京都大原紫葉工房便り

京都洛北・大原の里のしば漬屋から、毎日!情報発信。

岩村城下~岐阜旅行のその後。

2011-02-17 16:07:14 | 妻!日記
約半年前に行った岐阜旅行・・・
やっとのことで、最終章です


岩村城を散策した後は
その足で、宿泊地・岩村山荘に行きました。



太鼓櫓・資料館のすぐ横にあるので
まるで、お城の付属のような建物です

岩村城主の気分でおくつろぎください・・・
みたいな誘い文句で、即!ネット予約しました

晩御飯は、戦国料理・・・



要するに、バーベキューみたいな感じの囲炉裏の食事なのですが
素朴な味を好む子達には、大好評でした



お店の人が、焼いてくれたり、火の番をしてくれるところも
今まで経験したことがなくて、面白かったです



ジャガイモを練ったお餅

焼しいたけが食べれるのも、私の宿決め手のひとつでした
子達は、普段はしいたけ食べませんが
岩村山荘で食べたヤツなら食べれると言います。

味付けは、タレもあったけど
基本はお塩!

思い切り振ってもらったのを頂くのですが
これが美味しかった

普段は、体を思って控えめにしてますが
濃いめにかけた方が美味しいですね。
(時代に逆行した意見ですが)



お店で泳いでいたアユ



焼きおにぎりと五平餅

食べきれなかったので
早朝食&昼食にしました。

お持ち帰りにしてもらえる、お心遣いもうれしいですね

車の中では、取り合いになってしまいました
とても良い味付けでした



朝ご飯は、控えめで、美味しいものをちょっとずつ頂く趣向

自家製の甘味噌は美味しかったので、買って帰りました。
たまご焼きも関西のと違って、すごく甘くて、おいしかったです。



お宿自体は、高級観光旅館というより
何か目的を持った人たちのための(ずばり岩村城でしょうか)お宿という感じです。

お風呂・トイレ・洗面所とお部屋は完全に分かれてるので
多少不便の感は否めませんが
私は、それも一興と思います。

完全なプライベート空間としての宿を追求するのも良いですが、
大なり小なり、お隣さんに気遣いながら滞在する
というのも、日本・日本人の旅の良さではないかと思います。

お宿では、翌日にお月見の会を開かれるとかで
主催者さん(岩村出身の方)も宿泊されてました。

ロビーでなんかしてはるな~という感じだったのですが
朝風呂の帰りにも通りがかったら、
一服勧めていただいて
子達と一緒にお茶を頂きました。

名古屋でお茶コンサルタントをしておられるとか・・・
穏やかで上品なご夫婦でした。

(たぶんビックリするような値段の)歴史があって立派な茶碗で頂きました

とても嬉しい旅の一幕
素敵な一期一会でした



さて
宿を出てからは、岩村城下をぶらぶら・・・

ゆっくりしたいけど、天候が怪しくて
急ぎ足の散策



グルメに走るのも品がないけど
岩村カステラ3店舗制覇に走ってしまった私

3店舗のカステラ写真を陳列する予定でしたが
秋のドタバタのうちに、撮影を忘れてました

上の松浦軒本店さんのカステラ写真なし・・・

下は、かめやさんのカステラ



焼印が入っているので
スタンプラリーみたいに集めたくなるんですよね・・・



お次は、松浦軒本舗さんのカステラ



一軒が元祖、後がのれん分けのお店だそうです。
どれが一番、とか言うより
値段も手ごろなので、ぜひ3店とも言ってほしいです

歩いて移動できる距離なのでグ~です



なぜ、岩村でカステラなのか、という疑問

・・・

文教藩岩村の歴史と関係があります。

江戸時代の岩村藩士で蘭方医だった神谷雲沢という人
長崎留学の折に、学問と一緒に
カステラの作り方も教わってきたのだそうです。

あくまで、病人の滋養食としてですけどね

関係ないかもしれないけど
お隣の明知藩の・・・遠山の金さんのお父さんは
長崎奉行勤めだったし、その辺のコネクションもあったのかもしれませんね。

一見地味な山村のようですけど
奥深くてミステリアスな岩村です


洋食の王道ハヤシライスを一般に広めたのも、岩村ゆかりの「はやし」さんだという説もあります。



「女城主」というお酒を造っている酒屋さん
松浦軒本店の向かい



若!がどうしても見たい、と言った、明知鉄道岩村駅

途中で夕立みたいな雨が降ってきたので
最後は急いで退散~しましたが
天気の良い時にゆっくり散策したいなと思いました。

何度も何度も通いたい岩村ですね




さてさて

帰りは、国道19号線を名古屋方面に移動

多治見の織部ストリートにて
陶器のお買いもの



半額フェアのお店で
憧れの志野焼の花瓶を買いました。

初めての、陶器・大人買い
立派な陶器で飾るところがない
いまだ押し入れの中に隠してあります。

そして

名神高速で帰路・・・
関ヶ原で降りて

資料館と石田三成陣の散策



愛しの大谷吉継陣の方も・・・


(見えてる中央の山は、宇喜多秀家陣だと思う、その奥が大谷陣)


(馬防柵)

三成陣に行くのは、3回目なんじゃないかと思います。
最初に来たときは、こんなに整備されてなかったような・・・




今では「風雲児たち」大好きの次男
戦国マニアを自称しています。

関ヶ原の武将では、島津義弘のファンなんだそうです。
敵陣中央突破が心打ったのでしょうか・・・

ちなみに、漫画で一番かっこいいのは
大黒屋光太夫、だそうです


すっかりマニア化してます。

いつもかなり(妻!の)自分勝手な旅行セレクトをしていますが
戦国マニアに染まってくれた次男、うれしいです。