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唐戸市場から歩いて赤間神宮を訪れた。
ここには、壇ノ浦の合戦に敗れ、関門海峡に入水された、安徳天皇がまつられている。
壇ノ浦で、身を投げようとしたニ位の尼に、幼帝が「これからどこへ行くのか」
と尋ねられた。
尼はとっさに「波の下にも都があります」と慰められた。
平家物語の有名な一節である。
そんな経緯で、赤間神宮は竜宮城を模して造られている。
写真は水天門。色鮮やかで華やかだが、ちょっと胸が悼む。
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写真は、水天門を本殿側から見た図。後方は関門海峡。
1185年3月24日、義経率いる源氏の船団と平家の船団がここ
関門海峡で激突した。
当初、潮の流れに乗って、平家が源氏を東方の満珠島あたりまで追いつめた。
しかし、昼ごろ潮目が変わり今度は源氏が盛り返した。
そこへ味方の裏切りも出たりして、船戦がお家芸の平家が、結局敗れた。
水天門越しに関門海峡を眺めると感慨無量。
本殿横には、平家一門のお墓が、ひっそりと佇んでいる。