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ON THE ROAD

適当に音楽や映画などの趣味についてだらだら

『ザ・ファブル』

2022-08-06 23:25:58 | 邦画
最近twitte眺めていると、やたらマンガ『ファブル』の広告が目に付く──── マンガはお試しで読んだことあったが、せっかくなので映画も観てみた────

ずっとファブル調で書くのはだるいので普通に書く。
原作のことをよく知らない身としては普通に面白かった。ただ、後半のアクションシーン、スピード感あって良くできているのだけど、今ひとつ見せ場には欠けるかな。もうちょうい映画を象徴するくらいのシーンがあってもよかった。ちょいと単調なアクションではあった。

キャストは佐藤二朗がアレなのはしかたないにしても、なかなか良かった。観るまで岡田くんみたいな整いすぎたお顔立ちはどうかと思ったが、違和感はなかった。

続編も無料で観られるようになったら観るつもり。

『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』

2022-06-25 23:17:20 | 邦画
※ネタバレあり



前から普通に好きではあったが、ここ数年はDB芸人の影響で特にドラゴンボールが好き。
なのでこの度、映画館で新作観てきた。

好きではあるものの結局誰が敵だろうと悟空が倒すんでしょという、マンネリ感も心の奥にはあった。今作も悟飯とピッコロが活躍するとは小耳に挟んではいたが、最後には…という気持ちを抱えていた。
ところが今作は悟空、ベジータは本筋に絡むことのない脇役。ホントにピッコロと悟飯が大活躍で嬉しい。しかも、ラスボスは全く前情報がなかったセルで「マジかよ」と驚愕だった。悟飯が魔貫光殺砲使うのも激アツ。
劇場オリキャラもいい感じだったし、ここ数年の劇場版ではダントツで楽しめた。

まあ、野暮ながら言わせてもらうとご都合主義が過ぎたかなというところはある。悟飯もピッコロもあんなに簡単にパワーアップするのかよ。

邪推かもだが、悟空、ベジータがメインを外れたのは声優がご高齢だからか。いや、悟飯は同じ人だった。

『音楽』

2022-01-25 23:19:07 | 邦画
公開当時に結構話題になったので気にはなっていた。
てっきり手作り感あふれるインディーズアニメ映画かと思いきや、竹中直人や駒井蓮ちゃんとキャストが豪華だったりロトスコープを用いたりしていて侮れなかったりする。

ヤンキー学生がひょんなことからバンドを始めるというゆるい日常アニメかと思いきや、ものすごいエネルギーに満ちている。70分と実際に上映時間は短いながら、引き込まれて一気に観てしまった。

ベースとギターの違いもわからないヤンキーにあんな凄い演奏ができるなんて…と感動したいところだが、普通に演奏上手くて笑える。出してる音自体は単純だが、初心者は音を出すのだって難しいはず。しかも最後はやたらテクニカルなリコーダーでセッションまでしているからとんでもない。
まあ、そういうツッコミを抜きにしても普通に面白いから全然あり。内容から察するに製作者は結構な音楽好きと観た。その辺りがいい意味で隠しきれていない。

全編に無駄が一切ない脱力感はクセになる人には来るものがある。単純さの奥にある深さを味わうことができる。

『ジャズ大名』

2022-01-24 22:43:55 | 邦画
物語は幕末の日本に流れ着いた黒人が大名とジャムセッションする映画。なんというか今まで観た映画とは一味違う。筒井康隆の原作ではあるが、ストーリーなんてあってないようなもの。でも、そこには計算された魅力があるようだから不思議だ。

ラストに大名屋敷総出でセッションしている様はわちゃわちゃしてまとまりがないようでありながら、不思議と一体感を感じる。今まで色んな映画を観てきてはいるが、これだけライブ感を感じる作品も珍しい。和と洋ジャンル、国を超えた音楽の原始を感じることができる。


『エレキの若大将』

2021-12-18 15:21:03 | 邦画
若大将シリーズはたくさんあるが、一本も観たことない。全部観るのはさすがに起きんが、とりあえず一番有名なやつだけでも観ておこうと。

当然ながら昭和感は溢れているが、普通に面白い作品であった。
物語の核は寺内タケシも助演してのバンド演奏だが、見応えのあるシーンだ。やはり、この時代は必然的にサウンドがベンチャーズになるんだな。

もちろんツッコミどころはあるのだが、そういう大らかさも今観ると新鮮だ。変にセンチなったりするんでなく、こういう突き抜けた快感さは今の映画では味わえない。

もちろんそこには加山雄三があってのこと。観ていて「若大将」という言葉がぴったりのはまり役であった。家柄よし、ルックスよし、そんでギターも弾けたら人気者になるわけだわ。