MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.065 「ザ・ホード -死霊の大群-」 (2009年 97分 シネスコ)

2010-08-05 09:19:21 | 2010年劇場鑑賞
監督 ヤニック・ダアン
出演 クロード・ペロン
   ジャン=ピエール・マルタンス
   エリック・エブアニー



いよいよ天六シネ5ビルがピンチ?になってきました
5Fにあるホクテンザ1&2が休館になってしまいました!
かろうじてエロ専門館2館とメインである1階のユウラクザだけは営業している状況。
でもこの状態もいつまで続くやら・・・
現地に行くと今まで貼られてたポスターが剥がされていて、実に寂しい空気になってます。
でもそんな中、ユウラクザの次回作、次々回作のポスターが貼られていて、まずは今月いっぱいはまだ営業してるみたい・・・
そんなカウントダウンに入ったユウラクザの館内に入ると客席内は入ったとたんブルっとくるほどにガンガンに冷房が効いてる!・・・もうヤケクソかい?

(あらすじ)

殺された仲間のかたきを討つため、ギャングの潜伏する高層ビルに乗り込んだウィセム(ジャン=ピエール・マルタンス)ら警官たち。
しかし、激しい銃撃戦が繰り広げられる中、原因不明のまま発生した大量のゾンビが、人肉を求めてビルにやって来る。
やむを得ず手を組んだ警官とギャングたちは、ゾンビの大群に立ち向かうが…



珍しいフランスのゾンビ映画ですが冒頭から警官たちがビルに居るギャングのアジトを襲撃するシーンからはじまりますが、それまで中心的な存在になるのかな?と思ったリーダーが呆気なくギャングに撃たれて瀕死の重傷!
意外な展開から始まるオープニングはまずまずのテンポで見せてくれます。

そして意外と思ってたより早く(?)ゾンビが登場して、そこからはラストまでテンポよくサバイバルホラーな展開を見せてくれます。
まぁ、期待以上でも期待以下でもない作品ですが、ハズレが多いこの種のジャンルを思えば、割と面白い方だと思います。

それぞれ仲間を食い殺された警官隊とギャングがジョン・カーペンターの「要塞警察」見たく結託してゾンビで溢れかえったビルから脱出を試みる展開は、特に余計なヒネリを加えず直球勝負のサバイバルホラー映画的な流れでこれはかえって良かったですね。
こういう映画では良く出てくる怖いもん知らずのブチ切れキャラは、今回はビルの住人であるタフネスな親父。
斧でゾンビに渡り合い、マシンガンでゾンビを木端微塵!
爽快な活躍を見せてくれます。



ただ映画史上最多と言われるゾンビたちの大群ですが、何故こういう事態になったのか?という説明が一切なく、突発的に死者が蘇ったって事にやや不満が残る。
ノロノロ歩くクラシックスタイルのゾンビでなく、今回は疾走系の早いゾンビで狭いビル内を走りまわりますが、意外と残酷なシーンの直接な描写は押さえめだったように感じた。
でも主人公がクライマックスの車の屋根に乗り、その周りを無数のゾンビが押し寄せるシーンを俯瞰から捉えたシーンは意外にも私なりには本年度ベストシーンとなりそう(笑)

それにしてもこれほど寒い思いして映画を観たのは、もしかして初めてかも・・・?
そう思うぐらいガンガンにクーラーが効いてました(よほど言いに行ったろかと思ったが)
それは映画が終わり表に出た瞬間、一緒に見ていた友人のメガネのレンズが瞬時に曇った事が何より状況を物語ってた・・・



★★★ 2010.8.4(水) 天六ユウラクザ 17:00

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