下賀茂神社の南に広がる糺の森の中に、河合神社があります。
左手の門を潜ると・・・
・・・立て札がありました。
鴨長明と方丈の説明が書いてありました。
これが長明が使っていた方丈です。
一丈四方のすこぶる簡素な草庵です。
長明は各地を転々と移動していたので、構造は組み立て式だそうです。
(屋根も壁も薄くて冬はさぞかし寒かったのでは・・・)
方丈は糺の森の紅葉と黄葉に囲まれ、静かに佇んでいました。
因みに、鴨長明は加茂神社の神官の子に生まれ、
小さい頃から歌や文章の才能を示したそうです。
それでは、長明を偲んで「方丈記」の冒頭の一節を・・・
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人と、すみかとまたかくのごとし。
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