奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

夏の終わりは奈良で避暑

2017年09月06日 | 色々・モシクハお勉強
8月30日(水)奈良で避暑(?)してきました。

奈良大のオトモダチ独楽さんが久しぶりに奈良で集まりましょう!って音頭で、
仕事もうっちゃって、近鉄特急で駆け付けたアタクシ。

ガールスカウトの引率でヘロヘロだったひろこさんや、
孫コちゃんたちの子守りでへとへとだったなぎさん、
いろんな意味でお疲れだった独楽さんときて、
出歩きっぱなしの夏だった私が集まって、
奈良でしばしのホネ休めです(?)

とりあえず畝傍御陵前駅にて現地集合をかけたのですが、
近鉄特急から乗り換えた橿原線を待ち、
開いたドアのわきに座っていたのがなんと独楽さん!
うう、やっぱり私の運命の人なのかも(アホアホ)

隣に腰かけたかと思ったら、車両を渡ってなぎさんとも落ち合え、
畝傍御陵前駅では無事ひろ子さんにも会えてメンバー勢ぞろい。
一路、本薬師寺を目指します。

この時期は、本薬師寺の周囲はホテイアオイで一杯になるとの情報は知ってたものの、
夏のクソ暑い(!)季節に橿原まで行こうという根性が無く、
ついぞ今まで見られなかったものですから。

独楽さんのリクエストで「橿考研博物館」へ行くついでに、
『じゃあ、本薬師寺のホテイアオイを見よう!おお!』
ということで、ここをチョイスしたのでした。

本薬師寺に着いてみたら、
薄紫の花>ホテイアオイが咲き誇ってました。





いつも本薬師寺に行く時は冬枯れのあたりとか、晩秋が多いので、
青々した中での元薬師寺と、そしてその周辺に広がるホテイアオイの紫にびっくり。

隣接する駐車場には警備員さんがいたり、
ちょっと離れたところにも臨時駐車場が設置されていたりと、
ここを観光地化することの一生懸命な橿原市の姿勢が見て取れました。

西に畝傍山を置き、手前にホテイアオイ。





橿原市の街並みはなかなか手ごわく、電線やら、住宅やらが写真に写り込むので、
なかなか納得できるものが取れませんでしたが、
それなりにきれいな花はたくさん眺められました。





本薬師寺も夏はこんなにイキイキしているのね。
それがわかったのも収穫収穫。


(庚申塚があったのは意識してなかったなあ)

さて、お次は橿考研博物館へ。
ここであぜ道を歩いてきた汗を飛ばしてしばし涼みましょう、と思ったら…。、
思ったよりも冷房が効いていない!
うぬぬ、これは誤算だった。

またもや私、秋口にここに来ることが多かったので、
暑い時期にはあんまり冷えてないってのは知らんかった。

それでも一息ついてから、展示品をきょろきょろ見て回り、堪能しましたよ。
今回の展示品は「大和を掘る 調査報告速報展」
大好物の玉やら勾玉やら管玉に、我々の卒論の話もチラホラ出て。
しばし学生気分に浸りました。
帰りには埴輪まんじゅうを買ったし。
満足まんぞく。

次は奈良市内へ移動。
近鉄電車の車内は冷房が効いて涼しかったです、はい。
平日ゆえのゆったりさで、横一列に座れて、
大和盆地の狭さを実感しながらの移動。

近鉄奈良からJR奈良前へと移動して、
本日のランチは、「白(つくも)」@ミシュランに載っているお店だとのこと。
ひゃは~☆彡
たまにはいいよね、こういうのも。

工芸品のようなお料理と、
昼間っからアルコールをたしなむおねーさまたちを後目に、
梅ジュース♪で盛り上がれる私>プライスレス。
呑まなくても、飲み会は好きなのだ。
大変美味しゅうございました。

さてさて、お次は奈良博へ。
ここも冷房がよく効いて涼しい~(笑)から大好き。

私は例の奈良博プレミアムカードで、源信展二回目の観覧です。
前期に続いて、後期もちゃっかり見られるんだから、
あのカードをゲットしたら、見るべきでしょう>前後期両方。
ってか、見ないと逆に損になっちゃうので、じゃんじゃん使いますよ。

今回は、後期出典のものを中心にじっくりと見ました。
なかでも「おりょりょ」とガン見してしまったのが「毛虱の男」(←それかい)

一夜を共にした女から、毛虱をうつされた男が、
あまりの痒さにぎゃーっとなって陰毛をそり落としている姿を見て、
そのうつした女がガハガハ大笑いしているという図なのですが(あへへ)

そんなに笑わなくても…というか、自分がうつしたんでしょ?
だったら、自分も痒いんではないかと思うんだけど。

これ、『病草紙』のうちの一つなのですが。
前期を見に来た時に、私の前のカップルさんの男の子が、
「病草紙といえば、毛虱の男ってのがあってね…」

かくかくしかじかと上記のような説明をしてくれていて、
「あら~そんなものもあるのね」
ふむふむと聞いていたのですが。

それが、偶然にも後期でそれにで会えるなんて。
プレミアムカードを持っていた幸運もあるけど、
この日に奈良にいられたこと&奈良博に独楽さんが行こうといったこと、
の積み重ねですので、何重のご縁が重なっての出会いです。
ありがとう、毛虱(そういうことではないのだけれど)

そういえば「口が臭い女」ってのもあったなあ。
これまた悩める当人が周囲の人から笑われているんだけど。
美人だけど、口が臭い…。
うーん、笑うっていうか、本人は死活問題だろうけど。
美人なのに口が臭いってのは「嗤う」に値することだったのか。

日本人はそうやって昔から「ある種の不幸」を指さして笑う民族だったってことですかね。
今でもあるけどさ。

あと、”極楽の部”では京都・即成院の「楽団の仏様」がやはり素晴らしく、
わたしのお気に入りだったホトケさまたちはチェンジになっておりましたが、
後期おでましの方々もシンバル持ったり、音頭とったりと音楽が聞こえてきそうなお姿。
今度機会があったら、ぜひぜひ現地で、すべての”団員”御一行様を見たいもんです。
(私が京都の寺に興味を示すなんて滅多にないことですけど)

それからお気に入りといえば、當麻曼荼羅の”アレ”です。
全裸で踊りまくる唐子風の人たち。
またまた、周囲の素晴らしい画像はさておいて、
その部分だけをガン見してしまいましたわ。

當麻曼荼羅を見て笑いをかみ殺していたアタクシ。
いや~じわじわくるのよ
>あのジト目と全裸に見えるポーズ
(いや”安村”とは違って本当に全裸なんだろうけどね)

とりあえず二度目の源信展を堪能した後はお茶など飲んでのんりびおしゃべり。
いろいろな話をして、暮れゆく奈良の街を見下ろし、
奈良にいるヨロコビを堪能しました。

夕暮れてきたころに「みむろ」を買って一路帰宅。
大変楽しい一日でした。

コメント (2)
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