「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

指圧でCOPDが改善!!

2007年03月04日 | 素晴らしい指圧効果

  肺気腫は、気管支の先端にある「肺胞」が壊れる病気です。
  言うまでもなく、人が生きていくために、最初にやらなくてはならないことは「呼吸」です。これは、わずかな時間でも止めると即生命にかかわる活動ですから、なにがなんでも止めるわけにはいきません。
  呼吸器自体に異常が起きると、身体に必要な酸素を取り入れることができにくくなるわけですから、息切れがしたり、咳や痰が多くなったり、重症になると普通に歩くことすら困難になってしまうこともあります。
  気管支炎を繰り返したり、慢性気管支炎を長引かせてしまったりして発症することもありますが、原因の多くは、喫煙であるといわれます。

  MYさん(68歳男性)、かつてはヘビースモーカーだったそうです。毎週指圧を受け始めて、ちょうど1年になります。超多忙な方ですが、指圧はなによりも最優先で受けてくださっています。そんな姿勢が大きく作用しているのか、まだ1年の指圧歴にもかかわらず、体調は、見違えるほど好転し、回りの人達から「顔色がよくなったね」「若返ったね」「元気ですね」等々よく声をかけられるそうです。
  仕事への意欲も、以前にも増して湧いてきて、新規事業を次々と成功させていることに、ご自分でも驚いているというのです。
  この方は、以前医師からCOPDと診断されました。肺胞の4割が死んでいると言われたそうで、これがひどくなると酸素吸入が必要になると説明を受けたといいます。

  COPDとは、息をするときに空気の通り道となる「気道」に障害が起こって、ゆっくりと呼吸機能が低下する病気です。以前は「肺気腫」、「慢性気管支炎」とされていた病気を、まとめてCOPDと呼ぶようになったものです。
  ありふれた症状で始まり、ゆっくりと進行するため、異常を感じて受診したときには重症に陥っている場合が多い「肺の生活習慣病」です。重症になると息苦しさのために行動の自由が奪われたり、全身に障害があらわれるなど、たいへんな苦しみを伴う病気です。
 
  このMYさん、かつてのスパイロ検査の結果は60でした。70以上が正常です。しかもこのCOPDというのは、治らないと言われていたそうです。
  ところが指圧を続けたあと検査したところ、数値は70に回復していたのです。

  また、MTさんは72歳の男性で指圧歴18年、やはり
COPDと診断されていました。ここ数年は指圧をお休みしていましたが、今回5回ばかり圧して検査をしたところ、48だったスパイロ検査の数値が58まで改善していて、皆ビックリしたものです。

  たまたまお2人の検査結果をお聞きすることになりましたが、COPDは治らないとされているにも係わらず、検査結果は、好転していたのです。

  ただし、必ず改善できるというわけではありません。喫煙者の方で、咳や痰がでる場合は、もう禁煙の時期にきているのです。生きていくために一番大事な呼吸のことを、手遅れにならないうちに、今一度真剣に考えてみてはいかがでしょう?

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« “よい動き”が能力を高める | トップ | ゲキ痩せは鼠径ヘルニアの放... »
最新の画像もっと見る

素晴らしい指圧効果」カテゴリの最新記事