MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.002 「私だけのハッピー・エンディング」(2011年 107分 シネスコ)

2012-01-08 00:11:22 | 2012年劇場鑑賞
監督 ニコール・カッセル
出演 ケイト・ハドソン
   ガエル・ガルシア・ベルナル
   ウーピー・ゴールドバーグ



続いてなんばパークスシネマに場所を移しての鑑賞
こちらはもう正月気分もなくいつもの平日ように全体的に人が少ないです
先ほどの作品に続いて命についての映画・・・でもタッチが全然違いますが

(あらすじ)

恋に仕事に順調な日々を過ごす30歳のキャリアウーマン、マーリー(ケイト・ハドソン)は、ある日突然ガンを宣告される。
友人や両親の前ではいつも通りの笑顔で明るく振舞っていたが、刻々と進行していく病状に動揺を隠すことができない。
死の予感におびえる中、主治医のジュリアン(ガエル・ガルシア・ベルナル)との出会いが彼女の心を癒やしていく・・・



私は「永遠の僕たち」と比べるとこちらの方が全然軽いタッチで見やすかった
この辺は好みもあるでしょうが、いかにもアメリカ映画らしいラブコメタッチのこの映画が私は好みです
ガンを宣告された主人公の心情とその周りの人たちの複雑な気持ちが良く表現されていましたね
自分が気丈に振る舞えば振る舞うほど家族や職場、友人たちの動揺が痛切に伝わってくる・・・そんな描写にあれこれ考えさせられます
そんな彼女の大きな支えとなって行くのが主治医と言うのがいかにもラブコメっぽい設定ではないですか!
ラブコメの殻をかぶりながらも、残された命をどう生きるか、明るく振る舞いながらも絶望の中から希望を見いだそうとする主人公の姿が描かれます



どことなく頼りなさそうなガエル・ガルシア・ベルナル演じる主治医のジュリアンと気の強いキャリアウーマンのマーリーが好対照で、そんなジュリアンの愛によって癒されていく主人公マーリー・・・そんな正反対の相手だからこそこんな時に彼女に取って必要な存在だったでしょうね
でもどことなく下品なセリフや下ネタも軽く出てくるので、やはりこちらの方が軽いタッチでたのしめるね

ウーピー・ゴールドバーグとキャシー・ベイツの2人の役者がこの映画を引き締めていましたね
このベテラン2人の存在が大きいし、主人公を初めとする若い俳優たちを更に引き立てる役目をしてるように思います



★★★ 2011.1.5(木) なんばパークスシネマ シアター3 19:20 D-9


No.001 「永遠の僕たち」 (2011年 90分 ビスタ)

2012-01-06 23:54:05 | 2012年劇場鑑賞
監督 ガス・ヴァン・サント
出演 ヘンリー・ホッパー
   ミア・ワシコウスカ
   加瀬亮



2012年最初の劇場映画鑑賞の日がやってきました
正月映画として公開された2本の作品です
だが正月早々に「死」に取付かれた若者の話と言う正月らしからぬ作品です
まだ正月休みという人も多いようでシネコンは結構賑わっております
この映画も小さいプレミアスクリーンですが、ほぼ埋まってます

(あらすじ)

通事故によって両親を失い、臨死体験をした少年イーノック(ヘンリー・ホッパー)のただ一人の友人は、彼だけにしか見えない死の世界から来た青年ヒロシ(加瀬亮)だけであった。
他人の葬式に参列するのが日常的なイーノックは、ある日、病によって余命いくばくもない少女アナベル(ミア・ワシコウスカ)と出会う。



第64回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でオープニング上映され高い評価を受けた作品だそうです
淡々とした展開が90分にわたって続くじっくりと味わい深い作品(個人的にその分見ててややキツイ・・・)
他人の葬式に参列するのを日常としてる青年とガンと闘う余命いくばくもない少女とのドラマ
死をテーマにした少年と少女の話と言えば「禁じられた遊び」を思い浮かべたけど、この映画は青春映画として描かれているので、「禁じられた遊び」ほど暗い雰囲気はない



2人に絡んでくる日本兵の幽霊の存在が余計にこの2人に「死」というものを身近に感じさせるけど、この加瀬亮扮する幽霊が見えるのは臨死体験した少年イーノックだけ・・・少女アナベルにはイーノック以上に死がまじかに迫ってるけど見えない
イ―ノックに見えるのは一度死んでるからなのかもしれません
この幽霊演じる加瀬亮が結構いい味を出していて好印象です
この主人公3人の素朴な芝居がこの映画に死というテーマでありながらもどこか明るくさせてくれる要因かも・・・
でもこの映画の淡々とした雰囲気は苦手ですな~



★★★ 2012.1.5(木) TOHOシネマズなんば 本館プレミアスクリーン 16:40 C-8

2011年度ベストテン発表

2012-01-01 23:24:25 | ベストテン



新年明けましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いします

2012年の一発目は恒例の前年度のベストテンの発表です
昨年はブログ開設以来の過去ワーストの100本という劇場本数でしたが、正直これと言った決めての作品もなかったです
でもその中から厳選して選んだ100分の10本を発表です
もちろん恒例のワースト5も合わせて発表です!






第10位 「スーパー!」



冴えないコミックおたくの中年男がコスプレをして街の悪党をやっつけていく・・・
一見オッサン版「キックアス」のようなアクションコメディのように思えるんだが、段々と笑いごとで済まされなくなるという展開が意外!
主人公のオタクは世直しどころか狂気をはらんだサイコキラーにさえ見えてくる
でも悪党を滅多打ちする所は爽快!
ビッチなヘレン・ペイジもよかった



第9位 「ヒア アフター」



クリント・イ―スドウット監督作ですが、この映画はなんか特別な印象があります
この作品を見たのが3月10日・・・冒頭の津波のシーンの完成度の高さに「へ~!」と驚いた数十時間後・・・
まさか映画以上に凄まじいリアルな津波映像を我が国で見てしまうとは・・・
作品自体も素晴らしい映画だけに上映打ち切りが残念でした



第8位 「コンテイジョン」



スティーヴン・ソダーバーグ監督のウィルスパニック映画
豪華なキャストが皆適材適所ではまっていてとても良かった
今や映画だけの世界とは言えないような深刻なテーマの作品
目に見えないから余計恐しい・・・そんな気分にさせられる怖い映画でした



第7位 「アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!」



これは打って変わってゲラゲラ笑えるコメディ映画の本年度ナンバーワン作品
スーパー刑事コンビの陰で目で立たない地味な刑事2人組にスポットを当てた作品
でもそのスーパー刑事は早々殉職!(それも場内大爆笑の中)この辺のスカシ具合が面白い
また取り扱う事件が金融関連というやけに現実的なのも面白かった



第6位 「ピラニア3D」



今年も沢山の3D映画が公開されました
結構3D映画を見たけど大半は別に3Dでなくても良いような何ちゃって3D映画だった
でもこの作品はある意味正しい3Dの使い方をした貴重な作品(笑)
血が飛び、肉片が飛び散り、オッパイまでスクリーンからはみ出てくる最高にゴキゲンな映画!
3D映画って昔はこういうB級映画が多かったんよ・・・



第5位 「127時間」



冒険家が岩の間に転落し、片腕を岩に挟まれ脱出不能になる
助けも呼べない絶望的状況の中で彼が取る究極の決断の凄まじいこと!
これほど見ていて激痛を感じてしまう映画は今までなかったぞ!
ジェームス・フランコの見事な1人芝居が素晴らしい!



第4位 「ブラックスワン」



これは心理スリラーという点ではゾクゾクするような傑作
白鳥と黒鳥を一人のバレリーナが演じるという部分と人間の心の
2面性を上手く扱ったドラマが素晴らしい
輝かしいステージの裏のドロドロした人間模様が秀逸!



第3位 「冷たい熱帯魚」



2011年度もっとも壮絶な映画!
実際の事件をモデルにしてるだけに後で考えれば鳥肌倍増!
サイコなでんでん演じる村田は日本映画史に残りそうなモンスター!
またその妻を演じる黒沢あすかのビッチな芝居が凄い
人肉まみれになりながら恍惚に浸るそのイクとこまでイッタ感は凄まじく最高!
日常に潜むバイオレンスのその紙一重の一線の中で戸惑う吹越満がまたピッタリだった



第2位 「アジョシ」



これほどウォンビンが眩しく思えたのは初めてだ・・・
麻薬中毒の母親共々誘拐された少女を救うため、捨てた過去をもう一度取り戻し麻薬組織との戦いに身を投じて行く
そんなスタイリッシュで血まみれになったえげつないウォンビンが凄い!
殺戮スキルMAXの後半は憎たらしい悪党たちに取ってはお気の毒な展開になっていくのが爽快!



第1位 「孫文の義士団」



「アジョシ」と最後まで迷ったけどやはり1位はコレ!
使命感と言う名のもと戦い傷ついていく者たちを悲壮感の中で描かれる男泣きな一篇!
主要キャラのそれぞれのエピソード描く前半からまるで「ガントレット」な後半の大アクションまで一気に見せる
溜めに溜めてエエとこで本領を見せるレオン・ライまるで劇画のようなカッコよさ
壮絶な殴り合いの末顔面が崩壊しているドニ―・イェンの姿がやけにリアル
香港映画にしてはやけに丁寧に作ってる作品かも?

 

2011年度ベストテン

1位 孫文の義士団
2位 アジョシ
3位 冷たい熱帯魚
4位 ブラックスワン
5位 127時間
6位 ピラニア3D
7位 アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!
8位 コンテイジョン
9位 ヒア アフター
10位 スーパー!
次点 世界侵略:ロサンゼルス決戦


次点と10位 1位と2位が迷いましたね
まぁ~これと言った決めてが昨年はイマイチなかった中では、大体こんな所でしょうかね~
さて次はワースト5・・・でもこれも決めてがあまりなかったですね
そういう意味ではハズレが昨年は少なかったって言う事ですかな?
そんないい意味で決めてのない中でもランクインしてまった愚の骨頂な5本を発表!


ワースト5

第5位 「マイティソー」



アメコミの作品だが、馴染みがない分イマイチとっつきが悪かったです
なんか主人公もなんか個人的には惹かれるものも無い・・・
3D版で見たけどあまり3D的な効果も感じれないのもマイナス



第4位 「沈黙の復讐」



お馴染みスティーブンセガールの沈黙シリーズ
もうこのワースト5ではレギュラー化しそうですね
全てに於いて相変わらず・・・
そろそろ劇場公開も無くなってきたね
警官として働いて暫く修行してこい!



第3位 「パラノーマル・アクティビティ2」



シリーズ第2弾・・・こう言う映画のアイディアは一発勝負な作品
何回も作るもんではありません
しかもまったく同じシュチュエーションとは・・・怖さもなんもありません
ただパート3共々女子高生にはやけに人気があるシリーズ(割引があるからか)



第2位 「グリーン・ホーネット」



あのブルースリーが出世したTVシリーズのリメイク
と言ってもコメディ映画にしやがって!
何してくれてんねん



第1位 「セカンドバージン」



NHKのドラマは見たことありません
そのハンディはあったにせよ終始辛気臭い雰囲気はもう手が付けられない!
鈴木京香さんの濡れ場が話題になったが、終わって見ればどこにそんな場面あったよ?
ま、所詮NHKだから期待した私が悪いのか・・・


2011年度ワースト5

1位 セカンドバージン
2位 グリーン・ホーネット
3位 パラノーマル・アクティビティ2
4位 沈黙の復讐
5位 マイティソー
次点 プリンセストヨトミ


さて今年はどんな作品に出会えるでしょうか?
あのスターウォーズも3Dで甦ります(3D効果に関しては過度な期待は禁物)
スパーダ―マンにバッドマン、さらにアメコミのオールスター映画アベンジャーズもあります
まずは年頭はブルースリー生誕70年祭!辰年に相応しくドラゴンから幕開け・・・嬉しいね
今年は昨年より1本でも多く見たいと思います