奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

関東で水野節

2009年05月10日 | 奈良大学お勉強日記
一年ぶりのおまっとさんでした。
去年急遽野暮用でつぶれてしまった(否、つぶされてしまった)
水野センセの講演会に浦和まで出かけてきました。

今回のお話は『倭国女王卑弥呼と崇神天皇』
まずは、
「去年はこれまでせんですんませんでした~。
某はしもっさんが博物館どーしても見たいちゅうて
案内せなあかんかったので案内してきたんですわ。
そしたら、あのひと、今まで博物館ちゅうもんは
みたことがないちゅて、素直に云ってましたわ」
から始まった水野センセのお話。
今回も聞きほれるばかりでありました。

松本清張氏とたびたび論争した話とか、
吉野ヶ里遺跡から出土したデカい柱穴がいつの間にか、
邪馬台国の時代の物見櫓「では?」→「楼閣である」→「卑弥呼の宮殿だ」
とになって、とうとう特別史跡にまでなってしまった話とか。

もちろん、水野節に欠かせない
「自分の研究自慢」と「妻への感謝」と「褒めて褒めて話」も健在。

話は飛ぶけど、荒神谷遺跡を発掘したのはなんと
水野センセの教え子さんだったんだとか。
(ちゅうことは、あたしの先輩か?!)

その人が「発掘ばっかりして、妻がカンカンです」と訴えたところ、
「そうかそうか、ツマは大切にしないといかんわな。それは私も
じゅうぶん感じているところで、私も今朝妻にご飯を食べさせてもらった
から、ツマの重要性はよくわかるわ」とオクサマ自慢も織り込んで。
絶対話の中に、出てくるもんな~。
ひゅーひゅー★

そういえば、去年飛鳥万葉ウォークのあと、出雲に行って、
荒神谷遺跡も行ったっけ。あれから一年たったんだなあとシミジミ。
お話を聞きながら、その現場を見てきたのを思い出し、
おお、一年前の復習じゃあ~と大興奮。

水野センセの話のネタは尽きずとも、
ちょうど時間となりました…ってことで、
あっという間の二時間となりました。

講演に先立って、水野センセのお姿をロビーでみかけて、
「せんせー!手術したって大丈夫なんですか!」
って質問したら
「大丈夫大丈夫、医者がいい医者やから大丈夫」
とこともなげに云っておられたのでとりあえず安心。
こっちは座ってお話を聞くばかりですが、
センセは二時間ぶっ続け・立ち続けで・話し続けですから。
ホンマに大丈夫なんかなあと心配していたのですが。
「来週も奈良歩きに行きますよ~」
といったら「おっしゃおっしゃ」とばかりに手を振ってくださいました。

さ、今週と来週の日曜日は二週連続・水野節の堪能ウィークです。
来週は、現地で感じる五感の旅、ってことで。
水野センセに置いていかれないように歩かねば。
今から体調を整えて望むこととしましょう。
コメント (11)
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