MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.020 「クラウド アトラス」(2012年 172分 シネスコ)

2013-04-05 23:30:07 | 2013年劇場鑑賞
監督 ラナ・ウォシャウスキー 、トム・ティクヴァ 、アンディ・ウォシャウスキー
出演 トム・ハンクス
   ハル・ベリー
   ジム・ブロードベント



この日は長尺な1本を鑑賞です
この映画はあの「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟の作品ですが、でも兄が性転換したために姉弟という関係になってしまった
そこにトム・ティクヴァが加わり監督3人で撮られた作品は映像化不可能と言われた原作の映画化です
予告を見ただけえ難解そうな作品で、現にお客さんの中にリピーターの人も居ました

(あらすじ)

1849年、太平洋諸島。若き弁護士に治療を施すドクター・ヘンリー・グース(トム・ハンクス)だったが、その目は邪悪な光をたたえていた。
1973年のサンフランシスコ。
原子力発電所の従業員アイザック・スミス(トム・ハンクス)は、取材に来た記者のルイサ(ハル・ベリー)と恋に落ちる。
そして、地球崩壊後106度目の冬。ザックリー(トム・ハンクス)の村に進化した人間コミュニティーのメロニム(ハル・ベリー)がやって来て……



ウォシャウスキー姉弟の最新作は壮大なスケールの時空を超えた人間ドラマ!
同じ人間があらゆる時代で生き、そしてやはり同じようにどこかで出会い、または間接的に関わっていく物語

そんな複雑なドラマをウォシャウスキー姉弟が撮るんだから当然支離滅裂な複雑怪奇な映画になるかと予想していたが、意外に上手く整理されて見やすかった
まず映像の素晴らしさが目につきました
地球崩壊後の大陸の映像から近未来のネオソウルのマトリックスのような世界・・・映像美の美しさだけでなくお堅い話ではなく、サスペンスあり、アクションあり、SFチックなバトルありと意外と派手な作品だったんですね
またジム・ブロードベントがSF映画の傑作「ソイレントグリーン」のタイトルを叫ぶシーンがあるが、これ後半に少しリンクする遊び心もあるね



そんな作風でありながら人はどこかいつの時代も繋がっている・・・
前世ではどんな人間だったのか?今、目の前に居る人たちが過去にも自分と何ならかの関わりを、または影響を受けたり与えたりしているのか?
少し宗教的にさえ思えてしまうストーリーを難解ながらもエンターティメントに仕上げた3人の監督の技量が凄いね
また、6つの時代をそれぞれの俳優が特殊メイクを駆使してそれそれの時代の役を演じるのも面白い
分かりやす人も居れば、エンドロールの役の種明かし見て、あら~と思わされたり意外とこの時代ではさりげなくカメオ的な出番
だったりと、エンドロールもある意味見どころですね


★★★ 2013.4.4(木) TOHOシネマズなんば 別館シアター11 20:40 J-15

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