奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

盆なのに自主スク

2008年08月13日 | 奈良大学お勉強日記
旧盆の8月13日に、自主スクを敢行して来ました。
実施したのは、建築史の「古民家を調査せよ!」ってもんで、
うちの周りに、重文でもない、古い民家なんて無いよ!
とかねがね思っていたのですが。

おっと、そういえば、あるじゃん>ダンナの実家近辺で。
ゴロゴロと古そうな家が立ち並ぶ一画が。
ダンナの田舎は中山道の宿場町なので、
それらしいものがあるハズです。
おお、それでいこう!

早速観光協会にメールをして「案内してくれる人を教えてちょ」
案内をしてくださる方と連絡を取り合って、
盆で帰るからこの時期忙しいと思いますけど…って
思いつつ、どんぴしゃこの盆の13日でお願いをしました。

当日現われたボランティアガイドさんは
義母(去年亡くなりました)の教え子だったそうで、びっくり。
あらあら、世間は狭いのだわ。
狭い世間ついでにいえば、ココの学芸員さんは
奈良大学OBの方だそうで。おお、先輩!
やっぱりどこにでも奈良大OBはもぐりこんでおられる。

見学は旧中仙道のメインストリートを回って、
現住古民家(重文含む)を内部まで見せていただくと。
本陣跡の住宅や、元旅籠の2階部分など、
普段は公開してないところまで見せていただきました。

ここは昔から水難が多い場所だったために、
一階の板の間は水が来たらいかだにして使えるように
釘は使わずにはめてあるだけとか、
一階が浸水しても二階で暮らせるように工夫してあったり、
その土地ならではのしかけも住宅に施してあるのでした。
今では護岸工事も行き届き、氾濫で水が町を襲うことはなくなりましたが、
それだけに、町から川が望めなくなって景観が悪くなったとのこと。
昔はお寺で昼寝していても、川の流れが見えたんだとか。

あと、前から気になっていたふっる~い呉服屋さんがあって、
そこにも入れてもらったのがラッキー。
まさに、「ミセ」で反物広げて、これがどうこうって
やるような帳場があってワイワイ♪でした。
普段じゃあ、こんなところ敷居が高くてとてもふらっとは
入れませんが、今日はガイドさん付ですから、安心です。

店主には何故か「奈良女子大の学生」とカンチガイされており、
そんな恐れ多いことを~と冷や汗。
いや、そんなに賢くないし(いえ、奈良大が莫迦とか云ってませんが★)
女子大生ってウソじゃないけど、ストレート入学生じゃないです!
って、強く否定はしませんでしたが。(しとけっ!ボケ)

今まではダンナの子供時代の話から
「ここ、オレが通ったそろばん屋」とか
「ここ、オレが流された川」とか
そういう話ばっかりだったところで知っていたところが、
急に「皇女和宮」とか「中山道の三大難所」とか
そういうところでもつながるようになり、
おお、寂れた街になっちゃったけど、ここも地元の世界遺産じゃね?
とか深く深く感動しました。

後はこの体験をレポートに結び付けねば。
うん。

がんばります>試験が終わったら。
(うは~来週は試験勉強だ~)
コメント (2)
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