奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

いつか感じた空気感

2021年01月07日 | 色々・モシクハお勉強
今日は何の日。
昭和が終わった日。

32年前に終わった昭和は64年間続きました。
昭和64年1月7日は昭和天皇が崩御された日。

最近よくその頃のことを思い出します。
ここしばらくの空気感がなんとなく似ていると思うのです。その当時に。

昭和天皇が昭和63年9月に吐血されて闘病生活に入られてから、
歌舞音曲を自粛される(させられる)ようになり、
大規模イベントや、死を連想させるもの、
にぎやかな娯楽性の高い番組などは縮小されてゆきました。

テレビからは
「本日の陛下の体温は〇℃、血圧□、血圧◇、呼吸数◎、輸血量☆」
という数値が淡々と読み上げられる声が響きました。

COVID-19蔓延中の現在。
「新型コロナウイルス…感染者数…何人…重症者は…死亡は」
という数が読み上げられることが、
毎日のニュースのトップニュースとなっています。

淡々と知らされる数値は、人の生死にかかわるものであるにもかかわらず、
それを聞くことが「日常化」してしまった。
それを当たり前に見聞きするようになったことが、
それまでの「日常」とはあまりに変わってしまったというのに、
「新しい日常」として受け入れている、というか、受け入れさせられている。

令和に変わって二年目の初めから、ずっと「新しい生活様式」を『強いられている』。
それって何かに似ているなと思ったら、ああ、これって
昭和の終わりの頃に似ているなあと思ったのでした。

あれから三十有余年。
また人々の上に、どんより暗い雲がずっとかかったままになっている昨今。
似ているといえば、大陸帰りの人がもたらした天然痘が奈良の都蔓延して、
多くの人が亡くなった天平の頃にも似ているかも。
(まあ、それを、私は、体験してないから、どの程度同じか断定できないけど)

令和三年一月七日。
一都三県に緊急事態宣言発出される。

そろそろ令和の大仏を作る時期ですかね。
コメント
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