東京で生まれ育った人間だが、遠足とディズニー以外でわざわざ千葉に行ったことってほとんどない気がする。お隣さんなのに、それはアカンということで足を運んでみた。
版画の企画展で、メインに川瀬巴水や吉田博を据えているが、このあたりは最近の企画展で見た作品が多かったな。まあ、もちろん何度見たっていい作品はいい作品なのだが。
企画展の最後に特集展示と題してヘレン・ハイドという人の作品を展示しているが、これが良かった。
外国人の版画家なのだが、とても優しい作品が多い。子供を描いた作品が多く目についたが、どれも絵本の挿絵のようなユーモアにあふれている。日常の一場面を切り取った場面が多いが、その前後のストーリーを想像しないではいられない。
後になって女性だということを知ったが、納得もした。時代錯誤とは言われつつも、やはり女性ならではの柔らかさ、優しさというのは絶対にあると思う。
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