金属ドロは恥を知るべきだ

　いくらなんでも使用中の電線を盗んでいったり、マンホールの蓋を盗んでいくのは行きすぎでしょう。例えば病院が停電することで患者が亡くなったり、マンホールに落ちて子供が死んだりするかもしれないんですから。

　何とも唐突に始まりましたけれど、金属泥棒の話です。

そこまでやるか？金属ドロ、生活に影響も　IZa!

　電線やマンホール・側溝のフタ、車止め…。ふつうの人なら気にも留めないようなものが、金属という理由だけで相次いで盗まれている。昨年１年間の被害は５７０１件、約２０億円に上ることが３日、警察庁のまとめで分かった。しかも、今年に入ると墓地の線香皿から半鐘、さらには水道の蛇口や滑り台にまで広がり、生活に影響しかねないところにきている。

　墓地の線香皿って、なんという罰当たりな・・・もう手当たり次第という感じですが、原因は、北京五輪を控えて建設ラッシュにわく中国にあります。そのために、銅などの金属の値段が高騰し、高純度の銅である電線や、ステンレス製の側溝蓋が盗まれていたのですが・・・何でまた鋳物のマンホール蓋や半鐘の様なものまで・・・

　なんというか、いかにも見苦しい。こういう公共物、半公共物に手を出すのは、人として来るところまで来てしまっている感があります。もっとも、盗みをはたらく時点で、すでに堅気ではない訳ですけれど。

　金属市場と言うとある程度特殊なんですから、それこそ芋づる式に何とかならないのでしょうか。こんな事に前金を投入して捜査すると言うことも、本来からしたら馬鹿馬鹿しいのですけれど・・・ここは、なんとしても早めに下手人を上げてもらって、流通ルートの解明などを行って一網打尽にしていただきたいものです。

　一般市民の生活は、こんなところからも脅かされているのだから。