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ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『孤狼の血 LEVEL2』

2021-08-21 23:09:23 | 邦画
『フリー・ガイ』直後に立て続けに観たがハッピーな気持ちだったのが一気に吹き飛んだ。
控えめに言ってもとんでもない作品で2021年のベスト1に早くも決まってしまった。

記事は書き忘れてようだが、前作はもちろん観ている。でも正直そんなにという感じ。アウトレイジみたいなのを期待していたのに、意外とドラマ的。でも、今作には前作は微妙だったという人にこそ観てほしい。

とにかくバイオレンスシーンが凄い。量も質もえげつないくらいにバイオレンス。そしてそれを作り出しているのが鈴木亮平という役者。役者が演じているんだと頭では分かっていても、とてもそうとは思えないくらいに凶悪すぎる演技。これに関してはもうやばいとしか言いようがない。
もちろん主役の松坂くんもヤクザな刑事が板についていてかっこいい。ラストの一騎打ちは見応え、迫力抜群のシーンである。

前作は原作に沿ったストーリーだが、今作は映画オリジナルの展開らしい。なるほど、それでテイストが随分と変わったのね。
これで完結のような感じもする終わり方ではあったが、願わくばぜひ続編を作ってほしいものである。

『娼年』

2021-08-21 23:09:23 | 邦画
自分の中でプチ松坂君フィーバーが生じたので鑑賞してみた。

濡れ場が過激で話題にはなったが、いざ観てしまえばそれだけのこと。特に何かメッセージがあるわけでも、観た後に何か残るわけでもない。正直くだらない映画だなと思った。

原作は未読だが、作者は石田衣良。関係ないけど初めて宮崎吐夢の石田衣良の歌を聴いた時はめちゃくちゃ笑った。

『竜とそばかすの姫』

2021-07-31 20:50:53 | 邦画
前作が底値で、あれ以下のもんは出てくることはないだろうと、たかを括っていたが、びっくりするほどの駄作であった。

ストーリーは『美女と野獣』を下敷きに、『サマーウォーズ』を含めてどっかで観たことあるような要素が色々詰め込んである。ズバリ言うと雰囲気だけで中身も何もない、ご都合主義展開で物語が進んでいく。
キャラクターの掘り下げも深みがない。急に主人公がスターになるのも現実味がないし、竜が強いヒールになるのも適当だなと思える。そもそも何で主人公が竜に関心を持つようになるのかが、納得できるほど描かれていない。
そんで竜の正体も面白みがなく、スケールの小さい物語展開に走ってしまっている。

また、登場人物の一挙一動が過剰なくらいにマンガ的。走る度に転ばせようとしすぎなのよ。

自分としてはかなりガッカリな作品だったが、ネットの評判を見ると高評価の声が多い。ひょっとして自分の感性がついていけていないだけなのかな。

映画を観た後、鰹のたたきが食べたいなと思いつつ、居酒屋に入った。初めて訪れる店だが、そこで刺し盛り頼んだら、カツオのたたきが入っていて驚いた。普通差し盛りにたたきは入らんでしょ。すごい偶然。

『モスラ』(1961)

2021-07-09 23:53:16 | 邦画
恥ずかしながら初めて鑑賞した。初めて観るけど、あまりに有名すぎて全然新鮮味を感じず、過去に観たことがあるような気持ちで観ていた。

正直特にどうこう思うところはなかったかな。あえて言えば悪役を演じたジェリー・伊藤がハマっていたというくらいかな。それとチョココロネは食べたくなる。

名作に対してこんなしょうもないコメントしか残せなくて申し訳なくなる。

『白痴』

2021-07-02 23:40:34 | 邦画
文学好きというわけではないが、ドストエフスキーくらい読んでおかなと思いつつも中々手が出せないでいる。そういう時に映画というのは便利だ。もしドストエフスキーの話題になった時に「読んだことはないけど、黒澤の映画で観ました」と言っておけば最低限のライン?は超えていると勝手に思っている。

ドストエフスキー原作という予備知識が先行しているせいか、どうも文学臭さが映像から、登場人物から感じられる気がする。それに加えて、当初は長尺だったのをカットしたからかもしれないが、映像ではなく文字でストーリーを説明するのはあまりに野暮ったすぎる。まあ、これ以上長かったらそれはそれで文句言うだろうけど。

個人的には特にどうといううことはなかったんだけど、一つ言えるのは三船が男前だったと言うこと。三船というと髭生やしている姿しかイメージとして浮かばないが、この映画では結構なイケメンで今までと印象がガラリと変わった。