― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

長生き してね、マーブル!  ― 君を守りたい ―

2011-12-18 | ラビ・マーブル、モグ・モモのお話
  


我が家の マーブルじいちゃん
私がずっと愛 し続けている彼氏です。
                             (マーブルについての詳細記事は 古い順に、
                                こちらこちらこちらこちらこちら で ご覧ください。)


1994〈H. 6〉年 11月初め、            
生後 2ヶ月に満たない辺りで我が家に来て、早 17年 を 越えました。
人の年齢に換算すると、推定で 84歳 にも なるようです。
   2010年に発表された日本人の平均寿命は、男性 79.64歳(世界 4位)、女性 86.39歳(世界 1位)。
   すでに男性の平均を超え、女性の平均に迫る勢いです。
   猫の平均寿命は15~16歳(人年齢で 76~80歳) くらいといわれているようですが、
   近年では 20歳(人年齢で 96歳)以上も 珍 しくなくなってきているようです。
   ただし、高齢猫の80%は メスなんだそうですから やっぱり女性は強 し!?
   あんなに小さかったのに、いつの間にか 私の歳を大きく越え、それでも なお 若々しい マーブル!
   「私も見習わなきゃね~!」  そう思わせてくれる大事な大事な彼氏です。


   高齢猫は
   被毛のつやがなくなる、 歯が抜ける、 動きがゆっくりになる、 寝ている時間が多い、
   目が見えにくくなる、 耳が遠くなる、 嗅覚が鈍くなる などの老化現象が出てくるようですが、
   マーブルは 寝ている時間が多くなった ことくらい しか 感 じられない!
   ただし、ちょっと したことで ケホケホ (気管に水が入った時みたいな感 じ) が始まって しまうのは
   とても気になる老化現象です。


そんなマーブルが
今年の3月 (月が替わったばかりの頃だから 震災前になります。)
具合が悪くなり、吐いてばかりで 食事を摂らなくなってしまったため、病院に連れて行きました。

   ラビのことがあったので 連れて行く時のドキドキ感は 半端なものではありませんでした。
   もし ラビと同 じようなことが起きたら …… ! (その時の詳細については こちら で ご覧ください。)
   考えないように しようと思っても 連れて行ったことに対 しての後悔は
   一生消えるものではありませんから、迷う気持ちもありました。
   それでも 連れて行かないことで 何かあったら どうするの!?
   葛藤は苦痛を伴います。
   それに、具合が悪そうな姿は痛々 しくて 見るに絶えない!
   極力 外気に触れないよう万全の用意を して 病院へと向かいました。

 「吐いてばかりいて 餌を まったく食べなくなっちゃったんです!」
私がそう言うと、見てくださった 院内で一番偉い先生は
 「いろいろ検査 してみましょう。」 とおっしゃいました。
ただし、検査には時間がかかるというので 夕方まで預けることになってしまい、
この間 家で 心配で落ち着かない時間を過ごすことになりました。

居ても立っても居られず 指定の時間より早く迎えに行くと、しばらく待たされた後 先生から
 「お腹に何かあるんですよ。 それが良性か悪性かは 検査 しないとわからないんです。
  でも ここでは出来ないので ご希望があれば、午前中に連れて来ていただいて
  昼休みに本院のほうへ連れて行って検査 してみますが、どう します?」 と
とても不安になるような言葉を聞かされて しまいました。

心臓が急にドクドク言い出 しました。
だけど、病気を知ること だけは しないと どう対処 していいのかわからない!
 「よろしくお願い します。」 と お願いは したけれど
出来るだけ 離れている時間を短くしてやりたいと思い、
次の日は 病院が休憩に入るギリギリの時間に連れて行きました。
この時、調子が悪いはずのマーブルが ゲージに入ることに大抵抗!
病院に行くことの負担重く圧し掛かっている のが よくわかりました。
またしても預けて帰って来なければいけないことに対する こちらの心の痛み!    
本人(マーブル)の負担の大きさ!

戻って来たらすぐに連れて帰れるよう 最短時間の目安を聞いて帰り、
その時間よりさらに早い時間に行って待っていました。
戻ってきたのは 予定時間より1時間ほど遅くなってのこと。
もう夕方になっていました。

ドキドキ しながら結果を聞くと、
 「お腹のところにできていたのは やっぱり 悪性リンパ癌 でした。」

        ......    言葉が出ません!  思わず ツバを飲み込んで しまいました。

先生は続けて
 「かなり大きくなっていて、いつ頃できたのかわかりませんし、あとどのくらい生きられるかも
  わかりません。 1週間 もつかも しれないですし、うまくすれば もっと生きるかも しれませんけど、
  このままでは難 しいと思います。 抗がん剤を投与するという治療法がありますから 出来れば
  しばらくは毎日、無理なら週に一度でも通ったら いかがですか?」
そう おっしゃいました。
  〔 えっ! 今日来るだけでも負担になっているのに、さらにそんな重圧を掛け続けるっていうの!? 〕
再びラビの時のことが甦って来ました。
  〔 無理やり連れて来て 命を縮めることだってあるのよ! 〕
  〔 それに 毎日そんな思いをさせてまで生き延びさせて 幸せだと云えるのかしら!? 〕

目を閉 じて考えました。 迷いはありませんでした。
 「先生! 延命治療は しません。
  結果を受け止めて 今自分に出来る最大のことを してやりたいと思います。」
迷いはないとはいっても 心の動揺は 嵐の中の小舟 の如 し!
目はウルウルしてしまって 今にもマーブルが逝ってしまうような錯覚を覚え、
身体が震えて 恐怖心がマックス状態になりました。
  〔 まず今この時点で出来ることは いったい何 ?  それを して 一刻も早く連れて帰ってあげよう! 〕
前日に していただいた栄養点滴を もう一度 していただいて帰って来ました。

   この二日で掛かった費用 は 5万円 でした。
   それに加えて 延命治療に掛かる費用って いったい いくら!?
   命は 何としても助けたい! でも命の値段は高い!
   その価値は もっともっと高いものだから、それが してやれないのは 悔 しい ! …… ?
   でもね、その治療で延命させることが本当にいいのかどうかは考えるところがあります。
   大家さんのように <生きたい!> と強く思い、辛い治療に耐えていたのに
   助からなかった人も たくさんいらっしゃいます。
     必ず助かり 元のように元気になるというなら …、
     本人が強く希望するなら …、
     それを家族が負担と思わなくて済むなら …、
   あらゆる手を尽 しても救ってやりたいと思うのだろうけれど
   こんな小さな命を 保証もないのに心病ませて いいの?
   それは 大事なものを失いたくないという こちらのエゴではないと云い切れるの!?
   それなら 本人(マーブル)の負担を少なくしてやるほうが いいんじゃないの?   
     〔 生きている間、楽にいられるよう 好きなことをさせてあげよう! 〕
   強く、そう思いました。
   同時に、
    「簡単には諦めないよ! 一緒に頑張ろうね!」
   マーブルに言いながら 自分でも 何を したら 彼が楽に過ごせるかについて
   いつも以上に考えるようになりました。

栄養点滴 が 効いたのか、
マーブルは その後 食欲が徐々に回復 し、
少 しずつ 元気になってゆきました。
私は この日から マーブルが私の膝に乗って来る度に
今までは可愛くてしていた 何度も撫でるという行為の 手の力を少~しだけ強めて
血行がよくなるようにという思いの マッサージ と して もっともっとするようになりました。
患部を温め 邪気を吸い取る!
そんな思いを込めて 腰の辺りに手を当てているようにもなりました。

毎日、
起きると まず最初に マーブルの様子を見ます。
気づかない間に 天国へ行って しまったら どう しよう!
そんな不安が 常に脳裏にあるからです。
せめて、ラビの時のように 最後は一緒にいて しっかりと看取ってやりたい!
同時に、
ラビ にも お願い しました。
 「もう少し …、ううん、もっと 一緒にいて いいで しょ!?  お願いだから連れて行かないでね!」

優 しいラビ は 私のお願いを ちゃんと聞いてくれました。

マーブルは
4ヶ月ほど前にも具合が悪くなって、病院に行きました。
その日 担当となった先生に 延命治療は しないと告げて 点滴だけを お願いすると
本当に親切に、優 しく対応 してくださいました。
 「すみません。 先生のお名前を聞かせていただけますか?」 と伺うと、
その方は
 「私はラビちゃんの時に担当 していたものです。」 と …!
私の口から 思わず
 「やっぱり~!」 と声が出てしまいました。
娘は違うと言いましたが、私には一瞬の対応で <この人だ!> と直感するものがありました。

   あの時はまだ入ったばかりのようでした。
   診察中にラビが倒れ意識不明になった時、責任を感 じたのか、12時間以上にも及ぶ時間、
   ただひとり ずっと一緒に付き添ってくださった方です。
   家族なら当たり前ですが、お腹が鳴っても食事も摂らずに ず~っと付き添ってくださいました。
   ラビを看取った後 お骨にして持ち帰り、それからお支払いに行った際
    「ここに来る子達は 飼い主にとっては子供と同 じですから、これからも その家族の気持ちに
     なって 対応 してあげてくださいね!  良い先生になってくださいね~!」
   そういって帰ってきました。
   こちらはパニックになっていて 先生の顔なんて ほとんど覚えてなどいませんでしたし、
   それからお会いすることもありませんでしたが、
   若いその方は 私の願い通り 良い先生になっていら して …
   その感動と いろんな想いが入り混じって、思わず涙が流れてしまいました。
   餌のサンプルをお願いすると 普段はいただけないような液体までくださって、それも とても嬉 しい
   ことでした。 もっともっと 心ある対応の出来る先生になられますことを期待 しています。


1ヶ月前にも、マーブルは具合が悪くなりました。
以前と同 じような状況でした。
病院へ連れて行くと また違う先生でしたので またまた
 「病名はわかっていて 延命治療は しないことにしていますので 栄養点滴だけお願いします。」
そう伝えました。
先生は カルテを見て何か言いたそうでしたが
 「わかりました。」 とおっしゃって、
私がマーブルを押さえ、片時も離れることなく注射を していただいて帰ってきました。

今回は 餌を食べ出すまでに 2日かかり とても心配 しましたが、
サンプル餌をいただいた中のひとつが気に入ったようなので注文 し
現在は けっこう元気に過ごしています。

   それでも 高齢なため、またいつどうなるかは わからない!
   その不安は いつも付き纏っています。
   それでも 楽 に、安らか に …!



        
                 
最近のマーブルは …
私が出かけるのが嫌で さらに邪魔するようになっています。
常に側で監視 しているので 化粧道具を手にすると すぐにわかりますし、
出かける日の雰囲気は 早めに察するようで、無理やりでも膝の上に乗って来る!
普段でも椅子に座れば 乗りたいのが ありありとわかるように ずっと足の辺りを見ていて
すぐにテーブルの上から移動 してきます。
おかげで私は
テーブルを挟んで対面にある椅子の上に足を乗せ、
足がしびれてきても ずっと 足首を組んだ状態に していなくてはなりません!
その上に乗って来たマーブルは
お尻を私のほうに向け、顔をテーブルの下に潜らせて
徐々徐々に長くなり、足いっぱいに伸びて くつろぐ!
その姿が 可愛くて たまらない!
そしてこの時が 欠かせない最良の マッサージタイム にもなっているんです。
   首のマッサージの後、首からお尻までの 撫で撫でマッサージ。
   とにかく 「可愛い、可愛い!  いい子、いい子!  元気になれ、元気になれ!」
   「大好きだよ~!  一緒に頑張ろうね~!」 などと マーブルに聞こえるように言いながら 撫でる!
   気分が悪くて触られたくない時以外は おとなしくしているので きっと気持ちが良いのでしょう。

その後は、足から首がこぼれ落ちて 一瞬心配になるほど 熟睡!
これがまた 笑っちゃうほど可愛くてしかたない!

   マッサージは他にも 顔を合わせながらの顔面。 肉球や指の間。 前足後ろ足の付け根のリンパ線。
   あごの辺りを手で包んで立つくらいまでそーっと持ち上げ、ゆっくりと少~し揺する 首伸ばし など、
   強化 した 全身撫で撫で を含めて 昔からずっと続けているものが たくさんあります。
   とにかく どこかに そっと手を置いておいてやること。
   触れてきた時には 出来るだけスキンシップに努めること。



             
マーブルは 時々 外にも行くようになっています。 (この時の想いは ひと言だけ、 こちら に書きました。)
寒くなる前は ガラス戸を少しだけ開けてあったんですが、さすがに今は寒いので
行きたそうな時、アピールして来た時に開けてやるように しています。
   開いているガラス戸から おチビ達が遊びに来たりも していて、時々 鉢合わせし、
   お互いに 「シャ――!」 とやっていますが、全員が臆病だから 喧嘩にはなりません。


    

                        今は安定 しているけど 安心は出来ない!
                    とにかく ゆったり のんびり … まだ まだ 一緒に 長生き しようね!


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

こんな気持ちで … ということで
2008(平成20)年 7月16日発売、
   John-Hoon さん の  『君を守りたい』
           (作詞 = 藤林聖子 さん/作曲 = 中崎英也 さん)

「君がソファーで眠ってる 木漏れ陽を 風が揺ら してく
             起こさないようかけたBlanket どんな夢を今 君は見てる?」
  「何気ない事が 特別だと 君と出逢って 解ったんだ」
    「愛 してる、なんて ありきたりな言葉 じゃもう 足りなくなる...どう しよう
             君が笑う日も 涙落とす真夜中も Forever 僕が君を守るから」

   こんなこと言われたら、幾つになったって きっと嬉 しいと思うけど、
     今は、私がマーブルを 守りたい!
     そういえば 少し前に 「何かあった時は …」 って言ってもらったな~!
     話のなりゆきでだったし 意外だったけど、そんな男らしい言葉なんて 近年聞いたこともないから
     凄く恥ずかしくて とっても嬉 しかったっけ!
     ということは、マーブルも喜んでくれてるかしら!?  頼り甲斐はあるかしら!?
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

John-Hoon さんは キム・ジョンフンという名の韓国出身の 歌手 兼 俳優さん。
年齢は31歳。1月がくれば32歳になられるようです。
ソウル大学校の歯学科から、演技に関心を持って中央大学校演劇学科に編入。
とても頭の良い方のようです。

2000(H.20)年、K-POPアイドルデュオ 「UN」 としてデビュー し、大変な人気者に …。
 (UN とは United N-Generation の略で、ネット世代ユニットという意味だとか。)
2002(H.22)年には 歌手兼業を宣言 して 俳優としても デビュー しましたが、
学業に専念するためという理由で途中降板! (72話中 42話まで)
2005(H.25)年9月、カラーの違いや 音楽的な方向性の違いなどを理由に 「UN」を 解散。
この年には日本のドラマ 『ヤ・ク・ソ・ク』 に出演されています。
苦労 したこともあったようですが、
翌年には韓国ドラマ 『宮』 の大ヒットにより、俳優としての立場も安定。
10月には ミニアルバムを発売 して、日本で ソロデビューも果たされています。
女の子のように可愛くて優 しい顔立ちと 甘くきれいな声!
この曲は、シングルの5枚目。
日本でのものは すべて 日本語歌詞で収録 しているそうです。

2009(H.21)年4月28日に入隊し、約2年後の今年 2月28日に除隊。
入隊前には 日韓合作映画に主演 し、
入隊中に 3枚のCDを リリース し、
除隊後の 6月には韓国ドラマに出演。
これからが期待される方 ということになるのでしょう。

         若い子だけでなく、きっと 韓国 ドラマ 好きの おばさま達の心も 魅了 しているのかもね!


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