MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.027 「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(2011年 105分 シネスコ)

2012-04-16 00:23:24 | 2012年劇場鑑賞
監督 フィリダ・ロイド
出演 メリル・ストリープ
   ジム・ブロードベント
   オリヴィア・コールマン



場所を布施ラインシネマからMOVIX八尾に移動します
ここで見るのが「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」です
アカデミー賞を受賞したメリル・ストリーブの迫真の演技が見所になるでしょうね

(あらすじ)

1979年、父の教えである質素倹約を掲げる保守党のマーガレット・サッチャー(メリル・ストリープ)が女性初のイギリス首相となる。
“鉄の女”の異名を取るサッチャーは、財政赤字を解決し、フォークランド紛争に勝利し、国民から絶大なる支持を得ていた。
しかし、彼女には誰にも見せていない孤独な別の顔があった。



この映画の予告は映画を見に行く度に何度も見ましたが、そのマーガレットサッチャーのなりきりぶりは予告だけでも伝わってきましたね
で、この作品マーガレットサッチャーが英国首相としてのドラマが中心とした人間ドラマと思ってたら、老後から始まりドラマの基本形はこの時代というのが意外でした
主人を亡くし老いていく自分に戸惑いながら過去の出来事がフラッシュバックされて行く展開は鮮やかですね 
英国の歴史的なドラマと言うより人間ドラマと言うよりはラブストーリーのような展開

ジム・ブロードベント扮する夫との会話は実は亡き夫の幻影という鉄の女という異名を取った強気の首相時代からは、想像出来ないような姿が映画の中心として描かれるのは予告では想像できなかった
やや老人ボケが入ったサッチャーが何かある度に夫の幻影と会話している場面はまさに鉄の女の孤独と言った悲しみを感じさす半面、フラッシュバックで見せてくれる首相時代の華やかな時代との対比が国を背負うトップとしての孤独や心労などが浮き彫りにされ、女性首相ならではの苦悩までも見せてくれる



単に史実に基づく実録ものではなく一人の人間=女性としての人間ドラマが良く出来ていると思います
そして何よりそれを体現して見せてくれたメリル・ストリープという女優の凄さが、これまたマーガレット・サッチャーという女性の凄さとリンクしてるようでした



★★★★ 2012.4.12(木) MOVIX八尾 シアター10 20:10 D-9



最新の画像もっと見る

コメントを投稿