kenyのキャンピングカーライフ!

キャンピングカー遍歴からの楽しみ、苦しみ、整備などに付いて思い付くまま綴ります。何かの参考に成れば幸いです。

熊野三所大神 降臨の地 神倉神社

2019-01-06 14:23:30 |  中日本

<絶壁石段の上に降臨>

熊野三山の速玉大社に初詣を済ませ、次は神々の降臨の地、神倉神社を目指します。

何しろ熊野三山の神々は、神倉神社のゴトビキ岩に降り立ったそうです。

今まで知りませんでした。

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神倉神社はカーナビには載っておらず、神倉小学校に隣接し駐車場が有る事が分かり、Googlマップの案内で進みました。

途中の道は旧市街と言いましょうか、狭い路地が続きます。

キャンカーですと5mクラスまででしょうか?

途中で入った路地で対向車を待っていますと、この先の角が曲がれないから、もう1本次の路地から行った方が良いと教えてくれました。

迷いながらも、何とか駐車場に到着しました。

 

右手の神倉小学校グランド沿いに100mも歩きますと鳥居が見えます。

ゴトビキ岩は国道42号線から見えるのですが、今回が初めてなのです。

鳥居前で一礼し、源頼朝が寄進した石段を見上げますと絶壁!!

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どうでしょうか?

この絶壁石段!!!

 

踏み外しますと、下まで滑落間違いないでしょう。

どうりで石段下に賽銭箱が有った理由が分かりました。

この石段を登り、お参りするには覚悟が必要です。

まぁ~右手に女坂は有るのですが。

 

鳥居前に常備されている、杖は必需品ですから見栄は捨てる事です。

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頂上まで登りますと、やっと平らな境内に出ます。

右側に見えます、壁状の岩は巨大な一枚岩なのです。

ここ紀伊半島は日本列島が形作られた1400万年前に、南北40Kmの巨大カルデラ火山が有り、地下には神奈川県ほどの花崗岩が形成されたのです。

神倉神社の御神体である、ゴトビキ岩もその一部なのでしょうね。

ゴトビキ岩の下に本殿が造営されています。

空には雲一つ無く、青空が広がります。

絶壁石段を登り、お参りした甲斐が有ると言うものです。

しっかりと鈴を鳴らし、お参りしました。

新宮市方面を見ますと、市街地の向こう側には熊野灘が空の青さと共に広がります。

下に降りますと、日溜まりの中にツツジがもう満開です。

大きな岩に座り、疲れた身体を休めながら熊野灘を眺め水とお菓子を頂きました。

少しかいた汗も引き、元気が身体に湧き上がって来ます。

神々が降臨されたとのお話は、理屈では無く身体で納得させられます。

熊野、新宮の地の懐は深く、神代の昔から人々の信仰を集めて来たからこそ、世界遺産にも登録されたのでしょうね。

 

尚、帰りは女坂を下りました。

石段を滑落しては、洒落にも成りませんからね。

 

 

つづく