京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

しば漬けの漬け込みが始まっています。

2015-05-25 13:45:13 | お漬物の話

とてもありがたい話ですが…

予想以上に、しば漬がよく売れており、在庫が乏しくなってきました。

本来、味付けのしば漬は、生しば漬では出せないような、ひねもの(1年以上たったもの)を使って製造しているのですが、

味しば用のしば漬も足りなくなってきました。

そういうわけで、少々フライング気味ですが、しば漬の漬け込みが始まりました。

こんなかわいらしい、苗床の紫蘇を使います。

鶏で言ったら、若鶏、ひよこです

味はどうなのでしょうか。

優しく穏やかなイメージですが、意外にも生えたてでバイタリティーあふれた味なのかもしれません。

泳いでいるなすを捕まえて・・・

スライサーにかけます。

今日のニュースで、野菜高騰、と言っていますが、

こちらのお茄子の仕入れ値は安いほう(この時期にしては?かな)だったそうです。

こういうタイミングの仕事が、後々功を奏してくるかもしれません。

さきほどの赤紫蘇のひよこ

お茄子にかけて・・・

お塩を振って・・・

混ぜます

混ぜます

こちらは、本当ならば、撹拌の機械の仕事ですが、

まだ機械の設置が出来ておらず、人力ですることになりました。

毎年、しば漬の機械は、夏期限定で設置しているのです。

そうしてできた、しば漬

茄子の和え物、みたいですね。

そうです。

しば漬って、もともと家庭料理であるだけに、(しかも昔からある)

やることはすごく簡単なのです。

分量と重石加減だけ気を付ければ、簡単にできます。

 

何が大変かというと、1年分のしば漬を貯蔵しておく場所の確保が大変です。

街中では、匂いがするから絶対に苦情がきますね。

なるべく臭くならないように、掃除することも大事です。

 

さあ、2015年しば漬がスタートしました。

今年も美味しいしば漬を皆様にお届けできるよう、頑張っていきたいと思います。

新しいしば漬で作った、味付けしば漬も楽しみです。

辻しばグレードアップしたいと思います