ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『THE FIRST SLAM DUNK』

2022-12-03 22:56:34 | 邦画
スラムダンク映画化の情報が出た時は非常に興奮したものだが、内容に関する情報の解禁は一切なく不安でしかなかった。実際に劇場で観るまで、どことの試合か分からないなんて異例のことだ。

ただ、映画が始まるとすぐに山王戦だということがわかる。ここで一気にテンションが爆上がり。待ちに待った名勝負がアニメで、映画館で観られると。

声優の変更やCGには公開前から賛否はあったようだが、私はその辺は特に気にならなかった。問題はむしろ宮城が主人公ということである。
別に宮城が主人公でも問題はないのだが、宮城の重い過去話がテンポの悪さを感じさせるし、キャラ違くない?原作も試合中に過去の回想とかあるが、アニメでやられるとたまったもんではない。一番のドラマはコートにあるというのに、宮城の兄が死んだとかそういうのはスラムダンクに求めていない。原作の補完という意味では悪くない場面もあったけどね。

とはいえ試合のシーンは抜群に良かった。CGならではのスピード感があってまるで本物のバスケの試合を(観たことないけど)観ているようだ。原作だと数コマ使うシーンも試合の流れの一つとしか描いていないのもリアル。

それでも海南、魚住、彦一姉等のシーンが完全にカットされているのは大きな不満。個人的に高頭監督の三井のために赤木がスクリーンをかけ、その一瞬を逃さず宮城がパスを出し、落ちても桜木がリバウンドを取ってくれると言うシーンめっちゃ好きなのに。魚住の「シシュー」聞きたかったし、桜木の「大好きです〜」も来るぞ来るぞと思わせて来なかった。

総評としてはいいところはものすごく良かったし、良くないところは良くなかったという感じ。

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