ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『今日の芸術』 岡本太郎

2021-01-09 23:43:36 | 
岡本太郎に興味を持っているところに、嫌いなYouTuberがこの本を紹介していたので読んでみた。

内容はさておき、この本を読んだことで岡本太郎へのイメージが変わる。作品から察するに破天荒な人と思いつつ、かなりの理論派である。今日の芸術を俯瞰的にみているとともに、芸術の行く末を案じているお人である。

しかし、一方で無頼派なようでアカデミックな教育に苦言を呈し「今日の芸術は、うまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない」とも言っている。岡本太郎の意見がすべて正しいことはなくとも、こういう人が時代に一人はいるということはとても大切なことだと思う。

作中では芸術への大衆性にも述べており、これを読むことで芸術へ接するスタンスは多少は変わったかもしれない。だからと言って自分で筆を取ろうということはないけどね。

『サンダーボルト』

2021-01-09 23:42:47 | 洋画
絶対観たことあると思ったが、観たことのない作品で驚きであった。また、イーストウッドが監督だと思っていたが、マイケル・チミノが監督というのもびっくり。

基本的にはごきげんなロードムービー、犯罪映画なのだけれど、後半からなんだかおかしな方向に行ってしまう。ストーリーに突っ込みどころが満載なのはいいとしても、中途半端にシリアスにするのはいただけない。チミノの監督としての教示なのかは知らないが、何だか急にテイストが変わってアメリカンニューシネマっぽくなってしまう。特に最後のジェフ・ブリッジスの死の唐突感が半端ない。

しかし、途中のヒッチハイクのいかれた男の件がさっぱりわからない。あれ必要あるの。車入手するにしてももっとあるだろと言いたい。

『DOUBLE FANTASY -John & Yoko展』 ソニーミュージック六本木ミュージアム

2021-01-09 23:42:14 | ○○展





入場料も安くないし、そんなに興味もないから行くつもりなかったけど、時間も余ったことだし足を運んでみた。
会場は以前スヌーピーミュージアムがあったところだね。

会場にはいろいろな展示物があるが、アートとして楽しむというよりもビートルズ解散後のジョンの系譜をたどっていくという方が正確かな。
館内は撮影自由でジョンの持ち物やイラストなんかが展示されている。


ジョンとヨーコをつないだ有名な作品も展示されているが、「YES」の文字は遠すぎて確認できない。言われれば何か文字と認識できないほどの黒い点があるのがわかる。





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あらためてこうしてジョンとヨーコに触れあってみると、結構なお似合いカップルだったんだと思う。内外にごたごたはあっただろうが、この旦那にこの嫁あり、そして逆も然りである。私はヨーコに正も負も感情はないが、やはりアーティストにはピンと来るところがあるのだろうな、