私が初めて手にした商用画像処理ソフトはなんだったか、今ではとんと覚えがありません。しかしながら、私が初めて画像処理をまともにやり出したソフトのことはよく覚えています。高校生の時に買ったPaint Shop Pro Ver.3で、パッケージ版が安価に売られていたため購入し、初めてレタッチを体験。大変感動したことを覚えています。
しかしながら、Paint Shop Proとの蜜月もそう長くは続きませんでした。大学に入ってからPhotoshopとのファーストコンタクトを果たすからです。もっとも、最初に触ったPhotoshop LEは、レイヤー機能も無かったので特筆すべき物は何もありませんが。
私が最初に触ったメジャーバージョンのPhotoshopはVer.4.0。とにかくレイヤー機能に衝撃を受けました。レタッチもきめ細やかに出来ましたし、デジカメをさわり出したり、スキャナーを活用しだした時期とも重なって、本当によく使っていました。
その後、アカデミックパッケージを購入し、細々とアップグレードを繰り返して今に至ります。
そのような経緯がありますので、私がもっとも濃密にPCと向き合っていた大学時代の、言わば心の友みたいなソフトウェアであるPhotoshopが20周年を迎えたと言う一報は、何とも喜ばしいものでした。
Photoshopが20周年 特設サイトオープン ITmedia
アドビシステムズの「Photoshop」が2月19日、最初のバージョンの発売から20周年を迎えた。特設サイトでは同ソフトの歴史をたどることができる。
同ソフトは、トーマス・ノール(Thomas Knoll)が開発したピクセル画像処理プログラム「Display」がもとになった。トーマスは弟のジョンと協力して機能強化に取り組み、1988年に Adobe Systemsがライセンスを取得して「Photoshop」と名付けた。第1弾は1990年に発売された。
Photoshopが20周年・・・意外に短いな、と言うのが偽らざる思いです。しかし、当時のPCのスペックで「写真加工をする」と言う事がどういう物か、と言うことを考えると、まあ理解できないでもないですけど。
特設サイトで当時のパッケージを見たのですが、初代とVer.2のは始めて見たかも知れません。レイヤーが搭載されたのがVer.3.0ですから、やはりそれだけ衝撃的な機能だったのでしょうね・・・
現在はプロ用の画像加工ソフトとして確固たる地位を築いているPhotoshop。バージョンアップの負担はそれなりですが、スタンドアロンの最後の砦・・・になりそうな予感がしますので、出来るだけ長くつきあっていきたいな、と思った次第です。