ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『キング・コング』(2005)

2017-08-19 23:05:49 | 洋画
オリジナルは観ていないけど、70年代の方は観たような気がするが、記憶は全然ない。でも、あらすじは有名だから知っているよ。そういえば『クイーン・コング』なんてのもあったね。多分観たような気がするけど。

3時間くらいある映画で、ゲンナリしていたが、観たらこれが案外一気に観てしまう。コングが出てくるまではかったるいが、島に上陸してからは凄いね。恐竜だの変な生物だのがうごめいていてそれらの動きが凄いんだ。もう、キング・コングとしてではなく普通にモンスターパニック映画として観たかった。いや、ジュラシック・パークシリーズの監督もやってほしいな。
でも、なんだかんだでコングが出てきてからが熱い。これまた動きもすごいけど、恐竜との戦いが実にスリリング。あの恐竜のムルチ裂きは特撮ファンにはたまらんな。

モンスターの方はいいのだけれど、登場人物に魅力が全くない。特にあのヒロインは一体何がしたいのだ。ニューヨークでコングをかばおうとしているけど、かばったところでどうなるんだよって感じ。一番の元凶である、ジャック・ブラックはクズなのだけど、エゴ丸だしだけど唯一目的がはっきりしていて逆に好感が持てる。

監督の趣味丸出しな感じは否めないけど、それがいい感じに出ていて結構な作品でした。

『孤独な娘』 ナサニエル・ウェスト

2017-08-19 23:04:58 | 
『イナゴの日』読もうと思ったら、こちらも目に入って面白そうだから手に取ってみた。

あらすじだけだけど、面白そうなんだけど期待していたのとは違った。もっと主人公が人生相談に苛まれる暗い、乾いた話かと思ったら、あんまり主人公の苦悩が伝わってこなかった。宗教的な話も情事のシーンもこの小説には必要なのかよくわからない。結局物語は相談そっちのけみたいな感じで物語進んで終わってしまうし。


『町でいちばんの美女』 チャールズ・ブコウスキー

2017-08-19 23:04:50 | 
ブコウスキー作品で一番好きなんて人もいるのだから期待してはいたのだけど、ちょっと期待外れ。

短編集なのだけど、割と頑張って考えて書いているような感じがする。はっきり言ってそんなに頑張らなくてもいいです。もっとだらだら、とりとめもなく酒飲んでフラフラしているだけの方がブコウスキーらしいし。たしかにどうしようもない話も多いのだけれども、ちょっと求めるベクトルが違う。変わりどころだと、ファンタジックというかSFチックな話もあるし。

しかしながら、ブコウスキーの本はちょちょこ太字で強調してくる箇所があるのはなんなんだろうか。今のところ読んだ3出版社全部でそうなっているけど、原文通りなのかな。