奈良大好き☆お勉強日記

奈良大学文学部文化財歴史学科(通信教育部)卒&奈良まほろばソムリエ検定のソムリエを取得したヒトの色々な勉強の日記です♪

文化財学演習Ⅰ☆二日目

2006年08月26日 | 奈良大学お勉強日記
さて。
二日目です>文化財学演習Ⅰ。

今日は、午前午後をそれぞれ二つずつに分けて、合計四つの時間割で細切れ授業。
私は4班です。

まずは全体での集合教室に集まって、その後、班単位で行動。
一番目は「文献情報収集」ということで図書館で図書探しです。

そういえば私、文化財学演習Ⅱの授業では、右も左もわからなくて、
教員補助員の「みくさん」に連れられて、図書館ツアーに参加したっけ。
あの時の成果が、今ここにっ!(オオゲサ)
ちゅうことで、各自関心あるテーマに関する基本図書・文献・論文などを探す、です。
今回は手馴れたフリして(?)パソコンで卒論用の図書を検索してみました。

で。
出てきた本で、一つ気になったのが『集密(開架)一般』ってものでして。
おお、これ、みくさんに教えてもらった「がー!」って書架だ♪
と思い、ワクワク自分で操作して出してみようと思ったんだが。
電動書架を動かして閉じてある書架の箇所を開き、目的の本を探すっての
なんかコワかったので(一人で動作させて、壊したり、
ヒト挟んだり(!)したらコワいもん)
『教えて!ティーチャー!』
そんな時には、困ったときのTA(てぃーちんぐあしすたんと)サマです。

うちの班のお世話係(笑)大学院生のOセンセ(^^)にヘ~ルプ!
図書館内を巡回しているのを掴まえて「教えてください!」
「あ、もしかして、××(市)の方ですよね」
昨日の最後に、名前と出身地だけの自己紹介したときにチェックされたらしい。
「はい」
「僕も××なんですよ~」
「ええ?!どこですか?」
「○町です」
「えー、私△△ですう」
なんちゅう奇遇。かなりご近所です。さすがは奈良大学(意味不明)

あとは、機械の動作的なことを教えてもらって、目的の本にもご対面♪
「ああ、高橋健自ですね」
とOセンセ。さらっと研究者名がいえちゃうとこがカッコイイのだ(^^)
高橋健自っていえば、先週、文化財学購読Ⅱで、何度となく出てきたヒトだ。
おお、こんなとこで、思いがけず再会してしまって恐縮です(謎)

でもこの本、奥付がない、謎の本でして…出版年が判らんのだ。
(おかげでコンピュータ管理上でも、出版年が入れられてない)
どういう出自で、ここに来た本なんだろう。気になるなあ。
でも、中身を見たらめちゃ、どんぴしゃな中身だったので、使いたい本なんですが。
奥付がないんだよ、どう表記するんだ?この本。

図書館の次は「考古資料見学実習」
考古学実習室にて、いろいろ見学会です。
実際に、学生さんが実習をしている教室で、縄文土器、土師器、須恵器…
などが並ぶ中、異様なものが。そのものは、缶飲料の空き缶!
ここで、飲み会したりするからこういうものも集めて並べてたりするのかと思いきや、
「いや、これは考古学的手法で研究できるんですよ。
賞味期限が印刷されていて年代も判りますし、
最初はスチール缶だったのがアルミ缶が出てきたり。
リングプルだったものが、プルトップになったり…」
なるほど、こういうものも千年先の時代には研究対象になったりするかもしれない。
その棚の下にあった、位牌の数々は、年代によって形状の変遷があるらしいので
「これを古い順に並べよ」って実際に問題として実習するらしい。
それと同様に、この空き缶だって、私たぶんきれいに並べられると思うし(笑)
どんなものでも「考古学的手法での研究は可能」ってワケだ。
かなりウケた♪

後は、実物を触ってみたり、写真撮ったり、実測図を描くときの方法などを聞きました。
ああ~。そういえば、描きましたね>実測図。博物館実習の時に。
立体物を平面でとらえることができずに、冷や汗の連続だったアレ。
真弧(まこ、もしくは、まぁこ)が3万、実測用三角定規が5千円…って
実測用の道具を揃えると、全部で五万くらいかかるって。
myまぁこ♪買ったら、嬉しくて何でもかんでも計りそうだわ。

午前はそんな感じで終了。
昼ごはんを食堂で食べていたら、なぎさんと遭遇。
「今日は少ないねえ」
どうやら、神話伝承論が午後から遠足らしい。
こんな暑い中、平城遷都の詔~♪ですか、ご苦労さんです。

午後一発目は「卒論研究」解説。
☆「卒業研究」に関し、課題の設定方法や、自らの想いや夢や、計画や、
問題点など、何でも口に出していただく実習です。
…とあったんだけど、ほとんど、センセイが話をしてました(苦笑)
学生側からは個別に、自分が聞きたい質問を挙手して、センセに聞いてもらい、
それに対してセンセが口を挟むって感じで一時間終了。

本日最後の授業は、『考古資料の観察・記録・図化・撮影実習』
なんのことはない。蛸壺を見て、それを絵に描き、特徴を記し、写真撮るってのです。
こんなことしてると、博物館実習でも絵、描きましたねえ。
絵心がないと、ホント、とほほな気分になること請け合い。
蛸壺は、博物館実習の時梱包したことがあるけど、今回は記録の方で再開。
私の前にあった蛸壺は、中を観察したら、足の残骸とおぼしきものが残っておりました(!)

その後、収蔵庫にて甕棺の見学したり、収蔵物を見て回ったり。
どでかい甕棺もたくさんありました。
借り物らしいけど、返せとはまず云われんらしい>発掘元の保管庫もパンパンだから。
奈良大学が「貸してくれ」って頼んだら「いいよ」ってすぐ貸してくれて、
しかも、半永久的に貸し出し継続←ちゅうことで、くれたも同然。
とりあえず、通信教育棟の保管庫はまだ余裕がありそうだけど。
こんな感じでドンドン引き取っていたら、すぐ満杯になっちゃうんだろな
>我が家のキティのような状態で(アヒャ)

という感じで二日目も終了。
Ⅱを受けている余裕からか、明日はポスター製作とか云われても全然平気です。
そうそう、順番に受けておけば、Ⅱであんなに泣きそうになることもなかったんだな。

楽しい三日目になりそうです。
コメント
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