ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『耳をすませば』

2013-07-25 12:50:12 | 邦画

ジョン・デンバーの名曲をテーマとしたジブリの青春映画。散々テレビで放送しているが観るのはこれが初めて。なんというかすごく安心して見ることができるいい映画だ。
バイオリン職人を夢見る聖司と将来に悩む雫の対照的な二人の恋愛話。大人は早いうちに将来を考えろというけど中学生で自分の進路を定めている人なんてほとんどいない。けど、まれに将来についてのしっかりとしたビジョンを持っている人がいて、そういう人を見ると羨ましく思った経験が私にもある。大学生にもなってビジョンが見えていない私は相当あせっている。時間が経つのはホントに早いものだ。
聖司のバイオリンの伴奏で雫が「カントリーロード」歌うシーンがすごく好きだ。歌う前に雫は下手だとことわりを入れるがホントに下手である。それもすごくリアルな下手さ。ただ、初々しさのようなものが感じられてすごくいい。逆に上手かったらなんかイヤだな。
2人が将来の結婚を約束したところで物語は終わるが、一体2人はどうなるのか。想像力がかき立てられるが幸せになってもらいたいものだ。