をお願いするってのも大切なお役目ですから。

そんな中、奈良大の理事長から電話があって。
何やら奈良大で、喜光寺の仏像ってのが発見されたと聞かされ、
それを拝みに行ってきた。
ワケあって喜光寺から流出した仏さんに間違いないってことで。

ご本尊がそろそろ修理に入るとここからいなくなるので、
その代わりに四天王さんに里帰りしてもらって、
留守をちょっと守ってもらおうかなって話が出ているとか。
ほんの少しの期間ですが、ご本尊と四天王さんが揃う機関があるので、
その時にまた来てねとおっしゃってました。

でも皆さんに頼んでばかりではいかんから何かできることはないかってことで、
法胤さんのオクサマに相談したところ、お餅は無理でも、
白玉でお善哉を食べてもらったらどうでしょうってことになったので、
この法要の後、皆さんお善哉を食べて下さいねって♪
わーい。

本日の入山料は無料で、お善哉までふるまってもらうとなれば、
こりゃ喜捨もしなきゃだわさ。
私はもともとお写経していくつもりでしたけど。

本堂にて法要が終わったら、行基堂にてお参り。
ぞろぞろと法胤さんについていって、ここでもご唱和。


行基堂脇の桜は河津桜。すでに花はほころんでいました。

その後、本堂前にてお江戸からお越しのぴん助師匠による「かっぽれ」の奉納。
江戸っ子だってねえ、すし食いねえ(謎)な感じのおっしょさんと
お弟子さん三名による。おめでたい演目です。







そのあと、待ってました!のお善哉のふるまいがありました。

お写経道場の奥のスペースには食堂がありまして、
そちらでお善哉をいただきました。

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本日は喜光寺にて行基会大祭が執り行われました。 法会に参加して、善哉を頂き、 お写経勧進をして、お寿司と🍌を頂きました🍣 ウマウマ~🐱 (そういうハナシか?) #奈良県 #奈良市 #奈良 #喜光寺 #菅原寺 #試みの大仏殿 #善哉 #ぜんざい #ぜんざい大好き #写経 #お写経 #勧進 #助六 #バナナ #ナラメシ #奈良めし #奈良メシ #nara #japan #kikojitemple #kikoji #temple #sushi

karuhoさん(@karuhosan)がシェアした投稿 - <time style=" font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2019-03-02T09:03:38+00:00">2019年 3月月2日午前1時03分PST</time>




ちょっとおなかを満たしたのちに、まだだったお写経をすることに。
(順番逆やろ…)
こちらのお写経は「いろは写経」

「いろは写経」は、いろは歌を中心とした200文字たらずのお写経です。
かな文字が多いので、お子様でも写しやすく、
また単純なだけに心が文字に写し出されるお写経です。


般若心経を書くよりは確かに時間は短くて済みます(←そーゆーことかっ)
ひらがな多用なので、お子様にも馴染みやすいです。
実際、小学生のお嬢様おぼっちゃまも写経してました。

これをお納めして、お駄賃(?)にお昼ご飯を頂きました。
助六寿司とバナナ★

一階の食堂が混んでいたため、二階も空いてますよってことで
初めて二階にあげてもらいました。
そこでは、法胤さんの描いた色紙展(自画自賛展★)をやっていました。

いつもお正月に届く「喜光寺通信」の表紙になっている絵の原画が並べてあって、
まだ原画が残っているものは販売もしているとのことでした。
こういうところで浄財を募るってのもあるのですね。


そして午後は法話です。


行基さんのことを中心にしたお話。
行基さんのお墓はどこにある?
はーい知ってます、私近所に住んでましたから~。
生駒山の麓の竹林寺です。

行基さんが亡くなったのはこの喜光寺で、
遺言により母の墓のそばに埋めてねっていうことだったので、
母の墓のある一分の地へと輿に乗せて運ばれました。
そこで地名として、「輿山(こしやま)」ってのが残っているんだとか。
へー、どこだ?と思ったら、竹林寺の南西にあるあたりで、
この地で行基さんは荼毘にふされたのだそうな。

その行基さんのお墓がある竹林寺は、
今では第二阪奈道路がすぐ脇を走っていますが…ってか、
第二阪奈が作られる際に、どうやら土地を譲ったようで、
それでお金を得たためにあんなきれいなお堂が再建されたとのことでした。

確かに、初めて竹林寺に行ったときはうっそうとした草茫々の中に、
それらしき墓標があるだけでしたが、ある時からお堂の再建工事が始まり、
現在では立派なお堂が建っています。
ほほう、そういう経緯があったのか。
(お寺(堂)が再建されたのは平成9年(1997)になってから。
まさに、第二阪奈道路が利用開始されてからです)

「うちは売るもんもありませんので、皆様からの浄財に頼るしかありません」
はいはい、判っております。
お写経もせっせとさせていただきます。
「阿弥陀さんも修理に入ると5年はかえってこんし…。
そろそろ死んでもいいかなと思ってましたが、
まだ生きてんといかんなあとも思います。
まあ、喜勝(きしょう)は早よ死ね思てるかもしれませんけどな(笑)」って
副住職の高次喜勝さんをいじってました。

「まあ、ここは東大寺の大仏殿のモデルだそうなので、
東大寺にもモデル代出してーやって言いにいこかと思ってますけどな」
ははは★

「そろそろ話しも…なあ、護摩焚かなあかんし…」
と笑いをとりつつ、うまくまとめ。
一連の行事の最後は護摩焚きです。

正式には『柴燈大護摩供養』というそうで、護摩木を燃やして、
その火を鎮め、最後は火生三昧(火渡り)を行うという行事。

本堂の斜め前、夏には蓮の鉢がたくさんならんでいる辺りに、
結界がきってある中に護摩壇が作られていました。

そこにご奉仕するのは薬師寺の南都修験咒師本部のみなさま。
法螺貝を吹き鳴らして登場です。

よく、護摩木を燃やしてその火の上を渡るって映像は見てますが、
火渡りの行事を目の前にするのはこれが初めて。
ちょっとドキドキします。


しめ縄のはられた四隅へ弓矢を放って清めます


山田法胤さんが護摩壇にナムナムします

最初はなかなか火が付かなかったのですが、
燃え始めたらものすごい勢い。

木造家屋が多い日本では、火は出したら…あかんのやな…というのを
護摩壇見ながらしみじみとおもいましたわ。

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平成31年3月2日喜光寺での護摩お焚きあげ。 なかなか火がつかんと思ったら一転、物凄い勢いで煙があがって五里霧中☁🌀 火の中に不動明王を見た気がします🙏 #奈良県 #奈良市 #奈良 #喜光寺 #菅原寺 #護摩 #護摩焚き #護摩木 #行基会大祭 #行基さん #行基菩薩 #nara #japan #temple #kikoji #kikojitemple #20190302 #平成31年3月2日

karuhoさん(@karuhosan)がシェアした投稿 - <time style=" font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2019-03-09T15:10:36+00:00">2019年 3月月9日午前7時10分PST</time>



(▲マークを押してみてください)

そして火が治まってくると、鎮火促進を図ります。
ずっと壇の外側に竹の長いのが置かれていたのですが。
係の人がしきりと水をかけてまして。
何かと思ったらそれで火を叩いて、鎮火するのでした。


この長い竹竿を両方から持って


燃え炭の上をバンバン叩いて火を消します

これを何度か繰り返し、人が渡れる道を作り、
叩くことによって火を鎮め、温度を下げていくようです。


火伏せの呪文を唱えます


えい!やー!

途中年長の修験者さんが見学者の目の前で、
「ほどほどにしときぃや、ぬるかったらあかんやろ」って笑いを取ります。
火渡りなんですから、あんまりぬるかったら調子でないってことでしょうか。
足の裏が焦げるほどの熱さは勘弁なのですが。

その後、修験者のみなさまの渡りぞめ(?)
左右のもえさしからは火が、ぽっと出ている時もあるんです。
結構コワイんですよ。マジで。




ささっと渡ってゆかれます

この火渡り式。
最後は誰でも参加できます。
周囲の人も靴と靴下脱いで、渡る気満々。

わたしも最初は意気揚々とそれを待っていたのですが、
火がボウボウと、鎮火してさほど経ってないことから、
「なんか怖いなあ」「やめとくか?」と途中から参加をためらったのですが…。

山田法胤住職や、高次喜勝副住職が渡り、
一般の見学の方もどんどん渡ってゆかれ、
うーん、大丈夫か?
中には小学生くらいのお子様もたくさん。
(逆におかーさんにだっこされて泣き叫んでいるおこちゃまもいますが…)
さて、どうする?と思っていたら。

「お渡り終わった方は、足を洗ってから、お下がりのお餅もらって帰ってくださいね~」
のアナウンス。

えー、やるやる!餅がもらえるならやる!(笑)
なんか餅まきとか、餅投げとか、お下がりの餅とか聞かされると、
俄然張り切ってしまうアタクシ。
(餅を食べるのはそんなに好きではないのだけど)

ってことで、私も終盤になってようやくココロを決めて、
火渡り、してきました。

熱くなかったですよ。
いや、ホントに。
さんざん人が渡った後だったってのもあるし(ははは)

合掌して、消し炭の上を渡り、渡り切ったところにおわす不動明王様に手を合わせ、
足を洗い、てぬぐいを洗って、無事(?)餅とバナナを頂きました。
馬の鼻面にニンジンならぬ、私の鼻先にモチです。
モチが無かったら、決心鈍っていたなあ(そんなに怖かったんかいな)

本日のドキュメントインスタグラム
↓(▲マークを押してみてくださいね>パラパラアニメ風になってます)

<svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg>
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行基会大祭のクライマックス(?) 護摩焚き。 修験道のみなさんが場を清め、壇に点火し、ゲホゲホしたあと(謎)、燃え盛る火の中へ護摩木をくべて、焚きあげ、鎮火させたあとで、整地して、火渡りの行。 初めて渡りましたが、心頭滅却すれば火もまた涼し?! #奈良県 #奈良市 #奈良 #喜光寺 #行基会大祭 #行基さん #行基菩薩 #護摩焚き #修験道 #修験者 #火渡りの行 #心頭滅却すれば火もまた涼し #熱くなかったよ #いやマジで #先達が冷やしておいてくれたから😁 #japan #nara #kikoji #kikojitemple #temple #喜勝さんめっちゃ楽しそう😁 #高次喜勝 #奈良県景観資産

karuhoさん(@karuhosan)がシェアした投稿 - <time style=" font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2019-03-02T13:03:39+00:00">2019年 3月月2日午前5時03分PST</time>




はー、餅をもらった皆様はそれぞれに帰ってゆきます。
靴下はいて、靴履いて、顔をあげたら、
みんなが渡り終わった壇は、再度燃えておりました(!)
何やら燃料を投下した様子。
えー、またメラメラしてるよ。

なんだか去りがたがったのでうだうだしていたら、
堂内をパチパチ写真撮っている人がいて。
なんと、ここの本堂内は写真撮影可となっておりました。
今まで写真撮ったことなかったかも…。

しばらく阿弥陀さんにもお会いできないしってことで、
帰る前にもう一度本堂にてお参り。
そして写真もパチリしてきました。



なんか喜光寺に一日まるまる長居することになりました。
当初の予定では、昨日はゆっくり家を出てて、
薬師寺に行くのは行基会大祭終わってから行こうと思っていたのですが…。
予定の変更して薬師寺に初日に行って大正解でした。

昨日は昨日で、午前中長居をして薬師寺の水煙を眺められたし、
本日は本日で喜光寺に一日いられたし。
おかげさまで、春のお寺行事を二日続けて堪能できました。

今度喜光寺行けるのいつかなあ。
5月1日かな。
(大謎)

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2 コメント

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新着よりお初に・・・ (yo-サン)
2019-03-23 23:42:49
失礼致します。
久々に大和路の春の風物詩を堪能させて頂きました。

>大和西大寺まで電車で行って、下車後テクテクと歩いて・・・

もう、かれこれ・・十年前、同じようなことを。

また、ゆっくりお訪ねさせて頂きます。
今宵はこれにて。
返信する
どもども (かるほ)
2019-03-24 23:15:10
yo-サン
はじめまして。
ただの奈良好きで、ほぼ奈良のハナシばかりですので、
またお時間のある時に、ゆるりゆるりとご覧くださいませ。
返信する

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