監督 チャン・イーモウ
出演 高倉健
寺島しのぶ
リー・ジャーミン
中国映画の巨匠チャン・イーモウ監督が「憧れの人」高倉健を主演にしたまさに高倉健の為の作品と言う印象を持ちました。
重い病にかかった疎遠となっていた息子の為に中国に渡り仮面劇「単騎、千里を走る」を撮影に行く・・・冒頭に日本の場面での息子(声だけの中井貴一)の嫁=寺島しのぶとの短い病院でのシーンで一言も喋らない健さん・・・寡黙な健さんが早くも冒頭から炸裂!
さすが監督は健さんに憧れてただけに健さんの押さえどころや見せ所をキッチリと知ってますね~
ぶっきらぼうな健さんが言葉の通じない中国で息子の為に通訳やガイドの協力で現地の村の人々の温かさに触れていく。
そして一人の少年とのふれあいが健さんの息子に対する長年の心の隙間を埋めていく。
劇映画なんだが雰囲気はドキュメンタリーを見てるかのような錯覚に時折おちました
中国に渡り仮面劇を撮るために奔走する姿は所々に第三者的な視点を感じて劇映画というより「健さん千里を走る。」という2時間のドキュメント番組を見ている見たいでした。
高倉健の雰囲気がまったく損なわれず、まさに健さんが中国でいつもの佇まいを見せてくれます。
またその姿が場所が違ってもホント絵になりますね。
その存在感は大したもんですね~ だが芝居は相変わらず決してうまいとは思えないんだが・・・高倉健と言う名の存在感が最大の魅力なんだろうけどね。
で、この作品を見てて感じたのが高倉健が息子の為に仮面劇を撮影しに中国でガイドの協力の元、執念で言葉や法律の壁を乗り越えていく姿は感動と言うよりチョット強引すぎやせんかい?
撮影しに行ったら目的の役者は居なく、聞けば事件を起こして現在は刑務所に・・・それでも執念で健さんは刑務所に出向いて仮面劇を演じさせて撮影をすると無理難題を言い出しガイドを困らせる
そして断れるとガイドを替えて何とか行政まで持っていくがやはり敢無くられ断れ、ならばと中国の旗を持って涙のビデオレターで泣き落とし・・・またそれが功を奏して難関を突破してしまう!
やっと刑務所に行けば当の本人は健さんの理由を知り自分のまだ見ぬ息子を思い出し「会いたい・・・」と泣きだし芝居にならず、ならばと健さん遠く離れた山奥の村へ子供を捜しに行くと言い出しまたもガイドを困らせる(旅行会社泣かせの客だわ・・・)
それでも何だかんだと要望に答えてくれるんだから中国の人は親切だ。
村の村長の許しを得て8歳の息子を連れていざ再び役者の元へ・・・(この間 健さんが自分の代わりに中国へ行った事を知った疎遠だった息子が感激して、別にあの芝居に思入れは無いんだが・・・とつれない連絡が入ったりする)
まぁ子供を役者の父親に会わしてめでたしかと言うとそう簡単には行かず、途中子供が山の中で逃亡を図り、何とか見つけたものの道に迷い軽く遭難!
山の中で2人して助けを待つことに・・・それも少年が野糞してる所をデジカメで撮影して遊ぶ(その頃、村は大騒ぎで警察や村人も総出で山狩りを始めてる)
何か真面目に話が進むほどツッコミたくなる場面が色々あって変な意味で楽しめた。
しかもクライマックスではまたもトンデモナイ事をやらかす健さん!
う~ん、でも最後は涙、涙で締めるとこはまさに健さん版「中国ウルルン滞在記」
★★★ 2006.2.9(木) 千日前OSスバル座 19:00 中央右端付近
出演 高倉健
寺島しのぶ
リー・ジャーミン
中国映画の巨匠チャン・イーモウ監督が「憧れの人」高倉健を主演にしたまさに高倉健の為の作品と言う印象を持ちました。
重い病にかかった疎遠となっていた息子の為に中国に渡り仮面劇「単騎、千里を走る」を撮影に行く・・・冒頭に日本の場面での息子(声だけの中井貴一)の嫁=寺島しのぶとの短い病院でのシーンで一言も喋らない健さん・・・寡黙な健さんが早くも冒頭から炸裂!
さすが監督は健さんに憧れてただけに健さんの押さえどころや見せ所をキッチリと知ってますね~
ぶっきらぼうな健さんが言葉の通じない中国で息子の為に通訳やガイドの協力で現地の村の人々の温かさに触れていく。
そして一人の少年とのふれあいが健さんの息子に対する長年の心の隙間を埋めていく。
劇映画なんだが雰囲気はドキュメンタリーを見てるかのような錯覚に時折おちました
中国に渡り仮面劇を撮るために奔走する姿は所々に第三者的な視点を感じて劇映画というより「健さん千里を走る。」という2時間のドキュメント番組を見ている見たいでした。
高倉健の雰囲気がまったく損なわれず、まさに健さんが中国でいつもの佇まいを見せてくれます。
またその姿が場所が違ってもホント絵になりますね。
その存在感は大したもんですね~ だが芝居は相変わらず決してうまいとは思えないんだが・・・高倉健と言う名の存在感が最大の魅力なんだろうけどね。
で、この作品を見てて感じたのが高倉健が息子の為に仮面劇を撮影しに中国でガイドの協力の元、執念で言葉や法律の壁を乗り越えていく姿は感動と言うよりチョット強引すぎやせんかい?
撮影しに行ったら目的の役者は居なく、聞けば事件を起こして現在は刑務所に・・・それでも執念で健さんは刑務所に出向いて仮面劇を演じさせて撮影をすると無理難題を言い出しガイドを困らせる
そして断れるとガイドを替えて何とか行政まで持っていくがやはり敢無くられ断れ、ならばと中国の旗を持って涙のビデオレターで泣き落とし・・・またそれが功を奏して難関を突破してしまう!
やっと刑務所に行けば当の本人は健さんの理由を知り自分のまだ見ぬ息子を思い出し「会いたい・・・」と泣きだし芝居にならず、ならばと健さん遠く離れた山奥の村へ子供を捜しに行くと言い出しまたもガイドを困らせる(旅行会社泣かせの客だわ・・・)
それでも何だかんだと要望に答えてくれるんだから中国の人は親切だ。
村の村長の許しを得て8歳の息子を連れていざ再び役者の元へ・・・(この間 健さんが自分の代わりに中国へ行った事を知った疎遠だった息子が感激して、別にあの芝居に思入れは無いんだが・・・とつれない連絡が入ったりする)
まぁ子供を役者の父親に会わしてめでたしかと言うとそう簡単には行かず、途中子供が山の中で逃亡を図り、何とか見つけたものの道に迷い軽く遭難!
山の中で2人して助けを待つことに・・・それも少年が野糞してる所をデジカメで撮影して遊ぶ(その頃、村は大騒ぎで警察や村人も総出で山狩りを始めてる)
何か真面目に話が進むほどツッコミたくなる場面が色々あって変な意味で楽しめた。
しかもクライマックスではまたもトンデモナイ事をやらかす健さん!
う~ん、でも最後は涙、涙で締めるとこはまさに健さん版「中国ウルルン滞在記」
★★★ 2006.2.9(木) 千日前OSスバル座 19:00 中央右端付近