― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

フーちゃんが …  ― 風といっしょに ―

2012-02-12 | 動物・生き物 に関するお話
 
忙 しかったり、ちょっと大変だったりすることもあって、
今年から <ちょこっと話> を織り交ぜることに しました。

こんな出だしで、短くて楽 しい事柄を書こうとしていた時、
思いがけない出来事が起きてしまいました。


最近、また フーちゃん が来るようになっていました。             
ほんの一時期 ヒーちゃんも来ていましたが 今はまた見かけなくなりました。  (ヒーちゃん と フーちゃん)

我が家の 猫の待ち合い所 には
ミーちゃんと 妹たち(チーちゃん、シーちゃん、クーちゃん)という
女の子ばかり4匹が 毎日 何度となくやって来ていて
特に、チーちゃんとクーちゃんは 今は早めの時間から待機 しているようになっています。
そんな中、このところまた 日に1~2度 顔を見せるようになっていた フーちゃん。
8日の日も 4匹に紛れて いつの間にか来ていたので ひと握り分ずつの朝食を振舞いました。
どこかのお家で首輪を付けてもらった フーちゃん。
きっと可愛がって下さっている方がいるんだな~と嬉 しかったんですが …

8日の朝、みんなで朝食を食べていました。  家に入って来て 黙って待っている時、目が合っていました。
  
                     (一番奥が 一緒に生まれた ミーちゃん。)  フーちゃんは美男子です。
                (左から妹の クーちゃん、チーちゃん、手前が シーちゃん。)

この日、何気なく撮った写真 で した。

その日の夜、10時半。
外出中の私に 娘から
 「フーちゃんが …、 フーちゃんが 死んじゃってるよ!」 という電話が入りました。
聞きたくないことは耳が受け付けないのか、
唐突すぎて理解が出来ないのか、
初めは 何を言っているのかわからなかったんですが、
娘が帰って来た時に 家の近くで見つけ、
暗いので遠目には 休んでいるか うなだれているように見えたので そっと近づいたら
動かず …、 もう冷たくなっていたそうでした。
話を理解 した途端、体から血の気が引いてゆくのを感 じました。
  〔 今朝会ったばかりなのに、信じられない! 〕
この日、私が出かけたのが 夜の7時半頃。
その時には もちろん見かけませんでした。
フーちゃんは もう冷たくなっていたというのですから
それから たった2時間ほどの間!?
娘が帰って来る 1時間ほど前に何かがあった ということになるので しょうか!?
  すぐに気づいてやれていたなら 助かったかも しれないのに …!
  誰にも見取られずに逝かせて しまうなんて …!

娘が 「どうしよう!」 というので
家に運んで 庭に埋めてあげてくれるよう頼みました。
   厄介なものとしてゴミのように扱わることには絶えられない。
   赤ちゃんの時からの付き合いだもの、 そのまま知らぬ振りで放置することなんて出来や しません。


外傷はないとのことなので 死因は不明。
車に撥ねられてしまったのか、毒の物でも食べてしまったのか …!!!

気が重いまま家に帰ると、
庭に 十字架のようになった木の枝を立てた小山 が出来ていました。

 「魂が迷うから <可哀相> と言う言葉を使っちゃ いけないよ!」
昔、ご近所のおばちゃんから言われた言葉ですが、
フーちゃんが生まれたのは 一昨年の たぶん9月末頃。
1年4ヶ月ほどの あまりにも短い、 短すぎる命です。
そう思った途端、鼻の奥がジ~ンと痛くなって 我慢 していた涙がボロボロ!
つい そんな言葉が出そうになるのを 喉の痛さが抑えているようでした。
ルビ(フーちゃんのお母さん)が突如消えたのが 昨年の5月末頃。
悪いことは考えたくありませんが、
彼女も もしかしたら 星になってしまったのかも しれません。
もしそうだったとしたならば、
1年2ヶ月ほどの さらに短い命だったということになって しまうのでしょう。
            (フーちゃんを含む ルビちゃん一家についての詳細記事は 古い順に、
                                こちらこちらこちらこちらこちら で ご覧ください。)


野良ちゃんの人生は 過酷なものです。
平均 5年ほど しか生きられないというお話を聞いたことがありますが、
それなら その目一杯を生きさせてやりたかった と思うと、残念でなりません。

  あの時、もっと餌をやっていれば 探 しに行かなくてすんだのかな とか
  もっとたくさん声をかけてやっていればよかったのかな とか
運命と云えはそれまでですが、
何か1分、1秒違えていたら、
何ごともなかったように、
今日も元気で姿を見せてくれていたのかも しれないと思うと
悔やまれてなりません。
   今さら言っても 遅すぎますが …!

その夜は、
ラビに、 「仲良く してやってね!」 とお願い して お香を焚きました。
   親分気質のラビだから、きっと 「任せとけ!」 って言ってくれていることと思います。

次の日は、
もう少 し盛り土を して 買って来たフーちゃん色のお花を植えてやりました。

         淋 しくないよう、             付き添いに 猫ちゃんの飾りも置いてやりました。
フーちゃん色の黄色いパンジーを植えました。


男の子なのに
女の子みたいに おとなしくて 優 しい子だった フーちゃん。
                        フーちゃんの右前足の親指は 
どこかにぶつけて折れ曲がってしまったのか、ミトンの手袋みたいになっていたわね~!
もう スリスリも してもらえないのかと思うと とっても寂 しいけれど、
安らかに 休んでね。
そして 落ち着いたら 風さんと一緒に大空を自由に飛び回ってね。
それから、
もし ルビに会ったら …、 いっぱい甘えちゃいなさいね。

                        フーちゃん 安らかに …!

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

フーちゃんを思ったら … ということで
1998(平成10)年 9月 3日発売、
     小林幸子 さん の  『風といっしょに』
            (作詞 = 戸田昭吾 さん/作曲 = たなかひろかず さん)

  「誕生日祝う ローソクふえたけど  たったひとつの ふるさと 旅立った」
    「いくつものであい  いくつものわかれ  まぼろしのような 思い出も すこし」
「歩きつづけて どこまでゆこうか  風といっしょに また歩きだそう
                    大地ふみしめ どこまでも ゆこう めざした あの夢 つかむまで」

   ルビの初産で この世に誕生 した 小さな命。
     あんなにちっちゃかったのに あっという間に大きくなって、
     そして、まるで幻だったかのように 一瞬で消えてしまいました。
     お誕生日が 1回 しか迎えられなかったなんて … 悲 しいね。
     歳を重ねて 忘れてしまうことが多くなっても、フーちゃんやルビのことは 忘れないよ。
     これからは怖い思いをすることもなく 自由に、風と一緒に 遠くまでも 遊びに行けるね。
                                   (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)

幸子さんが芸能生活35周年を迎えられた 1998(H.10)年、
同年公開映画 「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」 のエンディング曲として
発売された72枚目のシングル曲です。 (当時小学生だったポケモンキッズの井端珠里さんの歌い出 し、
                             終盤はポケモンキッズと音羽ゆりかご会による合唱入り。)
                     <ポケスタバッチ>のおまけ付きだったとか。
そしてこの年、第49回 NHK紅白歌合戦でも この曲を熱唱。
その際の出演時間帯は 子供達に配慮 して いつも(22時台)より早かったようでした。

意外な気もするようですが、幸子さんは前年にも ポケモンの曲を歌われているんですね。
   第38話 ~ 第52話(1998年4月16日 ~ 同年 7月9日)
     『ポケットにファンタジー』(さち&じゅり) 3代目エンディングテーマ曲。
   第53話 - 第63話(1998年7月16日 ~ 同年 9月24日) & 第105話(1999年7月15日)
     『ポケモン音頭』(ガルーラ小林) 4代目エンディングテーマ曲。
そして もっと驚いたのは、『ポケットにファンタジー』 が初めてテレビで流された日に
あの <ポケモンショック> という問題が起きてしまっていたということでした。
   ※ ポケモンショックとは、1997年12月16日。ストロボやフラッシングなどの激しい光の点滅を
     断続的に見たことにより、放送直後 体調不良を訴え 病院に搬送された人が約750人にも
     及び、そのうち 135人が入院するという事態が起きてしまったという事件。
     症状は主に 発作、眼や視覚の異常、頭が重い または痛い、吐き気などの他、
     イライラする、疲労感が取れないなど、不快で何となく体調が悪い というものであったようです。
     そのため、ポケモン関連の放送は全面休止となり、その後 ファンの再開要望の多さと再発防止
     規定ガイドラインが定められたことにより、翌年4月16日 放送が再開され、エンディング曲も
     この時復活 したというもの。
     子供向けの番組の冒頭で 「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てね」 などと
     流されるようになったのは この事件がきっかけだったようです。

彼女は他にも ポケモンカードゲームのCMソング
『とりかえっこプリーズ』 (ユニット名:スズキサン 1998年2月10日発売)も歌われています。

これらの歌は アニメ・映画・ドラマの主題歌集などにも収録されているようです。

『風といっしょに』 は、現在でもポケットモンスターシリーズでは挿入歌として、
特に涙を誘うような感動的なシーン (主にメインキャラクターとそのポケモンとの別れ等) では
頻繁に使われているそうです。

アニメ の中には お馬鹿っぽいものも多く存在 していますが、
昔、子供達を 「ドラえもん」 の映画に連れて行って とても感動 したことがあったように
ポケモンも、命の尊さ について考えさせられるところがあるようです。
映画のような大作 になると 特にそういった傾向が強くなるのでしょう。
そこに歌が加わると より深く心に入り込んでくることが多いもので、
この歌を聴いていても それが よくわかるような気が します。
前奏の雄大さ、可愛い子供(井端珠里ちゃん)の歌声から幸子さんへ、そして子供達との大合唱。
次女はこの作品を見たそうで、「泣けて泣けて ホントに大変だった!」 と言っていました。
映画館でなんて見て この歌を聞いたら、絶対泣くだろうという変な自信が 私にもあります。
こういう作品は、親子で一緒に見た後で 話 し合って 絆を深めると いいですね。

                             命の尊さ と 絆!
               フーちゃんは天国で ラビとも絆を深め、 ミーちゃんや 妹たちを見守ってやってね!



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2 コメント

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なかなかできないよ (猫好き)
2012-06-22 23:36:37
猫好きなんですね。
ていうか、動物好きですよね。
動物関係の記事見たけど、好きでも自分家で飼ってるの以外なんてやらない人がほとんどだし、自分家のだってもてあましてる人がいるのに凄いよね。
したいと思っても思うだけで自分にはできない。ていうか、そこまで熱くなれなくてしないだけかもしれないけど。
あなたにはその熱さをずっと持っていてほしいと思うよ。
頑張ってください。
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猫好きさん、こんにちは (ワ・タ・シ)
2012-06-23 14:31:02
コメント、ありがとうございます。
確かに 猫好きで、動物好きです。
何かをする時は してあげたいと思うからするというだけで、
完全に 自分の思い!
実際には自分の枠を超えそうで大変なこともありますが、
動物達を含めた みんなが良い環境で暮らせたら良いな と思う気持ちのほうが勝る
というだけなんじゃないでしょうか!
それを<熱さ>というなら そうなのかもしれませんが、
自分の意識の中では そんな風に感じることはなかったです。

ちっとも凄くはないですが、コメントは嬉しかったです。
たくさん呼んでいただいただいて ありがとうございました。
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