ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『トータル・リコール』(4Kデジタルリマスター)

2021-01-01 23:53:18 | 洋画
正月早々『トータル・リコール』を観に行く奴なんているのかと気になって劇場へ出向いてしまった。実際いたのは5人ほどだったが。

数年前に観たかなと思ったが、少なくともブログでは取り上げていないから、だいぶご無沙汰な鑑賞だったんだな。しかし、ストーリーは全然記憶に残っていない。

そんなわけで非常にフレッシュな気持ちで鑑賞したが、いや~面白い映画だね。冒頭の監督インタビューでCGは使用していないと述べているが、それでこのクオリティはすごいな。特にシュワちゃんが女性に化けるシーンなんか凄いもんだ。あと、乳房三つはやはりインパクトある。そこだけはしっかり覚えていたからな。
まあ、火星の街は手作り感あふれているが、それでも映像クオリティは目を見張るものがある。バーホーベンというだけでB級感漂ってしまうのが、もったいないものだ。

ストーリーは最後まで夢か現実か考察の余地が残るところだろう。いろいろご都合主義なところがあるが、多々あるが、逆にそれが夢であるのだと私は思いたい。特にドリル装甲車の唐突感が半端ない。

『シラノ・ド・ベルジュラックに会いたい!』

2021-01-01 23:52:54 | 洋画
昨年の劇場での鑑賞本数は(数え間違えがなければ)洋画46、邦画8本であった。コロナ禍で一時観ない時期があったが、50本到達はしたので大健闘かな。

「シラノ・ド・ベルジュラック」というのはフランスの有名な戯曲みたい。私は全く知らなかったが、一応wikiで軽くさらってから映画館へ出向いた。

物語はについて深い説明はなくテンポよく進んでいく。やはり戯曲を知っている前提なようで、軽くでも予習しておいてよかった。誰かがレビューで述べているようにプロットは『恋におちたシェイクスピア』に似ている。

作品自体は軽妙で面白く観られるのだが、そんなに深く突き刺さることはなく、こういう物語もあるんだな程度にとどまってしまう。ただ、こういう苦難を乗り越えて物語を作り上げるというストーリーは好きだな。
あと、ちょこちょこ出てくる「前例はある」っていうセリフは気に入った。