春に日本橋のオタロードのやや外れにあるサブカルチャー店で見つけた私のベストムービー「ジョーズ」の原作本を見つけて購入して、先日読み終わりました
ピーターベンチリー原作の国内発売の初版と言う事で、映画公開前なのか原作タイトルは「ジョーズ<顎>」表紙のビジュアルはお馴染みのサメが口を開けて上を向いてるアレですが、海面に泳いでるハズのクリシーが居ないと言う見慣れないビジュアル
で内容は本でも面白かったです
序盤は映画同様に近い展開だったんですが、映画とは途中から展開が変わってきたりします
映画ではロイシャイダー扮する警察署長プロディ 、リチャードドレイファス扮する海洋学者フーパー、ロバートショー演ずる漁師クイントの3人が主人公ですが、まずフーパーとブロディ署長の奥さんとが不倫関係に陥ってびっくり!
パーティでフーパーにモーションかけるブロディ夫人…映画でのロレイン・ゲイリーさんはそんなん微塵も無かったよ(笑)
2人でデートして、肉体関係に発展し、それを疑うブロディ署長のヤキモキする様が結構なページを割いて描写され、ところでサメはどうなった?と思わせてくれる(笑)
映画よりはトントン拍子にサメ狩りに3人出発だが、毎日一旦港に帰って翌日の朝にまた出直すと言う出勤スタイル
檻に入ってクーパーが海の中でサメと対峙するが、映画ではサメの襲撃に手を焼きながらも辛くも脱出するがこちらはサメに胴体咥えられて檻から引きずり出されて絶命!
更にクイントはロープについたモリでサメの土手っ腹にに一撃!
サメがモリ刺さったまま海に潜った時にロープに足が絡まり、そのまま海に落ちて溺死!
映画のような豪快な食われぷりではありません
沈みゆく船を前にブロディはモリで応戦!
それでも口を開けて迫るサメを前にもはやこれまで…とブロディが諦めて瞼を閉じた時!
寸前で力尽きたサメがブロディを前にして海の藻屑と沈んで消えていく…
映画のような劇的な終わりではなく気がついたらサメ死んでた見たいな
ちょっと映画から原作を読んだものとしては拍子抜けなラストでした
でも面白かったです
やはり映画版のほうがしっくりきますね。
これ原作通りに映画になってたら
ジョーズもあそこまでの名作にはならなかったかも?
スピルバーグ監督も評価されず埋もれた名匠になったかもですね
しかし不倫のくだりは
なかなか楽しめたりします(笑)