ビッグデータをいろいろな方向から解析、解説するテレビ番組があった。子供の数が多い地区とか、駅前にコンビニがない駅とか。
中でも興味深かったのは、ツイッターなどで幸せだと言っている人の頻度が高い曜日の解析だった。
これは土曜日が一番多いそうだ。翌日曜日がお休みという人が多くて「明日は休める。幸せ」という思いが反映されているのだろうか。ハッピーサタデー。土日の休みが当たり前の欧米はこれがTGIFとなって、金曜日が一番になりそうだ。
おどろいたことに、日本では金曜日は幸福感がいちばん低いようだ。家に帰りたくないお父さん、週末旦那の顔をみたくないお母さんでもいるのか。グラフを見る限り日曜も同じようなものだった。これはサザエさんシンドローム。
ところでこの番組を見終わってえらいと思ったことがある。
それはビッグデータがどうやって収集され、解析されているかを視聴者に知らせているということ。どのようにデータは解析されているか。そしてものすごく多くの人がこのような仕事に従事しているかということを知れば、自分たち一般人がどうやって行動、思想を操作されうるのかがわかる。
普段からPC、スマホをいじって、情報発信しているつもりだったのに、自分自身がこういった情報に疎かったということを知った。
こうやって、幸せまでも含めた情報を利用すれば、われわれのような一般情弱を動かすなんてチョチョイのチョイだろう。現代のマーケティング最前線というところだ。
こういう事実を積極的に国民に公開しているというところは、さすが皆さまのNHK。手の内を明かすというのはたいしたものだと思った。
今、幸せ