奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

不思議なご縁でたくさん泣いた

2021年04月19日 | 色々・モシクハお勉強
今回は奈良の話でも、勉強の話でもありません。
ちょっと切ない話なので、「お別れ」系の話が苦手な方はとばして下さい。



春は旅立ちの季節でもあり、さよならの季節でもあります。
生きてさえいれば、いつかはまた会えるのかもしれませんが、
もう会えない命との別れは切ないもの。

私がgooブログで偶然見かけて、読んでいるブログが二つありまして。
そのどちらもが、偶然に、でもないのか、それがあるから
>読み続けていること。
どちらのブログも、「家族として動物と暮らしていて」
「その家族がずいぶんとご長寿」なこと、がありました。

そのうちの一つがブログタイトル『ANDANTE ~アンダンテ~』さん。
ブログ主さんのmillecoさんがお世話していたのが、猫さんのミルちゃん。
二十歳を越えて、堂々の21歳。
長寿も長寿。
人間に例えると猫の21歳は、90代後半。100歳近いってくらい。

ご長寿猫ってことで、うちの猫もあやかりたやって思って見ていました。
長寿猫ってことで、私がブログを読むようになった時には、
寒さよけのお洋服を着て、結構スリムになっていました。

そうですね。
命あるものはいつかはその命が終わる日がくるのです。
いささか唐突な話の展開ですが。
私自身が、そのブログを読み始めてそう長い時間はたっていない時から、
ミルちゃんの具合が悪くなりました。

そう。
どんなにご長寿猫とはいえ、その命の最後はくる。
millecoさんはつとめて明るくブログを更新されていましたが、
更新があるたびに「もしかして」と思うことも、偽らざる事実。

2021年の3月、私は忙しかった。
私は連日、東大寺二月堂のお水取りをずっとリモート参拝で夜間見てて、
3月15日までは連日、ほぼほぼこればかりに時間を費やしていました。
新聞も読まず、テレビも横目で見つつ、起きている夜間の殆どをそれに費やしました。
それがようやく15日に済み、やれやれ、日常生活に戻れるぞと思っていた時。

お水取りの期間中も、ミルちゃんの様子は一進一退していて、
どうかお水取りが済むと春が来るんだから、それまでは頑張るんだよと思っていました。

その思いが通じたのか、お水取り期間中は悲しい知らせはありませんでした。
しかし、3月18日の記事ではかなり具合の悪い感じのミルちゃんの姿をみました。

私も寒い頃(12月17日)に猫を亡くしており、
日に日に弱っていく命を見つめているのがしんどかった経験があります。

そんな中、買い物に出かけようとしている時、スマホにブログの更新連絡があり、
ミルちゃんがお星さまになったのを知りました。
しかし、タイトルを読んだだけで、中身を読む勇気がありませんでした。

3月19日の投稿で知ったことは、3月18日午後四時半に亡くなったとのこと。
17日の夜11時過ぎに危篤になり、しかし一旦その後、容体が持ちなおし。
18日に昼過ぎから呼吸が荒くなり、午後4時半に息を引き取ったとのことでした。
21歳と3ケ月のご長寿猫さん。

頑張れと心の中で呼びかけていましたが、
頑張らなくてもいいと言ってあげた方がよかったでしょうか。

その日はもう何も見たくないほど自分が落ち込んでしまい。
よそのうちの猫さんであっても、猫の死というのはいまだに
苦しい思いをするんだなと思いました。

そして、もう一件のブログが
『うさぎとベリーダンスとダラブッカ “KT Jackson LOVES Lapin”【公式】』さん。

ブログ主さんのKT Jacksonさん(勝手にKTさんとお呼びしてた)と
一緒に暮らしている動物はうさぎさんです。

私自身うさぎを飼ったことはないのですが、友達がウサギを飼っていたので、
家にウサギがいる生活ってのは見聞きしたことがあります。
東京に住んでいた時、なぜかウサギ専門のペットショップが近所にあったこともあって、
そんなにウサギさんとの生活は遠いものでもなかったため(?)、
うさぎさんとの生活ブログを読んでいました。

KTさんの書く文章がキレッキレで好きだったってのが読んでいる理由でしたが、
ご長寿ウサギさんの奇跡のような生活ってのも興味がありました。

こちらも私が読み始めた頃はすでに体が弱っており、寝たきりになっていたと思います。
それでもKTさんはウサギのマロンさんのために3時間ごとに体位交換を行い、
懸命にお世話されていました。

うさぎ界のスーパースターといっていいほどの高齢。
15歳と七か月。

3月17日にKTさんから、マロンさんの体調が悪くなった、とのお知らせがありました。
16日から体調が悪くなったため、しばらくは更新ができないかもとのこと。

え?マロンさんも具合が悪くなってしまったの?
偶然にも私が熱心に読んでいるブログの中で活躍していた猫さんとうさぎさんが、
同じ時期に体調を崩し、懸命に生きているって。
これから春なのに。
楽しい、草木が芽吹き、花が咲く春なのに。
何故?

そしてKTさんの3月19日の記事で、
3月17日にマロンさんが亡くなったことを知りました。

でもごめんなさい。
その記事を読めたのはしばらく後になってからです。

すでにミルちゃんの死を知ってしまった私は、よそ様の猫なのに、
その命が終わってしまったことが悲しくて、やりきれなくて。
KTさんから「今の時期に」発せられているメッセージは、
きっと悲しいことなんだろうと思って、
そのリンク先をクリックすることができませんでした。
ごめんなさい。すぐに読むことができなくて。

この記事を書くにあたって、ちゃんと順を追ってみたところ、
お二方からの「お別れ」のお知らせは同じ日だったということですね。
気が動転してしまって、その辺があやふやになっていたのですが。
ミルちゃんのみならず、マロンさんもいなくなったなんて。

一週間ほどはどちらの記事も、その先が読めませんでした。
怖くて、悲しくて。
一週間くらいして、ようやく、読むことが出来ました。
15年7ケ月と幾日か。長生きだったマロンさん。
寝たきり歴四か月。

病院に連れていくため、KTさんが昼に早退して帰ってきたとたん、
寝たきりだったマロンさんは、ぱっちり目を開けて、
KTさんの腕の中で息を引き取ったとのことです。

やっぱりそうだったのか。
うちの初代猫は具合が悪くなってから一か月半ほどで亡くなりましたが、
最後の日まで自力でトイレに行き、戻ってくるような律儀な猫でした。

病院通いが毎日になり、バスケットに入れて動物病院につれていっていましたが、
その日、そろそろ寒くなってきたので、
明日からはだっこして、毛布に包んで出かけるかなと思っていた日でした。

病院へ行く途中で、珍しくというか、久しぶりに「にゃーん」とひと鳴きし、
「おや、お返事してくれたの?」とたくさん話しかけて、
それがうちの猫の声を聞いた最後になりました。

昼はお日様が出ている暖かな日で、お日様が当たる場所で日中ころころ移動させて温め、
夕方に寒くなってきてこたつへ入れてあげました。

それからトイレをしに出てきて、たった1メーターの距離を歩くのがしんどく、
ヨロヨロ動いてトイレの中で倒れ込み、動けなくなったのかと思ったら、
おしっこをして、しばらく休んで、またこたつへ。

その時、私はよっぽど、早く帰ってきてほしいと、
夫にメールを打とうかと思うくらいだったけど。
猫は気丈にも、トイレから這い出して、またこたつの中へ。

夫のことが大好きだった猫は、夫の帰りをずっと待って、
9時過ぎに帰ってきた夫に安心したのか容体が急変して、
私たちが呼びかける中亡くなりました。

とーとつな自分語りスミマセン。
なんだか止まらなくなりました。
猫が亡くなった話なんて、今までしたことなかったかと思うけど。
初代猫がいなくなって12年。今年は十三回忌なのか…。

KTさんのマロンさんも、KTさんが帰ってくるのを待って、待って、
帰ってきてくれたことがうれしくて、「じゃあ」ってお別れできたんだと思いました。

動物はね、心があるから、そういうのわかりますよ。
うちの猫も、あんなにしんどかったと思うけど、夫が帰ってくるまで頑張ってくれました。
夫いわく、最後に顔を見た時、私が取り乱して動物救急に電話している時、
「じゃあ、おばさんのこと頼むね、ってポン(猫)に言われた」って言っていました。

ミルちゃんのこと、知った日に、泣いて、大泣きして、風呂で泣いていたら。
その日からうちの猫(二代目)は私に添い寝をしてくれるようになりました。
今年の冬はどんなに寒くても、夜はこたつの中の自分用の毛布の上で寝ていたのに。
もう暖かくなってきて、一緒に寝るような季節でもなくなってきたのに。
私が大泣きした後からしばらくは、私が寝る時にはやってきて、一緒に寝てくれました。
やっぱり猫にはわかっていたんだな。

そして、ちょっと経って、冷静になれて。
落ち着いて、お二方のブログも読めるようになりました。

でもでも、今でも、いなくなった事実を思って、泣いていますけどね。
そして、うちの猫のことも思い出して、いまだに泣きますけどね。

偶然ですが、同じ時期、しかも同じころに、同居のご家族を亡くされた二家族が、
とっても偶然ですが、ありましたという奇跡。
しかも私が、星の数ほどあるgooブログの中で、
たった二つしか定期的に読んでいないブログの二つともで、
家族として生活していた動物を同じころに亡くされたという偶然。
何かよほどのご縁があったのでしょう、と思うしかない。

ペットロスはしんどいですが(と、これを書き出すまで、途中で何度も中断しています)
不思議なご縁も感じました。

きっと猫もウサギも、犬も、トリも、いろんな動物たちが虹の橋を渡って穏やかに
暮らしているものと思います。
だから、こちら側にいる私たちも、穏やかに、楽しく、大切に生きていきましょう。

どうせ私もいつかは死んじゃうし、その時はきっとまた会えるはずだから。
今は会えなくてもいいよー、私は楽しかった思い出がたくさんあるから。
それだけでも十分だ。

いやー何書いているのかわからんでもないですが。
お二方とは不思議なご縁を感じました。
支離滅裂でごめんなさい。

何度も何度も、書き出しては、挫折して、書きながら、泣いて、
別にやめてもいいんじゃない?って思いながら、
でも、書かねばならん気にもなり、書き上げました。
(書き上げたからには、公開する)

millecoさんと、KTさんには、とんちんかんな文章で、
勝手に記事にされたことを不快に思われたらごめんなさい。
本来ならば、メールで直接お伝えしたい内容にした方がよかったのかもしれないけど、
こんなにも愛された猫が、ウサギが、いたというのを広めてもいいよねって思ったので。
私も泣いてないで、頑張って生きてくれた命に応えたいと思います。

泣きたい気持ちがMAXな昨今の世の中ですが。
出来る範囲で楽しく、穏やかにね。
そうじゃないと、かれらが心配するから。

たくさん笑うために、たくさん泣こうと思いました。




コメント (9)
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