昨年発売され、本屋で平積されていた本。
資本主義の末期的症状がアメリカであらわれている・・恐るべきほどの経済格差、会社というものを一部のCEOが
自らのキャピタルゲインのみを求め、株価を上げるためにリストラを断行し、短期的な利益をあげて株価からの
収入で莫大な利益をえるCEOたち、会社はすでに公の側面はひとつもない、真の私物化、利益をむさぼる道具に
成り果てている。
その富が一部の富裕層にシフトするにつれて政治もそこにシフトをしてきた、税制による優遇、これは日本でも現在
富裕層に対する税制優遇策をみればあきらかであるし、安倍政権が目指す方向もそうである。
言論の自由はゆがめられ、言論の自由は聞いてもらう自由でもあり、おお金持ちが大きな声をだせば、ほとんどの市民の声は
損なわれる。新しい時代の独占の形 農産物、農薬大手モンサント社をみれば遺伝子組み換え作物を一度つくればその種は
再生せず、永遠にモンサント社から種を買うことになる・・
すべてはワシントンでの大企業のロビー活動
抜粋・・・
職業が価値を決め、それがその人の持つ美徳や社会的責任を示してるというこれまでの常識はさらに適用しなくなる
正社員でありながら貧しいままの人々が相当増えている一方、全く働いてないのに裕福な人々が少なからずいるのだ。
きりがないので
ここでやはりいいたかったのは貧困側の対抗勢力が必要だということを力説している。
労働組合は崩壊し、政治は二大政党制で貧困層の声をきくところはない。
拮抗勢力をいますぐ作るしかないと教授は訴える。