監督 キャスリン・ビグロー
出演 ジェレミー・レナー
アンソニー・マッキー
ブライアン・ジェラティ
しばらく映画とこぶさたで、ここもやや放置気味だったけど久々にみてきましたのが、アカデミー賞であの「アバター」吹っ飛ばした映画「ハート・ロッカー」です。
あまり公開館数が多くないのが残念ですが、公開されてる千日前敷島シネポップは、平日のいつもの時間帯にしては結構お客様が入ってますね~
多分発表直後は多かったんでしょうね~
(あらすじ)
2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が就任する。
まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱くようになり…
冒頭の不発弾処理のシーンから緊張感をたぎらせる。
この場面を皮切りにイラクに駐在する爆弾処理班たちの日常が描かれる。
それは彼らがイラクの戦場で活躍すると言うより死と隣り合わせの任務を黙々と遂行して行くと言った方がピッタリくる。
戦車で暴れるシーンや爆撃などのシーンはないけど、今、イラクで行わてる戦争と言う意味ではもっともリアルな戦争映画ではないでしょうか。
イラク戦争の戦死者の多くは爆弾によるものらしいけど、兵士が恒に死と隣り合わせで居るという気の抜けない状況がよく出てたと思います。
いつ爆発するかわからないというサスペンスが全編通して描かれるので見た後に疲労感が残る。
でもそれはドキュメンタリー風に描かれた作風からくるリアリィティ感溢れる映像が、単にエンターティメントな戦争映画ではないところから来るものではないでしょうかね。
ただ命知らずで規定を無視した行動を取る主人公の無鉄砲さは映画的なキャラクター像が見て取れるがね。
爆弾を処理する時には他の兵士が周りの人間を監視しながら行い、携帯電話などの機器類を持つ者には異常に反応する部分の緊迫感は実際そこまで神経をとがらせないと行けない状況に恐怖感すら感じる。
また言葉が通じないと言うのもこんな状況なら不気味この上ないとも思いました。
緊張感の極限を体験した者が任務を終えて本国に帰っても、また元の戦場に帰っていくのも冒頭に出てくる「戦争は麻薬である」という言葉と引っかかりますね。
単なる戦争映画ではない所がこの映画の非凡なところではないでしょうか?
反戦色を打ち出した戦争映画でもないし、アクション映画としての戦争映画という訳でもない・・・リアルな今の戦争の実情を見せてくれた戦争映画ってところでしょうか?
そういう意味ではほとんどCGで、バーチャルな3Dで描かれた環境問題をテーマにした「アバター」に勝ったのもうなずけるね~
★★★★ 2010.3.18(木) 敷島シネポップ1 17:20 E-7
出演 ジェレミー・レナー
アンソニー・マッキー
ブライアン・ジェラティ
しばらく映画とこぶさたで、ここもやや放置気味だったけど久々にみてきましたのが、アカデミー賞であの「アバター」吹っ飛ばした映画「ハート・ロッカー」です。
あまり公開館数が多くないのが残念ですが、公開されてる千日前敷島シネポップは、平日のいつもの時間帯にしては結構お客様が入ってますね~
多分発表直後は多かったんでしょうね~
(あらすじ)
2004年夏、イラク・バグダッド郊外。アメリカ軍爆発物処理班・ブラボー中隊のリーダーに、ウィリアム・ジェームズ二等軍曹(ジェレミー・レナー)が就任する。
まるで死への恐怖などないかのように遂行されるジェームズの爆発物処理の様子に、仲間のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)らは不安を抱くようになり…
冒頭の不発弾処理のシーンから緊張感をたぎらせる。
この場面を皮切りにイラクに駐在する爆弾処理班たちの日常が描かれる。
それは彼らがイラクの戦場で活躍すると言うより死と隣り合わせの任務を黙々と遂行して行くと言った方がピッタリくる。
戦車で暴れるシーンや爆撃などのシーンはないけど、今、イラクで行わてる戦争と言う意味ではもっともリアルな戦争映画ではないでしょうか。
イラク戦争の戦死者の多くは爆弾によるものらしいけど、兵士が恒に死と隣り合わせで居るという気の抜けない状況がよく出てたと思います。
いつ爆発するかわからないというサスペンスが全編通して描かれるので見た後に疲労感が残る。
でもそれはドキュメンタリー風に描かれた作風からくるリアリィティ感溢れる映像が、単にエンターティメントな戦争映画ではないところから来るものではないでしょうかね。
ただ命知らずで規定を無視した行動を取る主人公の無鉄砲さは映画的なキャラクター像が見て取れるがね。
爆弾を処理する時には他の兵士が周りの人間を監視しながら行い、携帯電話などの機器類を持つ者には異常に反応する部分の緊迫感は実際そこまで神経をとがらせないと行けない状況に恐怖感すら感じる。
また言葉が通じないと言うのもこんな状況なら不気味この上ないとも思いました。
緊張感の極限を体験した者が任務を終えて本国に帰っても、また元の戦場に帰っていくのも冒頭に出てくる「戦争は麻薬である」という言葉と引っかかりますね。
単なる戦争映画ではない所がこの映画の非凡なところではないでしょうか?
反戦色を打ち出した戦争映画でもないし、アクション映画としての戦争映画という訳でもない・・・リアルな今の戦争の実情を見せてくれた戦争映画ってところでしょうか?
そういう意味ではほとんどCGで、バーチャルな3Dで描かれた環境問題をテーマにした「アバター」に勝ったのもうなずけるね~
★★★★ 2010.3.18(木) 敷島シネポップ1 17:20 E-7
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