ソーラーシステム長期キャラバン結果

＜ソーラーパネルorサブバッテリー増設？＞

本日は、北海道キャラバン、２７日間で感じたソーラーシステムとサブバッテリーに付いて記して見たいと思います。

尚、Kenyもデーター不足、計測器無しから、判断に困る部分も有りますので、その部分は割り引いて御覧下さい。まあ～傾向は、このようですから、こちらの方が良さそうと言う程度で、お役に立てれば幸いです。

苫小牧でフェリーに乗り込む際のサブバッテリー残量は、ほぼ１００％でした。約１７時間の航海後、大洗では残量　７５％でした。当然、冷蔵庫は入れぱなしです。少しでもダイネット内の温度上昇を防ごうと、ルーフベント３／４開放し、運転席のガラスも左右共に２ｃｍ程度開き換気を確保しました。

航海中に７５A使用した事に成ります。冷蔵庫のコンプレッサーは連続作動でも無く、停止時はサブバッテリーも回復するでしょうから、計算は難しい所です。当然、外気温、ダイネット温度も影響します。

総じて、キャラバン中の電力は、有り余るとは言えない状況でした。サブバッテリーは３００Ahトリプルですが、キャラバン中の最低残量　６０％　平均６５～７０％程度の状況でした。使用した電力に直しますと、１２０Ah～９０Ahの使用と成ります。残量５０％まで使用する勇気は今の所、有りません。

キャラバン中の毎日の電力使用がこのレベルでした。

ここから、お話がややこしく成るのですが、この使用した電力を全てソーラーでまかなった訳でも有りません。

エンジンを掛ける度に即、走行充電が始まります。残量７０％だと、始動直後は３２Aの電流が流れます。この値はけっしてサブバッテリーに優しいとは言えない電流値です。その後、４～５分もしますと２０A程度に落ち着きます。エンジン始動による充電はかなり大きなウエイトを占めているものと思われます。

BM－１バッテリーモニターはすぐれ物でして、充電、放電の表示も瞬時にしてくれます。１３．５Vがバッテリー電圧（充電電圧）で、３２Aが充電電流です。間の小さな文字が、「CHARGE」と充電中である事を示しています。

この様にサブバッテリー充電は、ソーラーだけでは無く、エンジン稼働による、いわゆる走行充電も大きなウエイトを占めています。

そのような環境でのソーラー発電ですが、太陽光の少ない曇り空では、ほんとうに発電量が少ないです。

ソーラーパネル性能にも依りますが、小生の場合、曇りだと１．６A程度です。ソーラーパネル容量　１６０Wにしてこれですから、辛い物が有ります。

仮に１６０Wソーラーパネルを増設し２枚とした所で、並列結合に成りますから、１．６A×２＝３．２A程度の発生電流でしか有りません。天候に依っては、発電電流　１A　と言う状況も有り、２枚搭載した所で２Aにしか成らないと言う事です。

コルドバンクスの場合、トリプルバッテリー１本は、１００Ahですから残量６５％まで使用したとすれば、使用出来た電力は３５Aでしか無いのです。

ここに落とし穴が有りますね。１本　１００Ahだから、１００Ah使えると思い込んでしまうのですね。一般的にバッテリーに優しく長寿命を狙うなら、放電は５０％以下にする必要があります。

小生は５０％まで使い切る勇気は有りませんので、６５％としますと

３５Aｈ×３＝１０５A

トリプルバッテリーと言っても実際に使用出来る電力は、１０５Aでしか無いのです。１０５Aもあるの？　とお考えの向きも有るかも知れませんが、DC１２V　冷蔵庫これが癌なのです。冷蔵庫がガス式であれば、１０５Aあれば余裕が出るのかも知れません。

ここで、考え方なのですが、曇り空でのソーラー発電は所詮、微々たるもの。

天気の良い晴天時に発電し、沢山、電気を溜めておいて使う方が、使える電力量はUPするのでは無いでしょうか？

４本サブバッテリー搭載！　　１本分　３５Ah増えますから、３５×４＝１４０Ah　現状に対し２５％UPです。

ソーラーパネル増設より、サブバッテリー増設に傾きつつ有るKenyでした。

 

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