「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

脊椎側湾症が徐々に好転、指圧効果に寄せる期待

2008年11月24日 | 素晴らしい指圧効果
  10月20日に投稿した記事「脊椎側湾症の治療」の中に、自覚症状の記載がありませんでした。何人かの方から「どんな自覚症状があるものなのか?」との質問を受けましたので、さっそく本人に確認してみました。話をまとめると、以下のようです。 
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  生まれてからずっとこの状態なので、何が普通で何が異常なのかは、実はよく分からない。 ただ外食は好まず、いつでもご飯は家で食べたいと思っている。 
  他人の中に入り、大勢の人に囲まれるのがたいへん苦手である。電車に乗っても気分が悪くなることが間々ある。どうやら乗り物酔いとは少し違うように思える。 
  誰かと何処かへ行く約束をしても、体調によってその日に確実に出かけられるとは限らないので、約束はなるべくしない。約束をたがえることがつらいから。「行かなくちゃ!」と思っているだけで気持が悪くなったり、目まいがしたりして出かけられなくなることがよくある。 
  絶対に出かけなくてはならないときは、その日までソーッと何もやらないで大事に過ごし、身体に無理をかけないように気遣って、どうにか出かけられるようにしている。 
  どうしてもやらなければならない仕事だけは、頑張って緊張感を維持し、やり遂げるのですが、後の疲労はかなりなものになってしまい、その他のことはやらずに放り出すしかなくなる。 
  外から見ると、単にワガママのように思われることもありますが、身体がいうことを聞いてくれない。 
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  聞き取った症状(といえるかどうか分かりませんが)は、およそ以上でした。  
  若いときは、後先きなど考えずに無理がきくのでガムシャラに突っ走ったりするものですが、そんなことは彼女にはできません。いつも無意識の内に身体の都合に左右されてしまいます。それが人から見るとワガママだと言われても、どうにもできない、仕方のないことです。  

  脊椎の中には、身体中の機能と結び付く全神経が通っています。その通り道である脊椎が大きく湾曲し、捻れていますから、ほんの些細なこと(気持の動きも含めて)でも身体機能に影響して、体調に変化を与えてしまうのです。 
  私達から見ると、身体が弱くてさぞ大変だろうと思ってしまいますが、若い彼女は見た目の方が気になるようです。 兄のAさんの指圧にプラスして、私の前頸部の治療を始めたのが10月1日でした。同19日には基本指圧研究会の池袋練習会に参加し、メンバーに側湾の様子を見せてくれました。そのときも著しい変化をしていたので、治らない内に勉強のため皆さんにみてもらおうと積極的に参加したのでした。  

  10月中に前頸部は10回圧しました。ずいぶん身長も伸びたように見えます。10月30日に撮った全身の写真です。まだ上半身と下半身が真っ直ぐになってはいませんが、顔色も表情もよくなり以前とはかなり違った印象を与えています。 
  彼女の好転変化に、家族は基本指圧にめぐり会えた喜びを感じています。今後の変化はまたお伝えします。ご期待下さい。
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