― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

第2回ニャンチーズ戦に至るまでの道のり  ― 涙がこぼれたら ―

2011-10-09 | 動物・生き物 に関するお話
 
我が家の物置きに無賃で間借り していた ルビちゃん一家。
大きくなったら それぞれが どこか別の新居を見つけたら しく、巣立って行きました。
それでも、ミーちゃん は 近くにいるようで よく来ます。
夜中になりましたが、フーちゃん も 週の半分はやって来て 甘えていきます。
一番馴れていた ヒーちゃん は 道路の向こう側に移ったら しく、
元気でやっているのかな~!?、大丈夫なのかな~!?
本気で心配になる頃に顔を見せてくれます。
でも、あの 人懐っこさは消え、とても オドオド している様子が 気になります。
   生きていくのは大変なのね~!  でも 頑張って!  そして、いつでも おいでね!
それでも、君達が元気でいてくれて 嬉 しいよ~!

… と、これは 今現在のお話です。
 実はこの間に いろいろなことがありました。

前回の 非常に疲れた ニャンチーズ戦 では …                
  昨年の9月末に生まれた ルビの子ども達。               (左から ヒー、フー、ミーちゃん)
  これ以上増えて 保健所に連れて行かれたりすることのないよう
  7ヶ月経った5月初旬、3匹共に 不妊手術 を しました。
  二度と来てくれないかと思ったのに、
  変わることなく それからも、3匹は顔を見せてくれました。
… と、こんな内容について 書きました。
(その時の大変さ、詳細については こちら で ご覧ください。)

ところが、
それから わすか10日ほど しか経っていない ある日、
我が家の物置きに子猫が来ていました!
  〔 わ~ 可愛い~ぃ!  えっ でも、どうなってるの!  いったい誰の子!? 〕 
ヒー、フー、ミーちゃんで あるはずがありません。
まさか!?
脳裏に名前が過ぎって、それが 確信に変わるまでに 2分。
見ていると やっぱり~!
ルビちゃんでした。
   3匹を産んでから 異常なほど警戒心が強くなったルビちゃんを捕まえることが出来なかった結果、
   どこかでまた産んでしまったようでした。 猫の妊娠期間は60日ほどだそうなので、ルビは あの
   大騒動 (ニャンチーズ戦) よりも 1ヶ月半近くも前に妊娠 していたことになるんです。
   子ども達と一緒に手術を していたら 命を奪ってしまうところでした。
   増えてしまったのは想定外で したが、宿った命を奪わなくて 良かった~!


   
子猫は 4匹いました。
一緒に物置きに戻って来たわけではないけれど、
ヒー、フー、ミーちゃんも まだ合流 していました。
   どこで産んだの?  子ども達がまだ完全に離れたわけではないのに、よく ここまで育てたわね~!
   見せに来てくれたの?  それとも 今回も <困った時の神頼み> ってわけですか!?

子猫たちは もう目が見えていて 足元は おぼつかないながらも 動き回れる状態。
たぶん 生後 2~3週間くらいではないかと思われました。
親から教えられるのか 本能なのか 人影を見ると すぐに隠れます。
ルビも かなり警戒 しているようで、
子猫たちの安全を守るため 一箇所には留まらず 散歩に行くような感 じで連れ歩き、
あちこちと居場所を移動 している様子で した。
   我が家は別荘? 別宅かな!?  まぁ好きに使っていいわよ!

それでも
この状況は …
けっこう大変になりそうです。
新たな心配がまた頭をかすめますが、まだまだ小さすぎます。
  〔 この子達もまた 発情期が来る前までには何とかしないといけないんだろうな~! 〕
そう思いながら、しばらくは 見守ることに しました。

   家猫であれば こんなことはないのでしょうが、
   ねずみほどではないにしても 猫の増えかたも凄いものがあります。
   現代では <野良犬> というのは それほど多くはないのでしょうが、<野良猫> の数は多い!
   一般的には 年に2回ほど発情期が来て、1回の出産で1~8匹、
   平均すると4匹の子猫を産み落とす。
   雄が何頭もで奪い合えば 何頭分もの遺伝子を持った子が産まれることもあり、
   妊娠の確率は90% 。
   そう考えると 年に8匹!?
     その子ども達の半分が雌だったとしたら … 4匹が8匹ずつ産んで 4×8=32匹!?
     それに 元々の親もいるわけだから プラス8匹で 40匹!
   生まれた命は大切にしたいけれど これでは嫌がられてしまうことも多いのでしょう!
   自然体でいさせてあげたいし 可哀想だとも思う!
   けれども どこかで 断ち切らなければ 猫達自体だって生活 しにくくなってしまうのでしょう。
   ヒー、フー、ミーちゃんの不妊手術で それが出来ると思ったのだけれど、ちょっと甘かったようでした。


それにしても、
去年の9月末生まれの ヒー、フー、ミーちゃんが 3兄妹 (姉弟?)。
そして、7ヵ月後に生まれた4匹も 兄弟姉妹 ということになるわけです。
三つ子 と 四つ子!
  〔 人間だったら とても ひとりでなんか育てられるもんじゃないわね~! 〕
ルビを見かけてまだ1年。 たぶん生まれて1年半!
小さな体で、動物達はまるで 肝っ玉母さん のようだな と思いました。
   人間 は 大人になっても頼りなかったり しっかり出来ない人がいるというのに、凄いなぁ!

そんな大変な状況になることがあるからなのでしょう。
猫は 巣立つということをするようです。
そして わすか7ヶ月の お兄ちゃんふたり (ヒーちゃんとフーちゃん) も、
ルビから 独立するよう勧められた(?)のか、
それから徐々に 一緒 には いないことが多くなっていきました。


それから数日、何事もない平穏な日々が続きました。
ところが ある日急に 1匹の子猫の姿が見えなくなりました。
   あれっ! 迷子になったのかな!?
けれでも、待っても待っても 遊び場となっている我が家の庭に その子は現れませんでした。
   子猫が親を探 しているような鳴き声を耳にする度に探 しに行けばよかったのかも しれませんが、
   親が必死に鳴いている様子はなかったから そこまでする必要はないと思っていました。

後になって、
   〔 そういえば、以前 お隣りの庭の隅に巻かれて置いてあった 床板の余りのような物の中に
    ミーちゃんが落ちて、助けに行った なんてことがあったんだったわね! 〕

思い出 したら急に不安になって 探 し回りましたが 見つかりませんでした。
  〔 きっと 誰かが 家で飼おうと 連れて行ったに違いない! 〕
そう思うしかありませんでした。
   それでも 〔 あの時探 していれば …! 〕   悔いは残ります。


               
        ルビのお乳を飲む おチビちゃん。     頭と頭、足と足を くっ付け、ミーちゃんに甘えて
                                   女同士だけど ラブラブのハート型に …


その後、他の子猫たちは順調に育ち、ミーちゃんにも懐いて、
良いお姉ちゃんぶりになっていくミーちゃんとの様子が微笑ましく映ることも多くなっていきました。
   体は小ぶりですが、ルビとミーちゃんは 同じ三毛。 時々 どっちが親!? と思うこともありました。
   ミーちゃんはもう子どもが産めないから、自分の子どものつもりで可愛がってるのかな~ と思ったら
   切なくなります。 さすがにお乳はやれないので そんな時は見ているだけ! その姿も切ない!


ところが ある日  
今度は ルビが 消えた!
子ども達はやって来るし、ミーちゃんも来るのに ルビの姿が パッタリと消えてしまったんです!
1日、2日、3日 …
一週間が過ぎても ルビは姿を見せませんでした。
子ども達は 一応食べられるようにはなっていましたが、まだおっぱいは飲みたい様子。
ミーちゃんに甘えるようにスリスリして まとわりつきます。
すると、ミーちゃんが おっぱいをやる仕草!
本当に出ているのかどうかはわかりませんが、母性本能なのでしょうか
横になって まるで 「これでいいの?」 と言っているように見えます。
   感動 して 涙が止まらなくなりました。
子ども達も おっぱいを探り当てられただけで安心 したのでしょうか。
ひとしきり吸って 長~くなってお昼寝タイム!
この日から ミーちゃんは 本当にお母さんのようになりました。
   餌も 子ども達を 優先 しています。  ルビよりお母さんら しいかも と思う時も ありました。
ルビがどうなってしまったのかは とても心配ですが、
  〔 少なくとも ルビは、ミーちゃんがいてくれたお陰で 安心だね~! 〕
今回もまた そう思うしか ありませんでした。

<情> というものが欠けていると思われる事件がある度に、
時代と共に変わってしまった世の中や社会が悪いというだけでは
済まされない想いを感 じることがありますが、
こんな感動する場面を見ると
動物達を見習って しっかりと包容力のある親になってくださいね と言いたくなります。
   そんな動物たちの間でも 子育ての出来ない親がいるという話を聞き、怖くなりました。
   でも ルビは、子育て放棄 じゃないもんね!



そして 10月、
下の子達が産まれて 早 5ヶ月!
なんだか 体も、お腹までもが ふっくらしてきたように見える 3匹のおチビちゃん達。
  〔 そろそろ 盛りの時期が近づいてくるので なんとかしないといけないな~! 〕
妊娠 しているのがわかったら 命を絶つことになって後味が悪い。
  〔 そうであるなら 躊躇 している暇はないのかも しれないわね~! 〕
ルビちゃんで 経験 したことを 繰り返 してはいけない!

今回も 3匹の 不妊手術 を決行することにしました。

まずは病院に予約の電話を入れました。
 「明日、野良ちゃんを 3匹 連れて行きたいと思っているんですが …」
出られた女性スタッフ は
予約状況を調べた後 大丈夫だと言ってくださいました。
その後は
性別 は どちらなのか!?
全員が捕まらなかった場合、日を変えてでも 3匹の手術は するつもりなのか!?
日帰りで いいのか!?
など いくつかの質問をされ、予約が完了しました。
   性別は たぶん全員女の子。(雌のほうが処置料金が高い。)
   日帰りにして、もし一度に捕まらなかった場合は 迎えに行く際に連れて行って、翌日 また迎えに行く。
   あるいは日を変えて連れて行く ということにしました。


  〔 上手く捕まるかしら!? 〕
ヒー、フー、ミーちゃん達の時の大変さを思ったら、なおさら 気が重くなります。

今度の子達は バラバラに来ることが多いから 良いようでもあり悪いようでもある気が します。
1匹でも捕まえたら きっと鳴いて 他の子を警戒させることになり兼ねない!
いろいろ気になり、今回もまた眠れませんでした。

そして 朝、
捕獲 して 病院に連れて行き、
帰って来て様子を見て 翌日放 してやるまでの戦い

第2回 ニャンチーズ戦 開幕

11時から しか始まらない病院に合わせて、9時半以降の捕獲が理想 と思われました。
全員の場合、1匹ずつの場合、 娘と打ち合わせは したものの、
今回は全員が女の子と思われたため、男の子より警戒心が強いのでは!? と不安な面もありました。
それでも少 しずつ近い距離になれるよう努力 してきたので大丈夫かもしれないなという思いもありました。
そして、蓋を開けてみれば …
予想通り バラバラには来たけれど 前回の大騒動から比べたら 楽 に思えたくらい
3匹のチビちゃん達は良い子でした。
   1匹捕まえては 声の聞こえない 離れた場所に置いたケージに入れる を繰り返し、
   慌てて閉めたガラス戸で しっぽをちょっと挟んでしまったという出来事はあったけれど、
   前回より小さめの洗濯ネットにも案外 早めに入れられて、
   マー君のオムツが入っていた大き目の箱にまとめて入れてタクシーで連れて行く途中も 静か!
   病院も 前回より空いていて、手続きも 手術も 順調!
   帰りのタクシーの中でも静か という 好調ぶりでした。
   なお、今回も 処理済みを示す<耳カット (女の子は左側)>や 、
   <ノミダニ駆除><回虫条虫駆除>も お願いしました。
   洗濯ネットの中の顔は ストッキングを被った強盗みたいになっていて、
   いくら緩めてやっても直らない!
   吹き出 しそうなほど可愛いけれど、必死な形相が 可哀想で たまらなくなりました。
   ドキドキ感が箱の中いっぱいに広がって 熱気ムンムンだったのも 可哀想でした。


帰って来てネットから出 し、ケージに入れてからは           
鳴いたり ガリガリやったりと おとなしいとはいえませんでしたが、
それでも前回よりは 数倍 楽!
今回は 全員を一緒にしておいてあげたことがよかったのかも しれません。

  

2~3度 吐いているようでしたが 夜中には少しづつ餌を食べ、
朝には1匹ずつ抱っこして震えを止めてから放出!
この時点で 第2回ニャンチーズ戦 は 無事 終了
一度自由になった後は 2時間ほどで戻ってきて 餌を食べていました。
   1回戦があまりにも大変だったから気を病みましたが、今回は案外 楽で助かりました。
   始まってみなければわからないものだけれど、どんなに楽だったとしても もう戦いたくは ない~!
 

抱っこした際に そっと見てみたら、                  
お腹には 1.5センチくらいの傷があり、
自然抜糸が出来る糸のような針金(?)が付いていましたが、
もう取れている子もいました。
   傷は目立たないほどきれいに処理 してあり、後で見たら ケージの中に糸が落ちていました。

この子達、       
さすがは女の子! と思うほど おしゃべりで、
人の顔を見ると 鳴きます。
病院から帰って来てからは さらによくしゃべるようになった気が します。
必要以上にかまうことは しませんが、
ヒー、フー、ミーちゃんと同様、
この子たちが 命を全うするまでは 見守ってやりたいと思っています。

ついでの話ですが、
3匹が<雌>であるとわかった時点で気づいたのが、いなくなってしまった1匹のことでした。
<雌>は子どもを産むということで嫌われることが多いから
<雄>を選んで連れて行ったのではないか!?
だからきっと 猫好きさんと幸せに暮ら しているに違いないわよ!  そう思うことにしました。


とにかく この子達にも名前を付けてあげなきゃ!
そう思ったんですが、
ヒー、フー、ミー の続きの ヨー、イツ、ムー、では 色気がない!
ナナ、ヤー、ココノ(ツ)、あるいは トー でも 何だかな~!
英語も、フランス語も、ドイツ語も、中国語も、韓国語も しっくり いかない!
せっかく 1文字の伸ばし なので この流れでいこうかなと思い直し、単純に
 全体に黒く見えるチビさんを、クーちゃん (しっぽは ストレートの長め)
 顔に白い部分がある娘を シーちゃん (しっぽは 1番短くて カギカギ)
 とにかく一番おしゃべりで 人懐こい娘を チーちゃん (しっぽは 短めの カギカギ)
と呼ぶことにしました。
さらに ややこしくなりそうですが、ちゃんと顔を見て話しかけ、会話を したいと思います。

        
    左から シーちゃん、クーちゃん、チーちゃん      夏、箱の上にすだれを張ってあげたら
                                  いつの間にか ハンモックになっていました!


                       私も親のような気分になってきてしまいます。
                     臆病な子、人懐こ い子!  性格は違うけど、みんなで仲良くやろうね!


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥    ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

みんな 元気で育ってね … ということで
2006(平成 8)年10月25日発売、
            O's の  『涙がこぼれたら』
           (作詞 = 山上路夫 さん /作曲 = 鈴木 淳 さん)

「かなしみに会って 涙一つこぼすたび  胸のなか花が 勇気出せと咲くの」
   「誰もが生きている たったそれだけなのに この胸があたたたかく なるでしょう」
  「涙がこぼれたら 誰もみな負けないで  次の日は涙より 強くなれ」

   誰かが泣いている時、その訳を聞くことだけが優 しさではなく、
     傍らにいて見守ってあげることも優 しさだと思います。
     今 相手がどう したいのか、 どうすることが相手には一番いいのか、そんなこともあれば、
     自分が頼りと思われる存在なのか それ自体がわからないこともあります。
     おチビちゃん達も 自分で何とかするのが一番!
     すぐに頼らないで考えれば それが成長に繋がります。
     私はずっと、叩かれるまでは そっと見守り続ける扉でありたいな~と思っています。
                                    (※ ブログ内容や 歌詞から、その時 感じたことを書いています。)
O's は 3つ違いの 姉妹デュオ です。
お二人とも 長身の美人で 声も きれい、 息もピッタリという ご姉妹でした。

作曲家であり、音楽プロデューサーでもある 鈴木淳氏が
2004(H.16)年(平成16年)にレコード会社を立ち上げた際 プロデュースを手掛け、
主宰オーディションの第1弾アーティストとしてデビューさせたのが この O's でした。
新人賞など数々の賞を受賞しながら シングル わずか3枚で解散!
姉妹というのは 他人より難しいところがあるのか、音楽の方向性が違ったのか、
とても残念ですが、今は おふたりとも ソロ活動を なさっているようです 。

この歌は
発売年の4月から2年余り放送された医療番組 「主治医が見つかる診療所」 の エンディング曲と
「新ジキニン顆粒」 のCMソングに起用されていました。

余談ですが、お二人は 大の 猫好き だそうです。

                自分への応援ソング にも  人への思いやりソング にもなる 良い歌です。


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