「基本指圧」に憧れて ― 村岡曜子のブログ

我が国固有の指圧を広く浸透させ、社会の保健と福祉の増進に寄与したい。

指圧での解熱 「私、失敗しないから」。Hちゃん帰りの車中でおにぎりを頬張る

2017年08月06日 | 素晴らしい指圧効果

 412日、当ブログにAちゃん(4歳)の頻尿について記事をアップしましたが、その後、順調に指圧効果が出ています。もうすぐご報告できると思うとたいへん楽しみです。
 いつものことですが、子供(ことに幼児)の指圧治療は効果を確かなものにするために、必ずお母さんにも指圧を受けてもらうことにしています。不思議なことと思われるかもしれませんが、経験的に子供はお母さんの体調の代弁者であることが多く、しかも指圧効果の締めくくりにお母さんを圧すことで、親子とも体調が落ち着くことが多いのです。小さい子供とお母さんは個体としては別々ですが、へその緒はまだ繋がっているのかと思うことがよくあります。

 Aちゃんの指圧治療の仕上げに、お母さんの指圧をしたいと思っていたところで、急きょ妹のHちゃんの登場です。Aちゃんの課題も大詰めにかかったので、不思議なめぐりあわせです。
 726日にお母さんの指圧予約が入っていました。ところがこの朝、お母さんから電話で妹のHちゃんが、急に熱を出して保育園に預けられないので予約をキャンセルしたいというのです。

 私、実は指圧を通しての「解熱」は得意で、失敗しないのです。
 その旨をお話してみるとお母さんが驚いて、指圧で解熱ができるならぜひ連れて伺いますとのこと、可愛い患者さんが急に来院です。Hちゃんは110か月児、お姉さんの指圧を間近に見てきているので、違和感なしで圧せると思っていたところ、体調が悪いせいか、「何をされるのか?」と緊張感でカチカチでした。解熱は、お母さんが驚くほど短時間でできました。10分ほどでHちゃんの可愛いい笑顔が戻りました。 

 治療の仕上げにお腹を圧したいと思ったら、お腹を隠して圧させてくれません。そこで咳もしていたので、座って背中を圧してみたら硬さがひどいのです。Hちゃんは「背中を圧して…」と、身体で訴えていたのでしょうか? その後はジッとして受けていたのです。
 この様子がとても可愛くて、お母さんが写真を撮ってくれました。
 私の大きな背中とHちゃんの小さな背中の対比が面白いと皆に言われ、笑いで場が明るくなりました。
 お母さんから、この後Hちゃんの食欲が戻り車中で嬉しそうにおにぎりをほおばったと聞きました。Hちゃん、よかったね‼️ 
 1歳10か月の小さな体、なんてかわいいのでしょう!

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